当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当中間連結会計期間における我が国の経済は、利上げ方向への金融政策が進行し、物価上昇と人手不足を背景とした賃金の改善が見込まれる一方、国外に目を向けると、米新政権の政策を巡る不確実性が高く、米国の政策の影響を受けて国内景気が一時的に鈍化する恐れがあるため、依然として不透明な状況が継続しています。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。
このような事業環境の下、当社グループは主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図るとともに、新規事業領域の「Engagement Suite」及び「Wantedly Hire」の提供を進めており、当中間期末時点で登録企業ユーザ数は4.2万社(※)、登録個人ユーザ数は420万人(※)となりました。
当社グループの営業収益は基本プランの利用料であるストック収益及びスカウトオプション等の販売のフロー収益の2つの種類に分解して認識しております。顧客単価の改善によりストック収益が堅調に推移したことで、前年同期と比較して増収となりました。以上の結果、当中間連結会計期間の営業収益は2,477,674千円(前年同期比+6.4%)、営業利益は924,183千円(前年同期比+23.9%)、経常利益は915,006千円(前年同期比+24.3%)、親会社株主に帰属する中間純利益は578,777千円(前年同期比+29.2%)となりました。
なお、当社は「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。
(2)財政状態に関する分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末における流動資産の残高は6,105,391千円で、前連結会計年度末に比べて1,145,328千円増加しております。現金及び預金の増加1,194,545千円が主な要因であります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末における固定資産の残高は474,015千円で、前連結会計年度末に比べて165,875千円増加しております。敷金の増加146,736千円が主な要因であります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末における流動負債の残高は1,376,959千円で、前連結会計年度末に比べて114,453千円増加しております。未払金の増加77,315千円及び未払法人税等の増加63,434千円が主な要因であります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末における固定負債の残高は800,000千円で、前連結会計年度末に比べて800,000千円増加しております。長期前受金の増加800,000千円が要因であります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産の残高は4,402,447千円で、前連結会計年度末に比べて396,750千円増加しております。配当金の支払及び親会社株主に帰属する中間純利益の計上による利益剰余金の増加388,830千円が主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1,194,545千円増加し、5,716,506千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,535,178千円の収入(前年同期は415,699千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前中間純利益933,254千円の発生、移転補償金の受取額800,000千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、151,360千円の支出(前年同期は9,618千円の支出)となりました。これは主として、敷金及び保証金の差入による支出142,110千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、189,645千円の支出(前年同期は189,158千円の支出)となりました。これは、配当金の支払額189,645千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当中間連結会計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当中間連結会計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。