第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当社は「楽しいね!を、世界中の日常へ。」というミッションを掲げ、世界中の一人でも多くの人々の日常に、家族や友達と「楽しいね!」と笑いあえるひとときを届け、国・言語・文化・年齢・性別等あらゆる壁を越えて誰もが楽しめるプロダクト・サービスを創り、コミュニケーションを通じた「笑顔」を世界の隅々まで広げることを目指しております。

 当中間会計期間の売上高の状況につきましては、協業先との有力IPタイトル2本の新規開発が概ね想定どおりに進捗し、新規タイトル開発及び「パンドランド」等の既存タイトル運営に係る開発・運営売上高は前年同期比で増収となり、売上高構成比は約57%となりました。一方で、2024年3月にサービス終了した「ジャンプチ ヒーローズ」日本版及び繁体字版の減収影響や「クラッシュフィーバー」も前年同期比で減収となったことを要因に、会社全体では前年同期比で減収となりました。

 営業利益については、2024年9月の「アリスフィクション」のサービス終了に伴う収益認識があったことや、中長期的な収益の拡大に向けた新規タイトル開発の進捗に応じた開発・運営売上高が堅調に推移した一方で、売上高減収の影響に加え、2025年4月下旬に予定している「パンドランド」のグローバル展開に向けた追加開発負担が発生したこと等により、前年同期比で減益となりました。また、2025年2月に実施した無担保社債の発行に伴い、社債発行費を営業外費用に11,039千円計上しております。

 この結果、当中間会計期間の売上高は1,164,243千円(前年同期比6.1%減)、営業損失は45,760千円(前年同期は営業利益132,240千円)、経常損失は62,847千円(前年同期は経常利益129,335千円)、中間純損失は91,339千円(前年同期は中間純利益105,814千円)となりました。

 なお、当社はモバイルゲーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

(注)2024年9月1日より、従来「エンターテインメントサービス事業」としていたセグメントの名称を「モバイルゲーム事業」に変更しております。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当中間会計期間末の流動資産は1,739,260千円となり、前事業年度末に比べ91,725千円減少しました。これは主に、売掛金が57,956千円増加したものの、未収入金の減少等によりその他の流動資産が76,311千円、現金及び預金が55,112千円減少したことによるものであります。

 固定資産は260,117千円となり、前事業年度末に比べ55,360千円減少しました。これは主に、運営権が34,999千円減少したことによるものであります。

 この結果、総資産は1,999,378千円となり、前事業年度末に比べ147,085千円減少しました。

 

(負債)

 当中間会計期間末の流動負債は696,008千円となり、前事業年度末に比べ267,768千円減少しました。これは主に、未払金が160,558千円、前受金の減少等によりその他の流動負債が90,907千円減少したことによるものであります。

 固定負債は647,076千円となり、前事業年度末に比べ201,262千円増加しました。これは主に、長期借入金が103,468千円減少したものの、社債が300,000千円増加したことによるものであります。

 この結果、負債合計は1,343,085千円となり、前事業年度末に比べ66,506千円減少しました。

 

(純資産)

 当中間会計期間末の純資産は656,292千円となり、前事業年度末に比べ80,579千円減少しました。これは主に、利益剰余金が91,339千円減少したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ55,112千円減少し、1,274,996千円となりました。当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は、232,667千円(前年同期は205,843千円の獲得)となりました。これは主に、未払金の減少額161,890千円、前受金の減少額70,271千円があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、4,465千円(前年同期は75,212千円の獲得)となりました。これは、預り保証金の受入による収入4,730千円があったものの、敷金及び保証金の差入による支出5,499千円、有形固定資産の取得による支出3,696千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は、182,020千円(前年同期は249,138千円の使用)となりました。これは、長期借入金の返済による支出157,940千円、社債の償還による支出149,000千円があったものの、社債の発行による収入488,960千円があったことによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。