【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

連結子会社の数

1

 連結子会社の名称

 株式会社グローブテック・ジャパン

 

2023年8月23日付で株式会社グローブテック・ジャパンの全株式を取得したことにより、当連結会計年度より、同社を連結の範囲に含めております。なお、みなし取得日を2023年9月30日としており、かつ連結決算日との差異が3か月を超えないことから、当連結会計年度は貸借対照表のみ連結しております。

 

 

2.持分法の適用に関する事項

該当事項はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社の決算日は、9月30日であります。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券
  その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

② 棚卸資産

  a.仕掛品

   個別法による原価法

   (貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

 b.原材料

   総平均法による原価法

   (貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産

定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物              3~33年

工具器具備品          3~15年

② 無形固定資産

定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

 自社利用のソフトウエア     5年

  市場販売目的のソフトウエア  3年

 

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

② 賞与引当金

従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき当連結会計年度に見合う分を計上しております。

③ 役員業績連動報酬引当金

役員の業績連動報酬の支給に備えるため、役員業績連動型株式報酬規程に基づく期末要支給額を計上しております。

④ 従業員業績連動報酬引当金

従業員の業績連動報酬の支給に備えるため、従業員業績連動型株式報酬規程に基づく期末要支給額を計上しております。

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

① ソフトウエア製品及び機器販売

データセキュリティ事業ではログ管理ソフトウエア製品を、ネットワークセキュリティ事業ではネットワーク機器を販売しております。

ソフトウエア製品等の販売については顧客に納品された時点において当社の履行義務が充足されると判断し、その時点で収益を認識しております。なお、一部については、出荷時から当該製品の支配が顧客に移転されるまでの期間が通常の期間であるため、出荷時点で収益を認識しております。

② 運用・保守に関するサービス

データセキュリティ事業及びネットワークセキュリティ事業では自社製品に対する運用・保守サービスを提供しております。

運用・保守サービスは顧客との契約に基づき役務を提供するため、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、役務の提供期間に応じて均等に収益を認識しております。

③ 業務受託

データセキュリティ事業では情報セキュリティマネジメントシステムの構築等、ネットワークセキュリティ事業ではネットワークセキュリティシステムの設計・構築等の業務を受託しています。

業務受託サービスについては、契約に応じた業務の完了を主な履行義務としており、顧客の検収の時点で収益を認識しております。

 

 

(6) のれんの償却方法及び償却期間

7年間の定額法により償却しております。

 

(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

市場販売目的のソフトウエアの減価償却方法

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

    市場販売目的のソフトウエアの減価償却費  41,869千円

    市場販売目的のソフトウエア       58,219千円

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

市場販売目的のソフトウエアは、見込販売収益及び販売可能な見込有効期間に基づき、残存有効期間(3年以内)に基づく均等配分額を減価償却費として計上しております。

見込販売収益は売上成長率及び受注金額等を基礎として見積り、見込有効期間は製品の販売予定期間を踏まえ上限を3年として決定しております。見込販売収益及び見込有効期間は将来の経済状況等によって影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度の市場販売目的のソフトウエアの減価償却費の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

 

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1  当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行1行と当座貸越契約を締結しております。

当連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。

 

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

当座貸越極度額の総額

200,000

千円

借入実行残高

100,000

 

差引額

100,000

 

 

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。

 

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

 

7,166

千円

 

 

※2  販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

給料及び手当

415,916

千円

退職給付費用

13,894

 

賞与引当金繰入額

33,911

 

株式報酬費用

38,900

 

役員退職慰労引当金繰入額

2,600

 

 

 

※3  一般管理費に含まれる研究開発費の総額は次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

 

127,527

千円

 

 

※4  有形固定資産除却損の内容は、次のとおりであります。

 

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

建物

133

千円

工具、器具及び備品

142

 

276

 

 

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

(千円)

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

その他有価証券評価差額金

 

当期発生額

10,088

組替調整額

税効果調整前

10,088

税効果額

△3,489

その他有価証券評価差額金

6,598

その他の包括利益合計

6,598

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.発行済株式及び自己株式に関する事項

 

株式の種類

当連結会計年度期首
株式数(株)

当連結会計年度増加
株式数(株)

当連結会計年度減少
株式数(株)

当連結会計年度末
株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式

4,151,200

130,400

4,281,600

合計

4,151,200

130,400

4,281,600

自己株式

 

 

 

 

普通株式

187,200

375

34,200

153,375

合計

187,200

375

34,200

153,375

 

(注)1.普通株式の発行済株式総数の増加130,400株は新株予約権行使によるものです。

2.普通株式の自己株式数の増加375株は譲渡制限株式の無償取得によるものです。

3.普通株式の自己株式数の減少14,400株はストックオプションの行使に伴う自己株式の処分によるものです。

4.普通株式の自己株式数の減少19,800株は譲渡制限株式としての自己株式処分によるものです。

 

2.新株予約権等に関する事項

 

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(千円)

当連結計
年度期首

増加

減少

当連結会計
年度末

株式会社

網屋

ストック・オプションと
しての第1回新株予約権

ストック・オプションと
しての第2回新株予約権

合計

 

(注) ストック・オプション付与時において、当社は未公開企業であり、付与時の単位当たりの本源的価値は0円であったため、当連結会計年度末残高はありません。

 

3.配当に関する事項

該当事項はありません。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1  現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

 

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

現金及び預金

1,909,790

千円

預入期間が3か月を超える
定期預金

△12,024

 

現金及び現金同等物

1,897,766

 

 

 

 

※2 株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳

株式の取得により新たに株式会社グローブテック・ジャパンを連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の内訳並びに株式の取得価額と株式取得による収入(純額)との関係は次のとおりです。

 

流動資産

183,044

千円

 

固定資産

5,096

 

 

のれん

56,473

 

 

流動負債

△66,069

 

 

固定負債

△91,545

 

 

株式の取得価額

87,000

千円

 

現金及び現金同等物

△119,160

 

 

差引:取得による収入

32,160

千円

 

 

 

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については、安全性の高い短期的な預金等に限定し、資金調達については銀行借入による方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。

投資有価証券は、業務上の関係を有する企業の株式であり、発行体の信用リスクに晒されております。

営業債務である買掛金、未払金及び未払法人税等は、1年以内の支払期日であります。借入金は主に営業取引に係る資金調達や設備投資に係る資金調達を目的としたものであります。

営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されております。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

営業債権については、与信管理規程に従い、財務経理部が取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに回収遅延債権については個別に把握及び対応を行う体制としております。

非上場株式については、定期的に発行体の財務状況を把握し、保有状況を定期的に見直しております。

 

②  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

財務経理部が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。「現金及び預金」、「売掛金」、「買掛金」、「未払金」、「未払法人税等」、「短期借入金」については、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

 

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

(1)投資有価証券(※1)

160,944

 

160,944

 

-

 資産計

 

160,944

 

 

160,944

 

(1)長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

299,100

299,587

487

 負債計

299,100

299,587

487

 

(※1)  市場価格のない株式等は(1)投資有価証券には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は、以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度(千円)

非上場株式

1,559

 

 

 

(注1) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

1,909,790

売掛金

394,972

合計

2,304,763

 

 

(注2) 長期借入金の連結決算日後の返済予定額

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

長期借入金

88,112

86,032

67,979

15,204

15,204

26,569

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

160,944

160,944

資産計

160,944

160,944

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

299,587

299,587

負債計

299,587

299,587

 

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

 

投資有価証券

上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

 

長期借入金

長期借入金の時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

区分

連結貸借対照表計上額
(千円)

取得原価
(千円)

差額
(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

株式

160,944

150,855

10,088

債券

 -

小計

160,944

150,855

10,088

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

株式

1,559

1,559

債券

その他

小計

1,559

1,559

合計

162,503

152,415

10,088

 

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

該当事項はありません。

 

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型制度である退職一時金制度及び確定拠出年金制度(前払退職金制度との選択制)を採用しております。

退職一時金制度では、退職給付として、従業員の役職と等級及び勤務期間に基づいた一時金を支給しております。

なお、当社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付引当金及び退職給付費用を計算しております。

また、当社は、複数事業主制度の日本ITソフトウエア企業年金基金に加入しており、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算できないため、確定拠出制度と同様に会計処理しております。

 

2.確定給付制度

(1) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

 

(千円)

 

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

至  2023年12月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

43,516

退職給付費用

8,807

退職給付の支払額

△1,960

退職給付に係る負債の期末残高

50,363

 

 

(2) 退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表

 

(千円)

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

非積立型制度の退職給付債務

50,363

連結貸借対照表に計上された
退職給付に係る負債

50,363

 

 

(3) 退職給付費用

 

(千円)

 

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

至  2023年12月31日)

簡便法で計算した退職給付費用

8,807

 

 

3.複数事業主制度

 確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の企業年金基金制度への要拠出額は、当連結会計年度10,134千円であります。

 

(1) 複数事業主制度の直近の積立状況

 

(千円)

 

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

至  2023年12月31日)

年金資産の額

55,007,211

年金財政計算上の数理債務の額と

最低責任準備金との合計額

53,285,495

差引額

1,721,716

 

 

(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社の割合

   当連結会計年度 0.4% (2023年3月31日現在)

 

 

(3) 補足説明

 上記(1)の差引額の主な要因は、別途積立金(1,721,716千円)であります。なお、上記(2)の割合は当社の実際の負担割合とは一致しておりません。

 

4.確定拠出制度

当社の確定拠出制度への要拠出額は、当連結会計年度6,181千円であります。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名

該当事項はありません。

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1) ストック・オプションの内容

 

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

会社名

株式会社網屋

株式会社網屋

決議年月日

2019年12月5日

2020年11月18日

付与対象者の区分及び人数

当社取締役 4名

当社従業員 33名

当社取締役 2名

当社従業員 35名

株式の種類別のストック・オプション
の数(注)

普通株式 411,200株

普通株式 101,600株

付与日

2019年12月18日

2020年11月20日

権利確定条件

「第4提出会社の状況 1株式等の状況(2)新株予約権等の状況」に記載のとおりであります。

「第4提出会社の状況 1株式等の状況(2)新株予約権等の状況」に記載のとおりであります。

対象勤務期間

定めておりません。

定めておりません。

権利行使期間

自 2021年12月6日

至 2029年11月19日

自 2022年11月19日

至 2030年11月18日

 

(注) 株式数に換算して記載しております。なお、2020年11月20日付で普通株式1株につき10株の株式分割及び2021年8月26日付で普通株式1株につき80株の株式分割を行っており、分割後の株式数に換算して記載しております。

 

 

(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況

当連結会計年度(2023年12月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

①  ストック・オプションの数

 

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

会社名

株式会社網屋

株式会社網屋

決議年月日

2019年12月5日

2020年11月18日

権利確定前(株)

 

 

前連結会計年度末

付与

失効

権利確定

未確定残

権利確定後(株)

 

 

前連結会計年度末

264,800

60,000

権利確定

権利行使

130,400

14,400

失効

未行使残

134,400

45,600

 

(注)株式数に換算して記載しております。なお、2020年11月20日付で普通株式1株につき10株の株式分割及び2021年8月26日付で普通株式1株につき80株の株式分割を行っており、分割後の株式数に換算して記載しております。

 

②  単価情報

 

 

第1回新株予約権

第2回新株予約権

会社名

株式会社網屋

株式会社網屋

決議年月日

2019年12月5日

2020年11月18日

権利行使価格(円)

75

163

行使時平均株価(円)

1,224

2,054

付与日における公正な評価単価(円)

 

(注)株式数に換算して記載しております。なお、2020年11月20日付で普通株式1株につき10株の株式分割及び2021年8月26日付で普通株式1株につき80株の株式分割を行っており、分割後の株式数に換算して記載しております。

 

3.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

 

4.ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の当連結会計年度末における本源的価値の合計額及び当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

  当連結会計年度末における本源的価値の合計額

397,207千円

  当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの
権利行使日における本源的価値の合計額

177,060千円

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

 

繰延税金資産

 

 

 

退職給付引当金

17,420

千円

 

賞与引当金

11,743

千円

 

長期前払償却

9,035

千円

 

未払事業税

7,618

千円

 

その他

29,738

千円

 

繰延税金資産小計

75,556

千円

 

評価性引当額

千円

 

繰延税金資産合計

75,556

千円

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

その他有価証券評価差額金

3,489

千円

 

繰延税金負債合計

3,489

千円

 

繰延税金資産純額

72,066

千円

 

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

 

法定実効税率

34.6

 

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.4

 

 

住民税均等割

0.3

 

 

税額控除

 △10.6

 

 

その他

△1.2

 

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

23.5

 

 

 

 

(企業結合等関係)

取得による企業結合

(1)企業結合の概要

①被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称 株式会社グローブテック・ジャパン

事業の内容    IT技術者派遣、受託開発、製品販売

②企業結合を行った主な理由

株式会社グローブテック・ジャパンはエンジニアの派遣事業を主業とした事業を展開しており、当社が得意とする「サイバーセキュリティ人材育成」をグローブテック・ジャパンの人材に施し、付加価値の高いサイバーセキュリティエンジニアの派遣事業を展開することが可能となり、今後の持続的な成長と企業価値の向上に有効であると判断し、同社株式を取得することといたしました。

③企業結合日

2023年8月23日(みなし取得日2023年9月30日)

④企業結合の法的形式

現金を対価とする株式取得

⑤結合後企業の名称

変更はありません。

⑥取得した議決権比率

100%

⑦取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が現金を対価として株式を取得したためであります。

(2)連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間

当連結会計年度は貸借対照表のみを連結しているため、被取得企業の業績は含まれておりません。

(3)被取得企業の取得原価

取得の対価  現金及び預金 87,000千円

取得原価           87,000千円

(4)主要な取得関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等 4,500千円

(5)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

①発生したのれんの金額

  56,473千円

②発生原因

主として株式会社グローブテック・ジャパンが、セキュリティエンジニアを派遣することで期待される収益力の向上であります。

③償却方法及び償却期間

7年間にわたる均等償却

(6)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳

流動資産

183,044

千円

固定資産

5,096

資産合計

188,140

流動負債

66,069

固定負債

91,545

負債合計

157,614

 

 

 

(7)企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法

 

売上高

284,087

千円

営業損失

6,050

経常損失

6,732

税金等調整前当期純損失

22,523

親会社に帰属する

当期純損失

22,523

1株当たり当期純損失

5.56

 

 

(概算額の算定方法)

企業結合が連結会計年度開始の日に完了したと仮定して算定された売上高及び損益情報と、取得企業の連結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を、影響の概算額としております。

なお、当該注記は監査証明を受けておりません。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項(連結財務諸表作成の為の基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約負債の残高等

 

(単位:千円)

 

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

271,410

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

394,972

契約負債(期首残高)

876,523

契約負債(期末残高)

1,022,473

 

契約負債は、主に、役務の提供期間に応じて均等に収益を認識する運用・保守サービス契約における顧客から受け取った前受金であります。契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、473,371千円であります。また、当連結会計年度において、契約負債が145,950千円増加した主な理由は、契約数の増加による前受金の増加であります。

 

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

 

当連結会計年度

1年以内

1,143,270

1年超

411,463

合計

1,554,733