第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、前第2四半期連結累計期間と比較して大きく減少しており、以下の経営成績に関する説明の売上高については、増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大による度重なる緊急事態宣言発出等の影響を受け、厳しい状況が続いております。世界的なワクチン接種率の高まりとともに、多少の落ち着きを見せていますが、経済活動の再開は段階的であり、国内外ともに景気の行き先は依然として不透明な状況が続く見込みです。

このようななか、財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。

 

 ①財政状態

(資産の部)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、845億35百万円となり、前連結会計年度末と比較して87億59百万円の増加となりました。主な要因として、受取手形、売掛金及び契約資産の増加等により流動資産が106億92百万円増加したことによるものであります。

(負債の部)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は573億73百万円となり、前連結会計年度末と比較して85億66百万円の増加となりました。この主な要因は、受託販売未払金の増加等により流動負債が112億76百万円増加したことによるものであります。

(純資産の部)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は271億61百万円となり、前連結会計年度末と比較して1億92百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は32.1%となりました。

 

 ②経営成績

当第2四半期連結累計期間の売上高は、274億2百万円(前年同四半期は494億3百万円)となりました。

売上総利益は41億3百万円(前年同四半期比5億12百万円増、14.3%増)、営業利益12億94百万円(前年同四半期比4億24百万円増、48.7%増)、経常利益15億43百万円(前年同四半期比4億75百万円増、44.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億16百万円(前年同四半期比59百万円増、9.1%増)となりました。

 

 

セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。

なお、前連結会計年度において「その他」に含まれていた不動産賃貸事業は、不動産の売却に伴い、第1四半期連結会計期間より「その他」の区分を廃止しております。

 

(電力事業)

売上高は41億14百万円(前年同四半期は282億60百万円)となりました。また、セグメント利益は5億52百万円と、前年同四半期に比べ2億69百万円の増加となりました。

(環境・化学・機械事業)

売上高は215億7百万円(前年同四半期は181億87百万円)となりました。また、セグメント利益は7億75百万円と、前年同四半期に比べ2億66百万円の増加となりました。

(生活産業事業)

売上高は17億81百万円(前年同四半期は28億89百万円)となりました。また、セグメント損失は33百万円と、前年同四半期のセグメント利益42百万円に比べ76百万円の減少となりました。

 

 

 ③キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ11億12百万円減少し、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額4億33百万円を加味した結果、83億57百万円となりました。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、減少した資金は23億4百万円(前年同四半期は13億85百万円増)となりました。主な資金の増加要因としては、仕入債務の増加額51億33百万円、契約負債の増加額54億67百万円であり、主な資金の減少要因としては、売上債権の増加額52億87百万円、前渡金の増加額49億91百万円、長期未払金の減少額25億80百万円であります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、増加した資金は9億3百万円(前年同四半期は18億4百万円減)となりました。収入の主な内訳は、投資有価証券の売却及び償還による収入5億円、連結範囲の変更を伴うその他の関係会社有価証券の売却による収入5億85百万円であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出3億31百万円であります。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、増加した資金は2億23百万円(前年同四半期は12億19百万円増)であります。収入の主な内訳は、短期借入れによる収入122億円であり、支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出107億円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。