第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しに足踏みが見られましたが、企業収益や雇用・所得環境が改善し、緩やかな回復が続きました。

このような状況のもとで、当社は、国内では重電機器、一般産業、電鉄・車両業界、海外ではアジアや中東各国を重点に営業活動を行った結果、大電流接触子や試験用端子が減少しましたが、主力の汎用端子台やコネクタ端子台が増加したことから、売上高は979百万円(前年同期比2.1%増)となりました。

利益面におきましては、売上高が前年同期を上回りましたが、販売費及び一般管理費における経費の一部が増加したことから、営業利益は103百万円(前年同期比4.1%減)となりました。経常利益は助成金収入の減少により106百万円(前年同期比6.9%減)、四半期純利益は、前年同期においては投資有価証券売却益102百万円を計上していましたが、当第1四半期累計期間においてはその発生がなかったため、73百万円(前年同期比51.4%減)となりました。

 

売上の状況は次のとおりであります。

なお、電気制御機器の製造加工及び販売事業が売上高の90%超であるため、売上の状況につきましては、製品分類ごとに記載しております。

(制御用開閉器)

カムスイッチが減少しましたが、補助スイッチが増加したことから、売上高は236百万円(前年同期比2.5%増)となりました。

(接続機器)

大電流接触子や試験用端子が減少しましたが、主力の汎用端子台やコネクタ端子台が増加したことから、売上高は406百万円(前年同期比4.2%増)となりました。

(表示灯・表示器)

LED表示灯や鉄道車両用表示灯が減少しましたが、各種表示器が増加したことから、売上高は115百万円(前年同期比4.1%増)となりました。

(電子応用機器)

アナンシェータリレーやテレフォンリレーが減少しましたが、I/Oターミナルが増加したことから、売上高は210百万円(前年同期比5.5%増)となりました。

(仕入販売)

スマートソリューション(仕入販売)事業の終息により、太陽光発電向け設備や部品販売が減少したことから、売上高は9百万円(前年同期比52.3%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

① 資産

当第1四半期会計期間末における資産は、前事業年度末比117百万円増加し、11,396百万円となりました。主な要因は、電子記録債権の増加49百万円、投資有価証券の増加136百万円及び現金及び預金の減少69百万円等によるものであります。

② 負債

当第1四半期会計期間末における負債は、前事業年度末比52百万円増加し、884百万円となりました。主な要因は、買掛金の増加24百万円、賞与引当金の増加43百万円、退職給付引当金の増加21百万円、固定負債のその他に含まれる繰延税金負債の増加28百万円及び未払法人税等の減少66百万円等によるものであります。

③ 純資産

当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末比65百万円増加し、10,512百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金の増加97百万円及び利益剰余金の減少32百万円によるものであります。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「第2 事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期累計期間において、当社の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は、31百万円であります。

なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。