当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する中で、各種政策の効果もあり、一部に足踏みもみられるものの緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっているほか、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響には十分注意する必要があります。
住宅業界におきましては、国内の新設住宅着工戸数が減少傾向にある中、資材価格の高騰や人件費の上昇を原因とする建築コストの増加など、引き続き厳しい事業環境が継続しております。
このような状況の中、当社グループは当連結会計年度を成長加速期の最終年度として、積極的な投資を行い、長期ビジョン達成に向けた道筋を作ることを目指し、国内事業の収益基盤強化、海外事業の成長拡大、新事業の創造に取り組みました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高4,023百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益265百万円(前年同期比3.8%減)、経常利益259百万円(前年同期比4.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益169百万円(前年同期比0.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 住設・建材EC事業
住設・建材EC事業におきましては、価格改定による購入単価の上昇と既存顧客のリピート購入増加等により前年同期比で増収増益となりました。商品カテゴリ別では、引き続き洗面カテゴリが順調に伸びており、中でも、洗面空間をすっきり見せるスリムミラーボックス≪スミス≫が発売開始から約2年で全商品の売上トップ3に入るなど順調に売上を伸ばしているほか、高級ホテルのようなラグジュアリーな空間を演出する洗面カウンター≪フィオレット≫も引き続きご好評をいただいております。また、当社オリジナル商品の開発者インタビュー記事を作成するなどコンテンツの充実に努めており、新規顧客の獲得及びロイヤルカスタマーの育成を図ってまいります。
以上の結果、売上高3,621百万円(前年同期比5.6%増)、セグメント利益439百万円(前年同期比1.0%増)となりました。
② 住宅事業
住宅事業におきましては、子会社のベストブライト社において経営体制の刷新を行い原価管理の徹底を図ることで利益率の改善が実現しております。一方、加盟工務店と一体となって自由設計でデザイン性の高い住宅設計を可能としていくサービス≪ASOLIE≫では、加盟工務店が当社の提供するデザインコードを利用して建築した「≪ASOLIE≫の家」の建築が進み、加盟工務店へ向けた住設・建材の売上も増加しております。
以上の結果、売上高407百万円(前年同期比28.2%増)、セグメント損失14百万円(前年同四半期はセグメント損失30百万円)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は次のとおりであります。
① 資産
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ544百万円減少し、8,558百万円となりました。その主な要因は、売掛金の増加13百万円、棚卸資産の増加7百万円があった一方で、現金及び預金の減少443百万円、関係会社長期貸付金の減少133百万円があったことによるものであります。
② 負債
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ542百万円減少し、5,506百万円となりました。その主な要因は、前受金の増加156百万円があった一方で、短期借入金の減少256百万円、未払法人税等の減少252百万円、賞与引当金の減少94百万円、買掛金の減少80百万円があったことによるものであります。
③ 純資産
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1百万円減少し、3,051百万円となりました。その主な要因は、新株予約権の増加13百万円があった一方で、利益剰余金の減少13百万円、その他有価証券評価差額金の減少2百万円があったことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の
分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。