当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり、一部足踏みが見られながらも緩やかな回復が続きました。しかしながら、欧米における高い金利水準の継続や中国経済の先行き懸念等による海外景気の下振れリスク、物価上昇、アメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢や金融資本市場の変動等の影響があり、依然として先行き不透明な状況が続きました。
当工作機械業界におきましては、外需を中心に堅調な需要水準を保ってはいるものの、設備投資に対する姿勢が業種や国・地域に違いが見られ、内外需とも力強さに欠ける状況が続きました。
このような経営環境の中におきまして、当社グループは市場及びお客様の期待に合致した製品づくりの追求を行いながら、全社的なコスト削減の実施に取組んでまいりました。この結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高2,822百万円(前年同期比44.6%増)、営業利益374百万円(前年同期は営業損失12百万円)、経常利益787百万円(前年同期比91.2%増)、親会社株主に帰属する中間純利益533百万円(前年同期比92.6%増)となりました。
なお、当社グループの事業は、研削盤の製造及び販売を事業内容とする単一セグメントであります。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当中間連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,022百万円増加し、11,606百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が717百万円減少したものの、現金及び預金が1,521百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当中間連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて55百万円減少し、4,480百万円となりました。これは主に、投資有価証券が33百万円、有形固定資産が20百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(流動負債)
当中間連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて657百万円増加し、2,157百万円となりました。これは主に、買掛金が102百万円減少したものの、契約負債が423百万円、短期借入金が213百万円、未払法人税等が202百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(固定負債)
当中間連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて5百万円増加し、440百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が12百万円減少したものの、役員株式給付引当金が13百万円、株式給付引当金が7百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて304百万円増加し、13,489百万円となりました。これは主に、自己株式を206百万円取得したものの、利益剰余金が487百万円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、8,100百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,587百万円増加いたしました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,567百万円(前年同期138百万円資金使用)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益が787百万円、売上債権の減少が702百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は101百万円(前年同期221百万円資金使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出が108百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は38百万円(前年同期493百万円資金使用)となりました。
これは主に、短期借入金の増加が213百万円あったものの、自己株式の取得が206百万円、配当金の支払いが45百万円あったことによるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、48百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、又は、締結等はありません。