第3【設備の状況】

1【設備投資等の概要】

当社グループにおける当連結会計年度の設備投資は、グループ全体で257,458百万円となりました。セグメント別の概要は以下のとおりです。

 建築ガラスにおいては、33,809百万円の設備投資を実施しました。

 オートモーティブにおいては、35,472百万円の設備投資を実施しました。

 電子においては、日本におけるEUV露光用フォトマスクブランクス製造設備の増強等で40,561百万円の設備投資を実施しました。

 化学品においては、東南アジアにおけるクロールアルカリ製品製造設備の増強、日本におけるフッ素関連製品製造設備の増強等で108,197百万円の設備投資を実施しました。

 ライフサイエンスにおいては、欧州における合成医薬・バイオ医薬品開発製造受託用設備の増強及び日本におけるバイオ医薬品開発製造受託用設備の増強等で35,768百万円の設備投資を実施しました。

 これらの設備投資の所要資金は、自己資金、借入金等により賄いました。

 

2【主要な設備の状況】

(1) 提出会社

2024年12月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

関西工場尼崎事業所

(兵庫県尼崎市)

電子

電子用ガラス

製造設備

2,466

7,920

1,042

(158)

90

11,519

138

関西工場高砂事業所

(兵庫県高砂市)

電子

電子用ガラス

製造設備

3,882

2,443

742

(452)

344

7,412

288

AGC横浜テクニカル
センター

(神奈川県横浜市鶴見区)

建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンス、セラミックス・その他

建築用板ガラス、自動車用ガラス製造設備、研究開発実験設備等

28,016

15,602

1,333

(277)

3,733

48,686

1,752

千葉工場

(千葉県市原市)

化学品、ライフサイエンス

化学品、合成医農薬中間体・原体、バイオ医薬品原薬製造設備

32,919

45,517

5,879

(797)

3,853

88,170

1,423

愛知工場

(愛知県知多郡武豊町及び豊田市)

オートモーティブ

自動車用ガラス等製造設備

9,224

18,660

2,615

(638)

2,383

32,883

1,156

鹿島工場

(茨城県神栖市)

建築ガラス、

化学品

建築用板ガラス、化学品製造設備

11,390

26,856

2,565

(849)

973

41,786

721

相模工場

(神奈川県愛甲郡愛川町)

オートモーティブ

自動車用ガラス製造設備

2,317

4,715

2,296

(114)

850

10,180

530

本社

(東京都千代田区)

セラミックス・その他

その他設備

9,592

10,005

9,192

(409)

7,234

36,024

1,815

注 各事業所の内容には管轄の厚生施設等を含んでおります。また、本社には、関係会社に賃貸している土地等を含んでおります。

 

 

(2) 国内子会社

2024年12月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

AGCグラスプロダクツ㈱

鹿島工場

(茨城県神栖市)他

建築ガラス

建築用板ガラス製造設備

2,072

4,581

925

(67)

1,231

8,811

986

〔100〕

AGCテクノグラス㈱

静岡工場

(静岡県榛原郡)他

電子

光学用・理化医療用製品等製造設備

1,837

7,005

3,482

(229)

312

12,638

513

伊勢化学工業㈱

白里工場

(千葉県大網白里市)他

化学品

ヨウ素製品製造設備

4,613

6,454

2,018

(254)

1,016

14,103

283

AGCセラミックス㈱

(注4)

高砂工場

(兵庫県高砂市)

セラミックス・その他

セラミックス製品製造設備

2,670

875

(-)

155

3,701

283

 

(3) 在外子会社

2024年12月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

AGC Glass Europe グループ

Moustier

Plant

(Moustier,

 Belgium) 他

建築ガラス、オートモーティブ

建築用板ガラス・自動車用ガラス製造設備

42,948

76,471

13,774

(7,413)

21,872

155,067

12,780

AGC Flat Glass North America, Inc.グループ

Automotive Fabrication plants (Kentucky, U.S.A.) 他

オートモーティブ

自動車用

ガラス製造

設備等

4,189

6,788

866

(1,149)

2,339

14,184

2,054

〔389〕

艾杰旭顕示玻璃股份有限公司

雲林工場

(Yunlin

hsien,

Taiwan) 他

電子

電子用

ガラス製造

設備

19,940

67,112

10,472

(250)

3,053

100,579

1,699

PT Asahimas Chemical

Anyer Plant

(West Java,

 Indonesia)

化学品

化学品

製造設備

33,630

103,451

9,434

(994)

3,474

149,990

1,232

〔513〕

AGC Biologics, Inc.

Seattle, U.S.A. 他

ライフサイエンス

バイオ医薬品原薬製造受託用設備

14,076

11,458

4,231

(1,068)

858

30,625

763

注 1  帳簿価額の「その他」の内訳は、工具器具及び備品、使用権資産並びに無形資産であり、建設仮勘定は含んでおりません。

2  土地面積には借地は含んでおりません。

3 〔 〕内は臨時従業員数であり、年間の平均人員数を外数で記載しております。

  (従業員数の10%以上の場合のみ記載しております。)

4 当該事業所は事業用地の全てにつき、提出会社から賃借しております。

 

3【設備の新設、除却等の計画】

(1)設備の新設・拡充等の計画

当社グループの設備投資については、経済情勢、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して実施しておりますが、当社グループは国内外において多種多様な事業を行っており、当連結会計年度末時点ではその設備の新設・拡充等の計画を個々のプロジェクトごとに決定しておりません。そのため、セグメントごとの数値を開示する方法をとっております。

当連結会計年度後1年間の設備投資(設備の新設・増強・合理化等)は2,400億円であり、セグメントごとの内訳は次のとおりであります。

 

セグメントの名称

2025年度

計画金額

(億円)

設備等の主な内容・目的

資金調達方法

建築ガラス

350

・建築用ガラス製造窯の修繕

・生産能力増強、合理化、維持更新等

自己資金及び借入金

オートモーティブ

330

生産能力増強、合理化、維持更新等

電子

560

・ディスプレイ製造窯の修繕

・電子部材関連の製造設備増強

・生産能力増強、合理化、維持更新等

化学品

800

・東南アジアにおけるクロールアルカリ関連

 製品の生産能力増強及び日本におけるフッ

 素関連製品の生産能力増強等

・合理化、維持更新等

ライフサイエンス

330

・バイオ医薬品・合成医農薬CDMOの生産能力

 増強

・合理化、維持更新等

 報告セグメント計

2,370

 

 

セラミックス・その他

30

生産能力増強、合理化、維持更新等

自己資金及び借入金

合計

2,400

 

 

 

(2) 設備の除却計画

経常的な設備の更新を除き、計画している重要な設備の除却計画はありません。

 

(3) 設備の売却計画

経常的な設備の売却を除き、計画している重要な設備の売却計画はありません。