当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。また、当社の事業セグメントはファミリーデータプラットフォーム事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。
なお、過年度の決算訂正を行い、遡及後の数値で比較分析を行っております。
当第3四半期累計期間において、サービス消費とインバウンド需要に支えられ、経済活動は緩やかに回復の兆しをみせた一方、ロシア・ウクライナの情勢の長期化やイスラエル軍のガザ侵攻など不安定な国際情勢の中、原材料やエネルギー価格の高騰に伴う物価の上昇など依然として先行きが不透明な状況が続いています。
このような情勢下、当社は「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、家族のつながりを起点としたファミリーデータプラットフォーム事業を展開しております。中長期的な事業成長、ビジョン実現のため家族に対して「安心」と「便利」を提供するべく、家計に占める支出割合の高い領域である住関連、生活必需品、金融関連等の領域からサービス強化に着手しております。
特に、家族サポート事業(金融関連、生活必需品等)の契約者数拡大、並びに住関連領域のサービス強化により収益拡大に注力しております。
当社は、これらの事業の中長期での継続的な成長と収益性の改善を目指し、インサイドセールス体制の強化、自社データベース拡充のため一定規模で広告宣伝の投資を継続しております。その結果、家族サポート事業の累計契約者数は順調に増加し、当第3四半期末時点で約12,600人まで拡大してきております。また、フロー型ビジネスのライフイベントマーケティングは、大手企業向けのPoC案件の新規受注・完了が引き続き好調に推移しております。
その結果、当第3四半期累計期間においてストック型ビジネスの累計契約者数を着実に積み上げたこと、並びにフロー型ビジネスが好調に推移したことにより、当第3四半期累計期間の売上高は1,754,106千円(前年同期比15.5%増)となりました。費用面においては、前述のストック型ビジネス拡大に向けた先行投資を継続していることから営業利益は57,195千円(前年同期225,946千円の営業損失)、経常利益は62,596千円(前年同期220,830千円の経常損失)、四半期純利益は59,277千円(前年同期238,641千円の四半期純損失)となりました。
当第3四半期会計期間末における流動資産は960,186千円(前事業年度末比108,952千円減少)となりました。これは主に、売掛金の増加31,481千円、棚卸資産の増加12,140千円があった一方で、現金及び預金の減少149,658千円によるものであります。固定資産は69,803千円(前事業年度末比51,222千円増加)となりました。これは主に、ストック型ビジネスへの切替によるインサイドセールス人員の体制強化に伴う投資その他の資産の増加によるものであります。
以上の結果、総資産は1,029,989千円(前事業年度末比57,729千円減少)となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は502,749千円(前事業年度末比58,190千円減少)となりました。これは主に、買掛金の増加10,882千円、未払消費税等の増加58,610千円があった一方で、未払金の減少77,189千円、前受金の減少57,075千円があったことによるものであります。固定負債は230,203千円(前事業年度末比75,000千円減少)となりました。これは主に、借入金の返済による長期借入金の減少75,000千円によるものであります。
以上の結果、負債合計は732,953千円(前事業年度末比133,190千円減少)となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は297,036千円(前事業年度末比75,460千円増加)となりました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が59,277千円増加したことによるものと、新株予約権の行使により3,600千円、譲渡制限付株式の発行により4,495千円資本金及び資本剰余金がそれぞれ増加したものであります。なお、減資により資本金が259,191千円減少し、資本剰余金が121,204千円、利益剰余金が137,987千円増加しております。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 販売の実績
当第3四半期累計期間における販売実績は著しく増加しております。
詳細につきましては、「2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営
成績の状況」をご参照ください。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。