第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号、以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2024年1月1日から2024年3月31日まで)及び第1四半期連結累計期間(2024年1月1日から2024年3月31日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。

 

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

前連結会計年度末

(2023年12月31日)

当第1四半期連結会計期間末

(2024年3月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

11

146,061

123,020

営業債権

11

338,850

342,028

棚卸資産

 

454,056

454,369

その他の債権

11

60,530

53,220

未収法人所得税

 

18,098

15,105

その他の流動資産

11

24,280

25,946

小計

 

1,041,878

1,013,690

売却目的で保有する資産

 

-

6,581

流動資産合計

 

1,041,878

1,020,272

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

 

1,457,950

1,495,576

のれん

 

101,130

104,874

無形資産

 

72,093

74,593

持分法で会計処理されている投資

 

27,633

27,931

その他の金融資産

11

83,269

83,148

繰延税金資産

 

39,677

39,392

その他の非流動資産

 

109,357

143,965

非流動資産合計

 

1,891,112

1,969,483

資産合計

 

2,932,991

2,989,755

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

前連結会計年度末

(2023年12月31日)

当第1四半期連結会計期間末

(2024年3月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務

11

206,566

199,327

短期有利子負債

11

121,637

110,064

1年内返済予定の長期有利子負債

10,11

127,810

100,291

その他の債務

11

216,240

227,241

未払法人所得税

 

14,051

13,427

引当金

 

1,997

2,205

その他の流動負債

11

28,994

29,746

小計

 

717,298

682,303

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

 

-

8,313

流動負債合計

 

717,298

690,617

非流動負債

 

 

 

長期有利子負債

10,11

445,561

451,081

繰延税金負債

 

37,869

46,536

退職給付に係る負債

 

50,026

51,137

引当金

 

10,973

8,860

その他の非流動負債

11

16,922

14,471

非流動負債合計

 

561,354

572,087

負債合計

 

1,278,652

1,262,704

資本

 

 

 

資本金

 

90,873

90,873

資本剰余金

 

97,056

95,787

利益剰余金

 

872,547

833,540

自己株式

 

27,338

25,896

その他の資本の構成要素

 

413,941

518,612

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,447,080

1,512,917

非支配持分

 

207,258

214,134

資本合計

 

1,654,338

1,727,051

負債及び資本合計

 

2,932,991

2,989,755

 

(2)【要約四半期連結純損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】

【要約四半期連結純損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

  至 2023年3月31日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

  至 2024年3月31日)

売上高

6

489,208

498,740

売上原価

 

369,969

383,572

売上総利益

 

119,239

115,167

販売費及び一般管理費

 

85,479

91,382

持分法による投資損益

 

487

357

営業利益

 

34,247

24,143

その他収益

7

5,271

8,122

その他費用

7

2,125

38,072

事業利益(△は損失)

 

37,393

5,806

金融収益

 

3,487

4,011

金融費用

 

4,311

4,507

金融収益・費用合計

 

823

496

税引前四半期利益(△は損失)

 

36,569

6,303

法人所得税費用

 

8,424

10,804

四半期純利益(△は純損失)

 

28,144

17,108

親会社の所有者に帰属する四半期純利益(△は純損失)

 

22,072

20,955

非支配持分に帰属する四半期純利益

 

6,071

3,847

 

 

 

 

1株当たり四半期純利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期純利益(△は純損失)(円)

9

99.91

98.90

希薄化後1株当たり四半期純利益(△は純損失)(円)

9

99.65

98.90

 

【要約四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年3月31日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年3月31日)

四半期純利益(△は純損失)

 

28,144

17,108

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

確定給付制度の再測定

 

3,564

21,141

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動

 

2,471

5,023

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

7

2

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

6,028

26,162

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

2,318

1,802

在外営業活動体の換算差額

 

14,971

92,359

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

12,653

90,557

その他の包括利益(税引後)合計

 

18,681

116,719

四半期包括利益合計

 

46,826

99,611

親会社の所有者に帰属する四半期包括利益

 

37,406

88,012

非支配持分に帰属する四半期包括利益

 

9,419

11,599

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第1四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記番号

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

確定給付制度の再測定

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動

期首残高

 

90,873

97,094

889,827

26,586

9,405

27,294

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

22,072

その他の包括利益

 

3,599

2,460

四半期包括利益合計

 

22,072

3,599

2,460

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

配当

8

23,316

自己株式の取得

 

11,444

自己株式の処分

 

122

282

支配継続子会社に対する持分変動

 

389

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

1,584

1,584

株式報酬取引

 

15

その他企業結合等

 

4

所有者との取引額等合計

 

409

21,853

11,161

1,584

期末残高

 

90,873

96,684

890,046

37,748

13,005

28,170

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記番号

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

在外営業活動体の換算差額

合計

期首残高

 

2,321

300,024

339,046

1,390,254

195,335

1,585,590

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益

 

22,072

6,071

28,144

その他の包括利益

 

2,332

11,606

15,333

15,333

3,348

18,681

四半期包括利益合計

 

2,332

11,606

15,333

37,406

9,419

46,826

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

配当

8

23,316

10,187

33,503

自己株式の取得

 

11,444

11,444

自己株式の処分

 

160

160

支配継続子会社に対する持分変動

 

389

389

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

1,584

株式報酬取引

 

15

15

その他企業結合等

 

4

4

所有者との取引額等合計

 

1,584

35,009

10,187

45,197

期末残高

 

10

311,630

352,795

1,392,651

194,567

1,587,219

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記番号

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

その他の資本の構成要素

 

確定給付制度の再測定

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の純変動

期首残高

 

90,873

97,056

872,547

27,338

29,737

25,317

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益(△は純損失)

 

20,955

その他の包括利益

 

21,206

5,016

四半期包括利益合計

 

20,955

21,206

5,016

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

配当

8

22,278

自己株式の取得

 

5

自己株式の処分

 

69

1,447

支配継続子会社に対する持分変動

 

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

4,296

4,296

株式報酬取引

 

1,266

その他企業結合等

 

2

所有者との取引額等合計

 

1,268

18,051

1,441

4,296

期末残高

 

90,873

95,787

833,540

25,896

50,943

26,037

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記番号

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

キャッシュ・フロー・ヘッジ

在外営業活動体の換算差額

合計

期首残高

 

6,167

365,053

413,941

1,447,080

207,258

1,654,338

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

四半期純利益(△は純損失)

 

20,955

3,847

17,108

その他の包括利益

 

1,649

84,394

108,967

108,967

7,751

116,719

四半期包括利益合計

 

1,649

84,394

108,967

88,012

11,599

99,611

所有者との取引額等

 

 

 

 

 

 

 

配当

8

22,278

4,716

26,994

自己株式の取得

 

5

5

自己株式の処分

 

1,377

1,377

支配継続子会社に対する持分変動

 

7

7

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

4,296

株式報酬取引

 

1,266

1,266

その他企業結合等

 

2

2

所有者との取引額等合計

 

4,296

22,175

4,723

26,898

期末残高

 

7,816

449,448

518,612

1,512,917

214,134

1,727,051

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

番号

 前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年3月31日)

 当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前四半期利益(△損失)

 

36,569

6,303

減価償却費及び償却費

 

42,436

45,546

減損損失

 

556

209

受取利息及び受取配当金

 

3,159

3,512

支払利息

 

4,070

4,240

持分法による投資損益

 

487

357

固定資産除売却損益

 

1,176

845

営業債権の増減額

 

13,300

363

棚卸資産の増減額

 

10,924

1,067

営業債務の増減額

 

14,453

9,568

その他

 

13,468

49,969

小計

 

55,950

80,363

利息及び配当金の受取額

 

3,042

3,409

利息の支払額

 

3,965

4,742

法人所得税の支払額又は還付額

 

24,933

11,479

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

30,094

67,552

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産及び無形資産の取得による支出

 

51,030

54,113

有形固定資産の売却による収入

 

703

379

その他の金融資産の取得による支出

 

278

224

その他の金融資産の売却及び償還による収入

 

5,059

9,485

関係会社又はその他の事業の売却による収入

 

21,938

その他

 

1,521

164

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

47,066

22,697

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期有利子負債の増減

 

75,740

14,090

長期有利子負債の借入及び発行による収入

 

4,263

7,059

長期有利子負債の返済及び償還による支出

 

34,032

40,232

非支配持分からの子会社持分取得による支出

 

4,234

非支配持分からの払込みによる収入

 

122

132

自己株式の取得による支出

 

11,444

5

配当金の支払額

8

23,316

22,278

非支配持分への配当金の支払額

 

1,377

1,315

その他

 

111

746

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

5,833

69,984

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

3,508

2,646

売却目的で保有する資産に含まれる現金及び現金同等物の増減額

 

558

現金及び現金同等物の増減額

 

7,629

23,041

現金及び現金同等物の期首残高

 

209,716

146,061

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

202,087

123,020

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1 報告企業

 AGC株式会社(以下、「当社」)は、日本に所在する企業であります。当社グループの要約四半期連結財務諸表は2024年3月31日を期末日とし、当社及び子会社、並びに関連会社の持分等により構成されております。

 当社グループは、主に建築ガラス、オートモーティブ、電子、化学品、ライフサイエンスなどの事業を行っております。詳細については、「注記5 事業セグメント」に記載しております。

 

2 作成の基礎

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を全て満たすことから、四半期連結財務諸表規則第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。

 要約四半期連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求される全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 要約四半期連結財務諸表の表示通貨は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円単位で切り捨てにより表示しております。

 要約四半期連結財務諸表は、2024年5月10日に、当社代表取締役平井良典及び当社最高財務責任者である代表取締役宮地伸二によって承認されております。

 

3 重要性がある会計方針

 当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下を除いて、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

 当社グループは、当連結会計年度より、以下の基準書をそれぞれの経過措置に準拠して適用しております。以下の基準書の適用が、当社グループの要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。

 

基準書

基準名

概要

IFRS第16号

 (2022年9月改訂)

リース

セール・アンド・リースバックにおけるリース負債

IAS第1号

 (2020年7月改訂)

財務諸表の表示

負債の流動負債又は非流動負債への分類

IAS第1号

 (2022年10月改訂)

財務諸表の表示

特約条項付きの非流動負債

IAS第7号

 (2023年5月改訂)

キャッシュ・フロー計算書

サプライヤー・ファイナンス契約

IFRS第7号

 (2023年5月改訂)

金融商品:開示

サプライヤー・ファイナンス契約

 

 要約四半期連結純損益計算書における「営業利益」は、当社グループの業績を継続的に比較・評価することに資する指標であります。「その他収益」及び「その他費用」の主な内訳には、為替差損益、固定資産売却益、固定資産除却損、減損損失、事業構造改善費用などがあります。「事業利益」には、金融収益・費用及び法人所得税費用を除いた全ての収益・費用が含まれております。

 なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。

 

4 重要な会計上の見積り、判断及び仮定

 当社グループの要約四半期連結財務諸表の作成において、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を設定しております。そのため、会計上の見積りと実績は異なることがあります。

 当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、原則として前連結会計年度と同様であります。

 見積り及びその仮定は継続して見直しております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り及び仮定を見直した会計期間及びそれ以降の会計期間において認識しております。

 

5 事業セグメント

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高意思決定機関が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社グループは、製品・サービス別に、「建築ガラス 欧米」「建築ガラス アジア」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」の6カンパニーを置き、各カンパニーは、取扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、グローバルに事業活動を展開しております。

 また、「建築ガラス 欧米」、「建築ガラス アジア」カンパニーについては、フロート及び建築加工に係る技術開発や生産に関する情報の共有、気候変動問題に対するGHG削減や製品貢献等の社会的価値創出及び長期的な収益指標等への共通の取り組みを、建築用ガラス事業一体となって進めていること、また、製品及び販売市場の類似性等から、経済的特徴を共有していると判断しております。

 以上より、当社グループは、「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」の5つを報告セグメントとしております。

 各報告セグメントに属する主要な製品の種類は、以下のとおりであります。

報告セグメント

主要製品

建築ガラス

フロート板ガラス、型板ガラス、網入り磨板ガラス、Low-E(低放射)ガラス、装飾ガラス、

建築用加工ガラス(断熱・遮熱複層ガラス、防災・防犯ガラス、防・耐火ガラス等)等

オートモーティブ

自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス等

電子

液晶用ガラス基板、有機EL用ガラス基板、ディスプレイ用特殊ガラス、

ディスプレイ用周辺部材、半導体プロセス用部材、オプトエレクトロニクス用部材、

プリント基板材料、理化学用製品等

化学品

塩化ビニル、塩化ビニル原料、苛性ソーダ、ウレタン原料、フッ素樹脂、ガス、

溶剤、ヨウ素製品等

ライフサイエンス

合成医農薬中間体・原体、バイオ医薬品等

 

 

前第1四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

セラミックス・

その他

合計

調整額

要約四半期連結純損益計算書計上額

 

建築

ガラス

オート

モーティブ

電子

化学品

ライフ

サイエンス

外部顧客への売上高

120,400

118,333

69,852

140,062

32,098

8,460

489,208

489,208

セグメント間の売上高

147

111

356

902

1,106

11,472

14,095

14,095

120,548

118,444

70,208

140,965

33,205

19,932

503,304

14,095

489,208

セグメント利益又は

損失(営業利益)

9,281

4,797

1,890

17,204

649

596

34,419

171

34,247

四半期純利益

28,144

セグメント間の取引の価格は、主に市場価格や製造原価に基づいております。

「セラミックス・その他」では、セラミックス製品、物流・金融サービス等を扱っております。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

セラミックス・

その他

合計

調整額

要約四半期連結純損益計算書計上額

 

建築

ガラス

オート

モーティブ

電子

化学品

ライフ

サイエンス

外部顧客への売上高

109,813

124,009

82,252

142,579

30,947

9,137

498,740

498,740

セグメント間の売上高

467

142

289

1,048

1,560

10,788

14,297

14,297

110,280

124,152

82,541

143,627

32,508

19,926

513,037

14,297

498,740

セグメント利益又は

損失(営業利益)

4,176

4,756

7,216

13,634

6,261

585

24,107

35

24,143

四半期純利益(△は純損失)

17,108

セグメント間の取引の価格は、主に市場価格や製造原価に基づいております。

「セラミックス・その他」では、セラミックス製品、物流・金融サービス等を扱っております。

 

6 収益

 当社グループは、「注記5 事業セグメント」に記載のとおり、「建築ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学品」「ライフサイエンス」の5つを報告セグメントとしております。また、売上高は製品群別及び地域別に分解しております。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関係は以下のとおりであります。

 

(1)製品群別の展開

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年3月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年3月31日)

建築ガラス

120,400

109,813

オートモーティブ

118,333

124,009

電子

ディスプレイ

35,775

42,813

電子部材

34,077

39,439

小計

69,852

82,252

化学品

エッセンシャルケミカルズ

100,934

100,516

パフォーマンスケミカルズ

39,128

42,063

小計

140,062

142,579

ライフサイエンス

32,098

30,947

セラミックス・その他

8,460

9,137

合計

489,208

498,740

 

(2)地域別の展開

前第1四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)

(単位:百万円)

 

建築

ガラス

オート

モーティブ

電子

化学品

ライフ

サイエンス

セラミックス

・その他

合計

日本・アジア

37,307

60,151

61,703

124,299

7,882

8,460

299,804

アメリカ

7,247

22,360

7,759

8,384

7,206

52,958

ヨーロッパ

75,845

35,821

389

7,378

17,009

136,445

合計

120,400

118,333

69,852

140,062

32,098

8,460

489,208

地域別の売上高は、各拠点の所在地によっており、「アメリカ」にはブラジルを含めて記載しております。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

建築

ガラス

オート

モーティブ

電子

化学品

ライフ

サイエンス

セラミックス

・その他

合計

日本・アジア

35,224

58,240

69,621

126,924

5,690

8,906

304,608

アメリカ

6,755

28,035

12,437

8,125

7,790

63,144

ヨーロッパ

67,833

37,733

193

7,528

17,466

230

130,987

合計

109,813

124,009

82,252

142,579

30,947

9,137

498,740

地域別の売上高は、各拠点の所在地によっており、「アメリカ」にはブラジルを含めて記載しております。

 

 建築ガラスセグメントにおいては、建築用ガラス等の販売及び関連製品の納入・取付工事を行っており、国内外の住宅・ビル関連企業等を主な顧客としております。

 オートモーティブセグメントにおいては、自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス等の納入を行っており、国内外の自動車メーカー等を主な顧客としております。

 電子セグメントにおいては、液晶用ガラス基板等のディスプレイ用ガラス、オプトエレクトロニクス用部材、半導体関連製品等の納入を行っており、国内外のパネルメーカー、エレクトロニクス業界の企業等を主な顧客としております。

 化学品セグメントにおいては、エッセンシャルケミカルズ、パフォーマンスケミカルズ製品等の納入を行っており、主に商社等の卸売業者及び当社グループの販売拠点等を通してグローバルに販売しております。

 ライフサイエンスセグメントにおいては、合成医農薬中間体・原体、バイオ医薬品等の開発・製造受託を行っており、国内外の医薬品・農薬関連企業を主な顧客としております。

 

7 その他収益及びその他費用

(1)その他収益

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年3月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年3月31日)

為替差益

4,674

6,329

その他

596

1,792

その他収益合計

5,271

8,122

 

(2)その他費用

(単位:百万円)

 

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年3月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

 至 2024年3月31日)

固定資産除却損

△1,244

△685

減損損失

△556

△209

事業構造改善費用

△165

△370

関係会社株式売却損

△36,482

その他

△158

△324

その他費用合計

△2,125

△38,072

 当第1四半期連結累計期間の関係会社株式売却損には、ロシア事業の譲渡による売却損35,999百万円が含まれております。なお、当該関係会社株式売却損は、主として在外営業活動体の換算差額の組替調整によるものであります。

 

8 配当

 各年度における配当金の支払額は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2023年3月30日

定時株主総会

普通株式

23,316

105.00

2022年12月31日

2023年3月31日

(注)1.2023年3月30日定時株主総会決議に基づく配当金の総額には、役員報酬BIP信託にかかる信託口が所有する当社株式に対する配当金39百万円が含まれています。

 

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2024年3月28日

定時株主総会

普通株式

22,278

105.00

2023年12月31日

2024年3月29日

(注)1.2024年3月28日定時株主総会決議に基づく配当金の総額には、役員報酬BIP信託にかかる信託口が所有する当社株式に対する配当金38百万円が含まれています。

 

 

9 1株当たり四半期純利益

(1)基本的1株当たり四半期純利益

基本的1株当たり四半期純利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年3月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

至 2024年3月31日)

親会社の所有者に帰属する四半期純利益

(△は純損失)(百万円)

22,072

△20,955

普通株式の加重平均株式数(千株)

220,930

211,887

基本的1株当たり四半期純利益

(△は純損失)(円)

99.91

△98.90

 

(2)希薄化後1株当たり四半期純利益

希薄化後1株当たり四半期純利益及びその算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年3月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2024年1月1日

至 2024年3月31日)

親会社の所有者に帰属する四半期純利益

(△は純損失)(百万円)

22,072

△20,955

希薄化後1株当たり四半期純利益の計算に使用する利益への調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期純利益の計算に使用する利益

(△は純損失)(百万円)

22,072

△20,955

 

 

 

普通株式の加重平均株式数(千株)

220,930

211,887

希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響

 

 

新株予約権方式によるストック・オプション

(千株)

561

希薄化後の普通株式の加重平均株式数(千株)

221,491

211,887

 

 

 

希薄化後1株当たり四半期純利益

(△は純損失)(円)

99.65

△98.90

 (注)当第1四半期連結累計期間において、新株予約権方式によるストック・オプションの行使が1株当たり四半期純損

    失を減少させるため、潜在的普通株式は希薄化効果を有しておりません。

10 社債

 前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における社債の発行及び償還はありません。

 

11 金融商品

(1)金融商品の公正価値

イ. 公正価値で測定する金融資産及び金融負債

 公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は、以下のとおり算定しております。

 

(デリバティブ)

 通貨デリバティブは先物相場や契約を締結している金融機関から提示された価格等、金利デリバティブは契約を締結している金融機関から提示された価格等、商品デリバティブは契約を締結している取引先から提示された価格等に基づいており、いずれも公正価値ヒエラルキーレベル2に分類されます。

 

(その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産)

 市場価格が入手できる場合は、市場価格を用いており、公正価値ヒエラルキーレベル1に区分されます。市場価格が入手できない金融商品の公正価値に関しては、将来キャッシュ・フローを割り引く方法、第三者による鑑定評価及びその他の適切な評価方法により見積もっており、公正価値ヒエラルキーレベル3に区分されます。

 

(純損益を通じて公正価値で測定する金融資産)

 市場価格が入手できる場合は、市場価格を用いており、公正価値ヒエラルキーレベル1に区分されます。市場価格が入手できない金融商品の公正価値に関しては、将来キャッシュ・フローを割り引く方法、第三者による鑑定評価及びその他の適切な評価方法により見積もっており、公正価値ヒエラルキーレベル3に区分されます。

 

 

ロ.償却原価で測定される金融資産及び金融負債

 償却原価で測定される金融資産及び金融負債の公正価値は、以下のとおり算定しております。

 

(償却原価で測定される金融資産)

 一定の期間ごとに区分した債権ごとに、その将来キャッシュ・フローを、期日までの期間及び信用リスクを加味した利率で割引いた現在価値により算定しております。

 

(借入金)

 短期借入金は、短期間で決済されるものであるため、公正価値は帳簿価額に近似しております。

 長期借入金は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法によっております。ただし、変動金利による長期借入金は一定期間ごとに金利の更改が行われているため、公正価値は帳簿価額に近似しております。

 

(社債)

 市場価格に基づき、公正価値を算定しております。

 

(上記以外の償却原価で測定される金融負債)

 一定の期間ごとに区分した債務ごとに、その将来キャッシュ・フローを、期日までの期間及び信用リスクを加味した利率で割引いた現在価値により算定しております。

 

 なお、償却原価で測定される金融資産及び金融負債については、公正価値ヒエラルキーレベル2に区分されます。

 

ハ. 金融商品の公正価値

 前連結会計年度末及び当第1四半期連結会計期間末における、金融商品の帳簿価額と公正価値は、以下のとおりであります

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度末

(2023年12月31日)

当第1四半期連結会計期間末

(2024年3月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

公正価値で測定する金融資産

 その他の流動資産及びその他の金融資産

 ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

12,378

12,378

15,590

15,590

 ヘッジの要件を満たすデリバティブ

573

573

163

163

 その他の金融資産

 その他の包括利益を通じて公正価値で

 測定する金融資産

54,339

54,339

52,465

52,465

 純損益を通じて公正価値で測定する

 金融資産

4,000

4,000

4,000

4,000

償却原価で測定される金融資産

現金及び現金同等物

146,061

146,061

123,020

123,020

営業債権

338,850

338,850

342,028

342,028

その他の債権

23,114

23,114

19,172

19,172

その他の金融資産

17,202

17,202

17,124

17,124

公正価値で測定する金融負債

 その他の流動負債及びその他の非流動負債

 ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

4,291

4,291

3,873

3,873

 ヘッジの要件を満たすデリバティブ

6,631

6,631

8,107

8,107

償却原価で測定される金融負債

営業債務

206,566

206,566

199,327

199,327

 有利子負債(短期及び長期)

 借入金

505,488

506,184

469,122

469,547

 コマーシャル・ペーパー

43,064

43,064

44,352

44,352

 社債

69,869

69,599

69,876

69,330

その他の債務

138,357

138,357

134,186

134,186

その他の流動負債

384

384

401

401

その他の非流動負債

2,326

2,326

2,511

2,511

 

(2)公正価値ヒエラルキー

 以下の表は、公正価値で測定する金融商品を評価方法ごとに分析したものであります。公正価値の測定に利用するインプットをもとにそれぞれのレベルを以下のように分類しております。

 インプットには、株価、為替レート並びに金利及び商品価格等に係る指数が含まれております。

・レベル1:活発な市場における公表価格

・レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格

・レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプット

(単位:百万円)

前連結会計年度末(2023年12月31日)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ金融資産

12,952

12,952

ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

12,378

12,378

ヘッジの要件を満たすデリバティブ

573

573

資本性金融商品

43,171

11,168

54,339

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

43,171

11,168

54,339

負債性金融商品

4,000

4,000

純損益を通じて公正価値で測定する

金融資産

4,000

4,000

デリバティブ金融負債

10,923

10,923

ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

4,291

4,291

ヘッジの要件を満たすデリバティブ

6,631

6,631

 

(単位:百万円)

当第1四半期連結会計期間末(2024年3月31日)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

デリバティブ金融資産

15,753

15,753

ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

15,590

15,590

ヘッジの要件を満たすデリバティブ

163

163

資本性金融商品

41,503

10,961

52,465

その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する金融資産

41,503

10,961

52,465

負債性金融商品

4,000

4,000

純損益を通じて公正価値で測定する

金融資産

4,000

4,000

デリバティブ金融負債

11,981

11,981

ヘッジの要件を満たさないデリバティブ

3,873

3,873

ヘッジの要件を満たすデリバティブ

8,107

8,107

 

 レベル間の重要な振り替えが行われた金融商品の有無は毎期末日に判断しております。前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、レベル間の重要な振替が行われた金融商品はありません。

 

 

 レベル3に区分される「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」については、当第1四半期連結累計期間において、重要な変動は生じておりません。

 

 デリバティブ金融資産は、要約四半期連結財政状態計算書上、「その他の流動資産」及び「その他の金融資産」に含まれております。

 資本性金融商品及び負債性金融商品は、要約四半期連結財政状態計算書上、「その他の金融資産」に含まれております。

 デリバティブ金融負債は、要約四半期連結財政状態計算書上、「その他の流動負債」及び「その他の非流動負債」に含まれております。

 

12 企業結合

前第1四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)

 重要な取引はありません。

 

当第1四半期連結累計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)

 重要な取引はありません。

 

13 コミットメント

 有形固定資産の取得に関して契約上確約している重要なコミットメントは、前連結会計年度末16,382百万円、当第1四半期連結会計期間末18,496百万円であります。

 

14 重要な後発事象

  該当事項はありません。

 

2【その他】

 該当事項はありません。