【注記事項】
(重要な会計方針)

1  資産の評価基準及び評価方法

(1) 有価証券の評価基準及び評価方法

子会社株式及び関連会社株式

…移動平均法による原価法

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

…時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)

市場価格のない株式等

…移動平均法による原価法

(2) デリバティブ取引の評価基準及び評価方法

…時価法

 

2  固定資産の減価償却の方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

…定額法

(2) 無形固定資産(リース資産を除く)

…定額法

なお、自社利用のソフトウエアについては社内における利用可能期間(10年以内)に基づく定額法により、のれんについてはその効果が発現すると見積られる期間(10年)で均等償却しております。

(3) リース資産

…所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

 

3  引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(2) 賞与引当金

従業員に支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。

(3) 役員賞与引当金

役員に支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額を計上しております。

(4) 退職給付引当金

従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

過去勤務費用は、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定額法により費用処理しております。

数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(13年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。

 

4  収益及び費用の計上基準

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を適用しており、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。当社の収益は主に子会社からの経営指導料及び受取配当金からなります。経営指導料については、子会社への契約内容に応じた受託業務を提供することが履行義務であり、業務が実施された時点において当社の履行義務が充足されることから、当該時点で収益を認識しております。また、受取配当金は効力が生ずる日に収益を認識しております。
 

5  その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1) ヘッジ会計の方法

原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、為替予約等については、要件を満たしている場合には振当処理に、金利スワップについては、要件を満たしている場合には特例処理によっております。

(2) グループ通算制度の適用

グループ通算制度を適用しております。

 

(重要な会計上の見積り)

会計上の見積りにより当事業年度に係る財務諸表にその額を計上した項目であって、翌事業年度に係る財務諸表に重要な影響を与える可能性があるものは、以下のとおりであります。

1 市場価格のない関係会社株式の評価

(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度
(2022年12月31日)

当事業年度
 (2023年12月31日)

子会社株式

1,002,148

1,337,691

関連会社株式

135,493

135,493

 

 

(2) 会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報

市場価格のない関係会社株式は取得原価をもって帳簿価額としておりますが、当該株式の発行会社の財政状態悪化により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を除き、評価損を計上して処理をしております。なお、超過収益力等を反映した価額で取得した株式の実質価額は、株式の発行会社の財政状態に超過収益力等を加味して算定しております。
 当該実質価額の基礎となっている事業計画については、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があります。将来実績が事業計画を大幅に下回る場合は、当該関係会社株式の評価結果が見積りと異なり、翌事業年度の財務諸表の当該関係会社株式の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

(貸借対照表関係)

1  関係会社に対する金銭債権・債務

 

 

前事業年度
(2022年12月31日)

当事業年度
(2023年12月31日)

短期金銭債権

272,607

百万円

324,833

百万円

長期金銭債権

1,380

 

5,294

 

短期金銭債務

395,793

 

444,597

 

長期金銭債務

843

 

182,123

 

 

 

2  保証債務

 

 

前事業年度
(2022年12月31日)

当事業年度
(2023年12月31日)

関係会社の銀行借入等に
対する保証

22,890

百万円

2,834

百万円

従業員の銀行借入等に
対する保証

114

百万円

76

百万円

合計

23,004

百万円

2,911

百万円

 

 

 

(損益計算書関係)

※1  一般管理費のうち主要な費目及び金額

 

 

前事業年度

(自  2022年1月1日

至  2022年12月31日)

当事業年度

(自  2023年1月1日

至  2023年12月31日)

給料・賃金及び賞与

6,899

百万円

6,335

百万円

賞与引当金繰入額

3,056

 

3,374

 

退職給付費用

2,215

 

1,869

 

役員賞与引当金繰入額

210

 

270

 

減価償却費

9,044

 

8,908

 

業務委託料

7,404

 

5,047

 

情報システム費

16,707

 

15,335

 

研究開発費

7,655

 

8,383

 

 

 

2  関係会社との取引(区分掲記したものを除く)

 

 

前事業年度

(自  2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当事業年度

(自  2023年1月1日

至  2023年12月31日)

営業収益

69,982

百万円

63,538

百万円

営業費用

6,908

 

9,006

 

営業取引以外の取引高

2,656

 

6,004

 

 

 

(有価証券関係)

子会社株式及び関連会社株式

前事業年度末(2022年12月31日)

 

区分

貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

子会社株式

222,209

872,233

650,025

関連会社株式

139,024

113,835

△25,189

 

 

当事業年度末(2023年12月31日)

 

区分

貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

子会社株式

222,209

684,501

462,292

関連会社株式

129,536

93,750

△35,786

 

 

(注)  上記に含まれない市場価格のない子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額

 

 

(単位:百万円)

区分

前事業年度末
(2022年12月31日)

当事業年度末
(2023年12月31日)

子会社株式

1,002,148

1,337,691

関連会社株式

135,493

135,493

 

 

 

(税効果会計関係)

1  繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前事業年度
(2022年12月31日)

当事業年度
(2023年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

関係会社株式及び関係会社出資金

57,947

百万円

57,947

百万円

税務上の繰越欠損金(注)

9,937

 

9,562

 

その他

22,622

 

22,749

 

繰延税金資産小計

90,507

 

90,258

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△9,937

 

△9,349

 

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△63,526

 

△65,563

 

評価性引当額小計

△73,463

 

△74,912

 

繰延税金資産合計

17,044

 

15,346

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△2

百万円

△31

百万円

その他

△376

 

△507

 

繰延税金負債合計

△379

 

△538

 

 

 

 

 

 

繰延税金資産(△は負債)の純額

16,665

百万円

14,807

百万円

 

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額は下表のとおりであります。将来の課税所得の見込みに基づき、当事業年度の税務上の繰越欠損金9,562百万円のうち213百万円について回収可能と判断しております。

   前事業年度(2022年12月31日)                                                         (単位:百万円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金

6,435

897

2,606

9,937

評価性引当額

△6,435

△897

△2,606

△9,937

繰延税金資産

 

 

   当事業年度(2023年12月31日)                                                        (単位:百万円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金

6,073

883

2,606

9,562

評価性引当額

△5,860

△883

△2,606

△9,349

繰延税金資産

213

213

 

 

2  法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との重要な差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前事業年度
(2022年12月31日)

当事業年度
(2023年12月31日)

法定実効税率

30.6

30.6

(調整)

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.6

 

0.5

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△31.1

 

△25.8

 

評価性引当額

34.3

 

1.9

 

外国子会社配当金に係る源泉所得税

2.5

 

2.9

 

その他

△0.9

 

△1.3

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

36.0

 

8.8

 

 

 

3  法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

  当社は、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

 

 

(重要な後発事象)

 該当事項はありません。