第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 業績の状況

当中間連結会計期間(2024年8月21日~2025年2月20日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあって緩やかな回復がみられたものの、資源価格の高騰や物価の上昇基調など先行き不透明な事業環境が続いております。

このような環境の中、当社グループはビジョンである「Change the office mirai」の実現と中長期の成長を目指して新たに策定した中期経営計画「Growth Plan 2027」に沿って、サプライ事業を基盤事業、ITソリューション事業を成長事業と位置付け、グループ会社を挙げて重点施策を推進してまいりました。

当中間連結会計期間においては、PC販売等が好調のITソリューション事業が牽引し、前年同期比で増収増益となりました。なお、親会社株主に帰属する中間純利益については、前年同期は政策保有株式売却による特別利益計上の影響が大きかったため、前年同期比で減益となっています。

これらの結果、当中間連結会計期間の売上高は9,164,884千円(前年同期比5.9%増)、営業利益は166,143千円(前年同期比12.7%増)、経常利益は218,957千円(前年同期比4.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は137,985千円(前年同期比13.7%減)となりました。

 

指標

当期実績

(千円)

当初予想
 (千円)

当初予想比
 (%)

前期実績
 (千円)

前期比
 (%)

売上高

9,164,884

9,000,000

1.8

8,652,865

5.9

営業利益

166,143

170,000

△2.3

147,370

12.7

経常利益

218,957

220,000

△0.5

209,051

4.7

親会社株主に帰属

する中間純利益

137,985

140,000

△1.4

159,815

△13.7

 

 

なお、当社連結子会社である株式会社青雲クラウンの業績は、多くの顧客の年度末及び年度始めにあたる当社第3四半期連結会計期間以降に売上高が多く計上されるという季節的変動があります。
 
 セグメント別の業績は次の通りであります。
(サプライ事業)

特に仕入商品の拡販が堅調に推移し、売上に貢献しました。一方で、売上構成比において利益率の高い自社製品の割合が減少したことにより、セグメント利益は減益となりました。
 これらの結果、売上高は7,104,646千円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は375,323千円(前年同期比3.0%減)となりました。

 

 

(ITソリューション事業)

グループ全体におけるPC販売や大型案件が好調に推移したことで、売上・利益ともに増加しました。
 これらの結果、売上高は2,060,238千円(前年同期比22.1%増)、セグメント利益は68,830千円(前年同期比31.1%増)となりました。 

 

(2) 財政状態の分析

当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ280,934千円増加し、9,147,520千円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末に比べ338,525千円増加し、6,091,518千円となりました。これは、主に現金及び預金が170,321千円、受取手形及び売掛金が159,047千円増加したこと等によります。
  固定資産は、前連結会計年度末に比べ57,590千円減少し、3,056,002千円となりました。これは、有形固定資産が26,703千円、無形固定資産が10,476千円、投資その他の資産が20,410千円減少したことによります。

流動負債は、前連結会計年度末に比べ219,991千円増加し、4,388,023千円となりました。これは、主に支払手形及び買掛金が197,543千円、短期借入金が141,368千円増加し、電子記録債務が100,341千円減少したこと等によります。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ31,976千円減少し、455,998千円となりました。これは、主に長期借入金が9,498千円減少したこと等によります。

純資産は、前連結会計年度末に比べ92,919千円増加し、4,303,498千円となりました。これは、主に利益剰余金が94,435千円増加し、その他有価証券評価差額金が10,055千円減少したこと等によります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ213,642千円増加し、2,102,560千円となりました。

当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、117,678千円(前中間連結会計期間は50,153千円の使用)となりました。収入の主な要因は、税金等調整前中間純利益225,448千円であり、支出の主な要因は、売上債権の増加額159,047千円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果獲得した資金は、8,265千円(前中間連結会計期間は41,864千円の使用)となりました。収入の主な要因は、定期預金の払戻による収入48,132千円であり、支出の主な要因は、無形固定資産の取得による支出32,640千円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は、87,699千円(前中間連結会計期間は547,550千円の獲得)となりました。収入の要因は、短期借入金の純増額160,000千円であり、支出の主な要因は、長期借入金の返済による支出28,130千円、配当金の支払額43,753千円であります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

当社グループでは、リサイクル新製品に関する研究開発活動を行っており、当中間連結会計期間の研究開発費は6,319千円であります。
 なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。