第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績に関する説明

当中間会計期間において、当社はImpulse、Neuron ESに関する新たな顧客創出や、各製品の機能強化に注力して参りました。

この結果、当中間会計期間における売上高は517,149千円(前年同期比11.7%増加)、売上総利益は266,910千円(前年同期比3.4%増加)、営業損失は7,752千円(前年同期は21,294千円の営業利益)、経常損失は7,469千円(前年同期は21,185千円の経常利益)、中間純損失は6,330千円(前年同期は13,552千円の中間純利益)となりました。事業全体での高い成長を実現するために、積極的なサービス開発及び人員強化を引き続き進めて参ります。なお、当社はエンタープライズAIソフトウエア事業の単一セグメントであるため、セグメント別の経営成績に関する記載は省略しております。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産の部)

 当中間会計期間末における総資産は1,727,393千円となり、前事業年度末に比べ133,273千円減少いたしました。流動資産は1,322,199千円(前事業年度末比126,971千円減少)となりました。主な減少要因は、現金及び預金が142,630千円減少したこと等によるものであります。また、固定資産は405,193千円(前事業年度末比6,301千円減少)となりました。主な減少要因は、ソフトウエア(ソフトウエア仮勘定含む)の減少17,011千円、投資その他の資産に含まれる繰延税金資産の増加10,948千円等によるものであります。

 

(負債の部)

 当中間会計期間末における負債は258,059千円となり、前事業年度末に比べ45,642千円減少いたしました。主な減少要因は、契約負債の減少46,534千円等によるものであります。

 

(純資産の部)

 当中間会計期間末における純資産は1,469,334千円となり、前事業年度末に比べ87,631千円減少いたしました。これは、自己株式の増加85,800千円、中間純損失の計上による利益剰余金の減少6,330千円、新株予約権の行使による新株の発行により、資本金が2,250千円、資本準備金が2,250千円それぞれ増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローに関する説明

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は1,167,230千円となり、前事業年度末に比べ142,630千円減少いたしました。当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間末における営業活動による資金の増加は32,496千円(前年同期は50,689千円の増加)となりました。これは主に、税引前中間純損失7,469千円、減価償却費108,394千円の計上、契約負債の減少による支出41,518千円、法人税等の支払による支出11,108千円、長期契約負債の減少による支出7,996千円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間末における投資活動による資金の減少は90,825千円(前年同期は130,198千円の減少)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出88,446千円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間会計期間末における財務活動による資金の減少は84,300千円(前年同期は11,560千円の増加)となりました。これは、自己株式の取得による支出85,800千円、新株予約権の行使による株式の発行による収入4,500千円、長期借入金の返済による支出3,000千円によるものであります。

 

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の「重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」の記載について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

当中間会計期間における当社の研究開発活動の金額は38,745千円であります。なお、当中間会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。