当社は、2024年6月18日開催の取締役会において、三菱電機株式会社(以下「三菱電機」という)が保有する三菱電機ロジスティクス株式会社(以下「三菱電機ロジスティクス」という)の普通株式の一部(所有割合66.6%)の当社による取得(以下「本取引」という)に係る株式譲渡契約書及び本取引後の三菱電機ロジスティクスの事業運営等に係る株主間の取り決めを定めた株主間契約書の締結を決議いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。
(1) 取得対象子会社に関する事項
①商号 |
三菱電機ロジスティクス株式会社 |
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②本店の所在地 |
東京都中野区中野四丁目10番1号 |
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③代表者の氏名・役職 |
取締役社長 四方 壽一 |
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④資本金の額 |
1,735百万円 |
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⑤純資産の額 |
51,482百万円 |
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⑥総資産の額 |
68,066百万円 |
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⑦事業内容 |
ロジスティクス事業、輸配送事業、工場・事務所等の移転・引越事業、倉庫業、物流拠点(配送センター等)運営、国際物流事業、物流コンサルティング業、その他物流に係る付帯業務 |
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⑧最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益 |
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決算期 |
2022年3期 |
2023年3期 |
2024年3期 |
売上高 |
113,268百万円 |
136,624百万円 |
106,282百万円 |
営業利益 |
6,216百万円 |
5,553百万円 |
3,075百万円 |
経常利益 |
6,783百万円 |
6,135百万円 |
4,607百万円 |
当期純利益 |
4,765百万円 |
4,264百万円 |
3,386百万円 |
⑨当社と取得対象子会社との関係 |
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資本関係 |
記載すべき資本関係はありません。 |
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人的関係 |
記載すべき取引関係はありません。 |
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取引関係 |
当社及び当社の子会社は、三菱電機ロジスティクス及びその子会社との間に物流サービス提供等の取引関係があります。 |
(2) 取得対象子会社に関する子会社取得の目的
現在物流業界では、人手不足に起因した長距離輸送を中心とする「運べないリスク」や、コロナ禍や災害において顕著となった有事の際のサプライチェーンの分断リスク等が顕在化しております。また、荷主の取扱商材の多様化、生産拠点及び販路のグローバル化を背景に輸送ニーズそのものが複雑化しており、サステナブルな物流サプライチェーンの構築が必要であると認識しております。
当社は、この様な環境下において、「特積みのセイノーからロジのセイノーへ」を重点戦略として、国内拠点の新設やロジスティクス機能のエリア拡大を進め、物流全体の最適化を推進して参りました。2023年6月に策定した「中長期の経営の方向性 ~ありたい姿とロードマップ2028~」におけるロジスティクスの展開においては、エレクトロニクス・ソリューション事業部、オートモーティブ・バッテリー物流事業部、ヘルスケア・ソリューション事業部を「3つの注力分野」と位置づけ、海外ネットワークとの親和性をより高めるための産業別ソリューションの拡充による、グローバル企業のサプライチェーンの最適化に取り組んでおります。
本取引により、当社は、三菱電機ロジスティクスが有する大型機器・設備等の特殊輸送、半導体や精密機械の輸送に関するノウハウ及び、ロジスティクスセンター等の資産を活用することで、エレクトロニクス領域における対応力を強化し、顧客のサプライチェーン最適化に貢献します。これにより「ロジのセイノー」に向けロジスティクス事業を飛躍的に成長させることが可能になります。また、三菱電機ロジスティクスは、当社が有する国内外の顧客基盤を活用し、三菱電機グループ外へのサービス提供を拡大することにより、企業価値向上を図ります。
(3) 取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
取得価額 57,276百万円(注1)
(注1)最終的な取得価額は、株式譲渡契約に定める価値調整を実施した金額となる予定です。
以 上