第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績

当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、景気は一部に弱さがみられるものの、緩やかに持ち直しました。先行きについては、世界的な金融引締めに伴う影響や海外景気の下振れが景気を下押しするリスクとなっており、また、物価上昇、海外情勢、金融資本市場の変動等の影響にも留意する必要があります。
 この間当社におきましては、事業全般に亘って顧客満足度の高いサービスの提供に努めるとともに、あべのアポロシネマへの集客、アポロビル・ルシアスビルにおける空室部分への後継テナント誘致に注力しました。

これらの結果、当第1四半期累計期間の売上高合計は960,630千円(前年同期比8.0%増)となり、費用面におきましては、部門別業績管理の徹底により、諸経費全般に亘って鋭意抑制した結果、営業利益は122,639千円(前年同期比52.1%増)となり、経常利益は124,500千円(前年同期比55.8%増)、四半期純利益は86,169千円(前年同期比58.3%増)となりました。

 

 各セグメントの状況は次のとおりであります。

 

a.シネマ・アミューズメント事業

シネマ・アミューズメント事業部門におきましては、“劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦”“名探偵コナン 100万ドルの五稜星”“変な家”“映画ドラえもん のび太の地球交響楽”“『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ”などの話題作を上映し、顧客誘致に努めました結果、収入合計は455,483千円(前年同期比18.0%増)、営業原価控除後のセグメント利益は73,861千円(前年同期比92.0%増)となりました。

  同事業の収入等は次のとおりであります。

区分

単位

当第1四半期累計期間

(令和6年2月1日から

令和6年4月30日まで)

前年同期比(%)

劇場入場人員

千人

288

32.5

劇場収入

千円

412,542

23.2

娯楽場収入

千円

42,941

△16.5

合計

千円

455,483

18.0

 

 

 

b.不動産事業

不動産事業部門におきましては、後継テナントの誘致等による賃料収入の確保に努めた結果、セグメント全体の収入合計は505,146千円(前年同期比0.4%増)となり、セグメント利益は121,352千円(前年同期比4.5%増)となりました。

  同事業の収入は次のとおりであります。

区分

単位

当第1四半期累計期間

(令和6年2月1日から

令和6年4月30日まで)

前年同期比(%)

不動産賃貸収入

千円

344,008

△0.6

駐車場収入

千円

53,656

2.4

ビル共益費等収入

千円

101,115

2.1

その他事業収入

千円

6,365

14.6

合計

千円

505,146

0.4

 

 

当第1四半期会計期間末における総資産は、短期貸付金の増加等により前期末に比較して17,924千円増加し、5,885,481千円となりました。負債は、設備関係未払金の減少等により、前期末に比較して41,631千円減少し、3,376,221千円となりました。純資産は、四半期純利益など利益剰余金の増加額が配当金の支払い等による減少額を上回ったため、前期末に比較して59,555千円増加し、2,509,259千円となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(3) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。