当第1四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期累計期間において、社会経済活動の正常化が進む一方で円安などによる物価上昇など経済情勢は不透明な状況が続いております。
このような状況の下で、当第1四半期累計期間における当社主力製品である半導体製造装置関連は、前第1四半期においてはお客様側で当社以外の部品が不足したことによる出荷調整により一時的に大幅な減少となりましたが、当期は前年同期に比べ増加となりました。しかしながら、半導体市場におけるメモリー市場の回復は依然として遅れており先行き不透明であります。
FPD製造装置関連はコロナ禍の巣籠もり需要が一巡したことによる調整局面から抜け出し増加となりました。
この結果、当第1四半期累計期間の売上高は274百万円増収の1,581百万円(前年同期比21.0%増)、営業利益は87百万円増益の162百万円(前年同期比116.2%増)、経常利益は80百万円増益の163百万円(前年同期比97.2%増)、四半期純利益は57百万円増益の121百万円(前年同期比87.2%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
特殊合金事業
特殊合金事業は上述の通り、主力製品である半導体製造装置関連は、前第1四半期においてはお客様側で当社以外の部品が不足したことによる出荷調整により一時的に大幅な減少となりましたが、当期は前年同期に比べ増加となりました。FPD製造装置関連はコロナ禍の巣籠もり需要が一巡したことによる調整局面から抜け出し増加となりました。
この結果、売上高は1,543百万円(前年同期比21.6%増)、営業利益は132百万円(前年同期比194.7%増)となりました。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、前期同額で推移し、売上高は38百万円(前年同期と同額)、営業利益は30百万円(前年同期と同額)となりました。
(2) 財政状態の状況
総資産は、前事業年度末より174百万円増加し7,919百万円となりました。これは主に現金及び預金の増加額296百万円、電子記録債権の増加額65百万円、受取手形及び売掛金の減少額202百万円等によるものです。
負債は、前事業年度末より111百万円増加し2,617百万円となりました。これは主に賞与引当金の増加額71百万円、買掛金の増加額57百万円、未払法人税等の減少額20百万円等によるものです。
純資産は、前事業年度末より63百万円増加し5,302百万円となりました。これは利益剰余金の増加額37百万円、その他有価証券評価差額金の増加額26百万円等によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は68百万円であります。
なお、当第1四半期累計期間において研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。