第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

(1) 連結経営指標等

 

回次

第62期

第63期

第64期

第65期

第66期

決算年月

2021年1月

2022年1月

2023年1月

2024年1月

2025年1月

売上高

(千円)

10,924,099

経常利益

(千円)

884,700

親会社株主に帰属する

当期純利益

(千円)

618,293

包括利益

(千円)

616,799

純資産額

(千円)

2,269,029

総資産額

(千円)

4,340,936

1株当たり純資産額

(円)

319.04

1株当たり当期純利益金額

(円)

86.93

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

52.3

自己資本利益率

(%)

31.1

株価収益率

(倍)

7.7

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,434,886

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

62,363

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

782,270

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

1,085,849

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(人)

181

(375)

(-)

(-)

(-)

(-)

 

(注) 1.従業員数は他社との比較を容易にするため、勤務地域限定の販売業務に特化した販売職正社員を除いて記載し、当該人数は( )外数に含めて記載しております。

2.従業員数は就業人員であり、販売職正社員及び臨時雇用者(パート社員、派遣社員を含む。)の人数は、( )外数で記載しております。また、販売職正社員及び臨時雇用者の人数は、年間の平均人員を記載しております。

3.第62期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません

4.第63期より連結財務諸表を作成しておりませんので、第63期以降の連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第62期

第63期

第64期

第65期

第66期

決算年月

2021年1月

2022年1月

2023年1月

2024年1月

2025年1月

売上高

(千円)

10,924,099

11,626,042

12,198,492

12,085,442

12,637,840

経常利益

(千円)

872,064

1,014,171

527,543

48,942

323,341

当期純利益

(千円)

614,923

692,531

341,039

12,268

187,357

持分法を適用した場合の
投資利益

(千円)

資本金

(千円)

380,485

380,485

380,485

380,485

380,485

発行済株式総数

(株)

7,112,400

7,112,400

7,112,400

7,112,400

7,112,400

純資産額

(千円)

2,269,257

2,904,894

3,121,653

3,043,255

3,171,881

総資産額

(千円)

4,335,995

4,552,178

4,523,311

5,164,773

5,082,275

1株当たり純資産額

(円)

319.08

408.45

439.82

430.70

449.16

1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)

(円)

8

10

10

8

8

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

86.46

97.37

47.95

1.73

26.50

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

52.3

63.8

69.0

58.9

62.4

自己資本利益率

(%)

30.9

26.8

11.3

0.4

6.0

株価収益率

(倍)

7.8

6.7

12.8

374.8

23.8

配当性向

(%)

9.3

10.3

20.9

461.9

30.2

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

251,267

74,794

825,149

357,928

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

134,320

257,286

304,880

254,034

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

262,356

116,497

44,250

117,515

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

940,248

641,259

1,117,279

1,103,656

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(人)

181

189

203

189

175

(375)

(354)

(335)

(334)

(323)

株主総利回り

(%)

103.3

102.7

97.4

104.3

102.6

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(110.0)

(117.7)

(126.0)

(166.9)

(186.7)

最高株価

(円)

875

738

680

730

741

最低株価

(円)

333

636

541

570

550

 

(注) 1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第64期の期首から適用しており、第64期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2.従業員数は他社との比較を容易にするため、勤務地域限定の販売業務に特化した販売職正社員を除いて記載し、当該人数は( )外数に含めて記載しております。

3.従業員数は就業人員であり、販売職正社員及び臨時雇用者(パート社員、派遣社員を含む。)の人数は、(  )外数で記載しております。また、販売職正社員及び臨時雇用者の人数は、年間の平均人員を記載しております。

4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

6.第62期まで連結財務諸表を作成しておりますので、第62期までの持分法を適用した場合の投資利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー並びに現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

7.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

 

 

2 【沿革】

 

年月

事項

1959年2月

精密機械の製造販売を目的に、大阪府大阪市に資本金4,000千円にて株式会社三沢精機製作所を設立。

1977年12月

本店を栃木県宇都宮市雀宮町(現:宇都宮市五代)に移転。

1988年2月

商号を株式会社ミサワに変更して貿易部を設立し、輸入雑貨の卸小売事業に参入。

1994年4月

宇都宮本社新社屋及び配送センターを竣工。

1995年8月

フィリピン共和国アンティポロ市に海外直営工場としてLamon Bay Furniture Corp.(現在、清算手続き中)設立。

1996年4月

東京都中野区東中野に東京支店を開設。

1998年10月

東京支店を東京都渋谷区恵比寿に移転。

1998年11月

関東地区に第1号店となるunico代官山をオープン。unicoブランドの誕生。

2000年1月

精密機械の製造販売を中止。

2000年5月

栃木県河内郡上三川町に家具配送センターを設立。

2000年6月

関西地区で第1号店となるunico大阪(現:unico堀江)を大阪府大阪市西区にオープン。

2001年10月

九州地区で第1号店となるunico福岡を福岡県福岡市中央区にオープン。

2002年4月

東海・中部地区で第1号店となるunico名古屋を愛知県名古屋市中区にオープン。

2003年3月

北海道地区で第1号店となるunico札幌を北海道札幌市中央区にオープン。

2003年8月

家具配送センターを宇都宮市高松町に移転。

2005年2月

東北地区で第1号店となるunico仙台を宮城県仙台市青葉区にオープン。

2006年9月

food事業部を設立し、第1号店 Brasserie ON HOAを東京都渋谷区恵比寿にオープン。

2007年5月

東京支店を東京都目黒区青葉台に移転。

2008年2月

中国・四国地区で第1号店となるunico広島を広島県広島市中区にオープン。

2009年7月

初のカフェ併設店となるunico二子玉川を東京都世田谷区玉川にオープン。

2010年2月

宇都宮本社、東京本社の2本社体制とする。

2010年12月

bistro oeuf oeufを東京都世田谷区玉川にオープン。

2011年2月

兵庫県西脇市平野町に兵庫物流センターを開設。

2011年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場。

2012年5月

宇都宮本社と東京本社を統合。本社を東京都目黒区とする。

2012年8月

北陸地区で第1号店となるunico金沢を石川県金沢市にオープン。

2012年9月

中華人民共和国上海市に日本株式会社三上海代表を開設。

2013年2月

Lamon Bay Furniture Corp.をフィリピン共和国 カルモナ市に移転。

2014年9月

ベトナム社会主義共和国ホーチミン市に株式会社ミサワ駐在員事務所を開設。

2014年12月

本社を東京都渋谷区に移転。

2015年1月

関西物流センターを大阪府泉大津市に移転。

2015年4月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更。

2016年6月

インド支店「Misawa Co., Ltd. Indian Branch」をインド ハリヤーナー州 グルガオン市に開設。

2016年11月

既存ブランド「unico」のセカンドブランド「unico loom」を立ち上げ。旗艦店「unico loom自由が丘」を東京都世田谷区奥沢にオープン。

2018年7月

関西物流センターを大阪府堺市に移転。

2019年11月

関西オフィスを大阪府大阪市に開設。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。

 

 

 

3 【事業の内容】

当社は、「肩の力を抜いた自分らしい暮らしの提案」をコンセプトに家具・ファブリック等及びインテリア・雑貨等(※1)の企画・販売を主たる業務として「unico事業」を展開しております。家具・ファブリック等の商品につきましては、ほぼ全ての商品の企画開発を自社で行い、「unico」ブランド及び「unico loom」ブランドとして全国の直営店及びオンラインショップにて販売しております。インテリア・雑貨等に関しましては、両ブランドの持つブランドイメージ及びメッセージ性を補完するような商品を国内・海外より仕入れて販売しております。

家具・ファブリック等の企画開発につきましては、「自分にも地球にも心地良い、健康で感性豊かなライフスタイルの普及」という当社の経営理念に基づき行っており、開発する商品は国内・海外の協力工場へ製造を委託しております。

また、商品を提供する際の価格とそのデザインや機能のバランスを重視し、商品の素材・構造・ニュアンス等によって、シリーズ毎に適正な協力工場を選択してコストコントロールを行うことで、付加価値に見合った納得感のある価格を実現しております。

両ブランドは主に20代中盤~40代で、自分の個性や感性をより重視して、情緒的で心の満足を追求するような方をメインターゲットとしております。従って、店舗展開につきましてはメインターゲットの集客が見込めるエリア又は商業施設への出店を中心に行っております。

 

[店舗数]

2025年1月31日現在

地区

店舗数

店舗

unico事業

 

 

北海道・東北地区

3店舗

unico札幌(札幌ステラプレイス)、unico仙台(仙台PARCO)、

unico loom青森(ELM)

関東地区

23店舗

unico代官山、unico新宿(LUMINE新宿)、unico池袋(LUMINE池袋)、
unico丸の内(新丸の内ビルディング)、unico北千住(LUMINE北千住)、
unico吉祥寺(coppice KICHIJOJI)、unico二子玉川、
unico湘南(Terrace Mall湘南)、unicoつくば(イーアスつくば)、
unico大宮(LUMINE大宮)、unico町田(LUMINE町田)、unico武蔵小杉(GRANDTREE MUSASHIKOSUGI)、unico立川(LUMINE立川)、

unico stock(三井アウトレットパーク横浜ベイサイド)、
unico川崎(川崎アゼリア)、unico港北(ららぽーと横浜)、
unico流山おおたかの森(流山おおたかの森S・C)、unico上野(上野フロンティアタワー パルコヤ)、unico越谷(イオンレイクタウンkaze)、unico大森(アトレ大森)、unico横浜(NEWoMan横浜)

unico loom国分寺(セレオ国分寺)、unico loom高崎(高崎オーパ)

北陸地区

3店舗

unico金沢(金沢百番街Rinto)、unico新潟(CoCoLo新潟)
unico loom富山(フューチャーシティ・ファボーレ)

東海地区

3店舗

unico静岡、unico名古屋(LACHIC)、unico loom豊田(T-FACE)

関西地区

8店舗

unico京都、unico梅田(ルクア イーレ)、unico堀江、unico神戸、
unicoくずは(くずはモール本館)、unico loom姫路(ピオレ姫路)、

unico loom堺北花田(イオンモール堺北花田)、

unico loomなんば(なんばパークス)

中国・四国地区

5店舗

unico岡山(イオンモール岡山)、unico広島、unico松山(エミフルMASAKI)、
unico高松(瓦町FLAG)、unico loom広島(LECT)

九州地区

4店舗

unico福岡(BiVi福岡)、unico鹿児島(アミュプラザ鹿児島)、
unico大分(アミュプラザおおいた)、unico長崎(アミュプラザ長崎)

合計

49店舗

 

 

 

 

ブランド名の「unico」とは、イタリア語で「たった一つの」、「大切な」、「ユニークな」などの意味を持つ言葉であり、当社ではこの言葉の持つ意味の通り、店舗の規格化や画一化は行わず、店舗毎にテーマを設定し、様々な角度から肩の力を抜いた自分らしい暮らしの提案を行っております。

その他の事業としては、同様のコンセプトのもとに、レストランを直営にて運営する「food事業」を展開しておりました。

 

※1  家具・ファブリック等及びインテリア・雑貨等

[家具]

ソファー、ローテーブル、TVボード、チェスト、キャビネット、シェルフ、ダイニングテーブル、チェア、ベッド等の木製又はスチール製の家具類

[ファブリック]

ベッドリネン、ハンカチ、ポーチ等の布物類等

[インテリア]

カーテン、ラグ、照明、時計等

[雑貨]

上記3分類以外のもの。食器、アロマ、書籍等

 

[事業系統図]


※1  商社を介さず、直接取引の場合もあります。

 

 

4 【関係会社の状況】

当社は、非連結子会社1社を有しておりますが、重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

5 【従業員の状況】

(1) 提出会社の状況

2025年1月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

unico事業

87

(287)

全社(共通)

88

(36)

合計

175

(323)

 

 

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

175

(323)

35.5

7.3

4,585,779

 

(注)1.従業員数は就業人員であり、販売職正社員及び臨時雇用者(パート社員、派遣社員を含む。)の人数は、(  )外数で記載しております。また、販売職正社員及び臨時雇用者の人数は、年間の平均人員を記載しております。

2.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(2) 労働組合の状況

当社の労働組合は結成されておりませんが、労使関係は安定しております。

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

当事業年度

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

62.7

50.0

86.5

85.5

124.2

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。