1【提出理由】

当社は、特定子会社の異動を伴う子会社取得を行うことを、2023年8月8日開催の取締役会において決議いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号並びに第8号の2の規定に基づき臨時報告書を提出するものであります。

 

2【報告内容】

1.特定子会社の異動(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号に基づく報告内容)

(1) 当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容

① 名称      :

PT Garuda Yamato Steel(旧商号 PT Nusantara Baja Profil)

② 住所      :

Jl. Perjuangan No.8, Sukadanau, Cikarang Barat Bekasi 17530, West Java, INDONESIA

③ 代表者の氏名 :

Tony Taniwan (President Director)

④ 資本金     :

424百万米ドル

⑤ 事業の内容   :

鉄鋼製品の製造及び販売

 

 

(2) 当該異動の前後における当社の所有に係る当該特定子会社の総出資分に対する割合

異動前         :

   -

異動後         :

80.00%(うち、間接所有 35.00%)

 

 

(3) 当該異動の理由及びその年月日

① 異動の理由 :

当社並びに当社の連結子会社であるタイのサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッド(以下、SYS)は、インドネシア証券取引所に上場する大手民営鉄鋼メーカーPT Gunung Raja Paksi Tbk(以下、GRP)社が営む形鋼事業並びにPT Gunung Garuda(以下、GRD)社が保有する事業用不動産を現物出資により承継する新設会社PT Garuda Yamato Steel(旧商号 PT Nusantara Baja Profil)社の株式の80%を取得することでGRP社並びにGRD社と合意し、2023年8月8日開催の取締役会において、当該新設会社の株式取得に向け、株式譲渡契約を締結することを決議いたしました。

当該新設会社の純資産額が、当社の純資産額の100分の30以上に相当するため、同社は当社の特定子会社に該当することとなります。

② 異動の年月日:

2024年5月31日

 

 

2.子会社取得の決定(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2に基づく報告内容)

(1) 取得対象子会社の概要

① 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容

商号    :

PT Garuda Yamato Steel(旧商号 PT Nusantara Baja Profil)

本店の所在地:

Jl. Perjuangan No.8, Sukadanau, Cikarang Barat Bekasi 17530, West Java, INDONESIA

代表者の氏名:

Tony Taniwan (President Director)

資本金の額 :

424百万米ドル

純資産の額  :

316百万米ドル(概算)

総資産の額  :

376百万米ドル(概算)

事業の内容 :

鉄鋼製品の製造及び販売

 

 

② 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益

新設会社の為、記載事項はありません。

 

③ 提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係

資本関係  :

当社と取得対象子会社との間には、記載すべき資本関係はありません。

人的関係  :

当社と取得対象子会社との間には、記載すべき人的関係はありません。

取引関係  :

当社と取得対象子会社との間には、記載すべき取引関係はありません。

 

 

 

(2) 取得対象子会社に関する子会社取得の目的

当社グループは、グローバルな鉄事業を通して、国際社会の発展や豊かな地域社会の実現に貢献するとのミッションを掲げ、更なる成長を図るとともにサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを継続しております。

海外におきましては、堅調なインフラ投資と鋼材需要が見込まれるASEANを今後の注力地域として定め、タイのSYS、ベトナムのポスコ・ヤマト・ビナ・スチールジョイントストックカンパニーに続く、域内第3の拠点を設けて形鋼300万トン供給体制を構築、米国事業に次ぐ第2の収益の柱とすることを経営課題として取り組んでまいりました。

GRP社は、ASEAN最大の人口を誇るインドネシアにおいて50年以上の操業実績を有する大手民営鉄鋼メーカーであり、同国形鋼市場においても最大のシェアを有する有力メーカーです。同社は2019年にインドネシア証券取引所に上場、ESG観点も見据えながら各種企業改革を推進中ですが、当社は企業変革を目指す同社とのシナジー最大化に向けた戦略協議を行ってまいりました。かかる中、同社形鋼事業を分社化し、当社並びにSYSが新設会社株式の80%を共同で取得する構想について鋭意協議し、今般合意に至ったものです。当社としては、長年に亘って培った電炉操業技術や、SYSがASEAN地域で蓄積したマーケティングを始めとする各種経営ノウハウを新設会社に持ち込み、戦略的な追加設備投資を実行することで、今後大きく伸長していくインドネシア形鋼市場の需要捕捉を目指してまいります。

当社は、設立から30年超が経過したSYSをASEAN地域のマザー工場として位置付けており、同社も本案件における共同出資者となります。本案件は、当社グループのグローバルアセットを活用しながら、マジョリティ株主として自律的・持続的な成長を目指すものであり、より積極的な事業戦略推進に踏み出すものです。当社は引き続き進出先の各地域で地産地消のビジネスを展開しつつ、特にASEAN地域におきましてはSYSを軸とした3拠点間のシナジー最大化を図り、地域の成長に寄与しながらその果実を収益として取り込むことを目指します。

なお、インドネシアにおいて幅広く鉄鋼事業を展開している阪和興業株式会社も、同社現地子会社を通じて、新設会社の株式の15%を引き受ける形で当該株式譲渡契約に参画、同社との協働体制で本事業の持続的な成長を目指してまいります。また、GRP社も引き続き新設会社の5%株主として継続関与する予定であり、同社との連携も図りつつ、円滑な新設会社の立ち上げ並びに周辺地域社会との共生を目指します。

 

(3) 取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額

PT Garuda Yamato Steel(旧商号 PT Nusantara Baja Profil)社の普通株式

352百万米ドル(概算)

アドバイザリー費用等

  6百万米ドル(概算)

合算

358百万米ドル(概算)

 

 

以 上