当社は、2023年12月26日開催の取締役会において、当社完全子会社の「株式会社京王SCクリエイション」(以下、「京王SCクリエイション」とする。)を設立し、2024年7月1日を効力発生日として、簡易吸収分割の方法により、当社が営む商業施設運営事業(ショッピングセンター事業および不動産賃貸業の一部)を京王SCクリエイションに承継させること(以下、「本吸収分割」とする。)を決議しましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第7号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。
(注)1.新設会社のため、上記は予定となります。
2.戸籍上の氏名は安永 圭子です。
本吸収分割の相手会社は2024年4月1日(予定)に設立するため、該当事項はありません。
商業施設運営事業は、当社グループの理念である「信頼のトップブランド」の確立、および「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」のまちづくりを実現するうえで欠かせない事業であり、これまで当社、京王地下駐車場株式会社(以下、「京王地下駐車場」とする。) 、京王不動産株式会社(以下、「京王不動産」とする。)の3社で上記の実現に向けて事業を推進してまいりました。一方で、近年、EC市場の拡大に伴う購買行動の変化等により事業環境は急速に変化しており、今後予定されている新宿駅西南口地区開発計画等の大規模開発を見据え、これまで以上にスピード感を持って諸課題に対応し、競争力、収益力の向上に取り組むため、本吸収分割を含む事業再編が必要であると判断するに至りました。
具体的には、商業施設運営事業に特化する新会社「京王SCクリエイション」を設立し、当社SC営業部、京王地下駐車場、京王不動産に分散している商業施設運営事業を集約いたします。これにより、業務効率化を図るとともに、専門的な人財の確保・育成、運営ノウハウの集積の実現を目指してまいります。
また、お客様にとってより魅力的な商業施設を将来にわたって展開していくために、京王百貨店新宿ビルの建て替えを見据え、2030年頃を目途に京王SCクリエイションと株式会社京王百貨店の法人格を統合する基本方針も併せて決議いたしております。なお、詳細については未定であり、今後具体的な検討を進めてまいります。これにより、商業施設の一体的運営を通じて、グループ全体のさらなる利益拡大および魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。
当社を分割会社、京王SCクリエイションを承継会社とする簡易吸収分割です。
②本吸収分割に係る割当ての内容
株式その他の金銭等の割当ておよび交付は行いません。
③その他の本吸収分割契約の内容
吸収分割契約の承認(当社) 2023年12月26日
京王SCクリエイションの設立 2024年4月1日(予定)
吸収分割契約の承認(京王SCクリエイション) 2024年4月下旬(予定)
吸収分割契約の締結 2024年5月7日(予定)
分割の効力発生日 2024年7月1日(予定)
(注)本吸収分割は、当社においては会社法第784条第2項に定める簡易吸収分割、京王SCクリエイションにおいては会社法796条第1項に定める略式吸収分割に該当するため、株主総会の決議を経ずに実施する予定です。
商業施設運営事業
本吸収分割による当社資本金の増減はありません。
該当事項はありません。
京王SCクリエイションは、2023年12月26日付承認の吸収分割契約に別段の定めがあるものを除き、効力発生日において、当社より商業施設運営事業に関する資産(土地、一部固定資産は除く)、負債および契約上の地位ならびに付随する権利義務の一切を承継いたします。
株式その他の金銭等の割当ておよび交付は行いません。
(注)1.戸籍上の氏名は安永 圭子です。
2.総資産の額は、2023年3月31日時点の貸借対照表を基礎とし、これに吸収分割効力発生日までの増減を加味したうえで確定するため、実際の金額は上記金額と異なります。