第3 【設備の状況】

 

1 【設備投資等の概要】

当社グループでは、当連結会計年度において、郵便局窓口事業及びその他事業にかかる不動産開発等、業務基盤系システムの更改等、お客さまサービスと業務効率化に資する経営基盤強化のための投資を行いました。

当連結会計年度における設備投資の内訳は、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

金額
(百万円)

摘要

郵便・物流事業

38,238

郵便局施設・設備の改修(14,666百万円)等

郵便局窓口事業

35,199

大阪駅前不動産開発(14,301百万円)等

国際物流事業

20,468

 

銀行業

44,685

ゆうちょ総合情報システムにかかる開発(29,187百万円)等

生命保険業

31,958

 

その他

49,331

大東市三洋町計画(17,021百万円)等

219,882

 

消去又は全社

143

 

合計

219,739

 

 

(注) 1.所要資金については、自己資金及び借入金で充当しております。

2.設備投資には、無形固定資産の取得に係る投資を含んでおります。

3.大阪駅前不動産開発の投資額については、共同事業者負担分を含みます。

 

なお、国際物流事業におけるトール社のエクスプレス事業の設備の売却について、2021年8月にAllegro Funds Pty Ltdの傘下企業への譲渡手続きが完了しております。

 

2 【主要な設備の状況】

(1) 提出会社の状況

2022年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

リース
資産

その他

合計

東京逓信病院
ほか2カ所
(東京都ほか)

その他

診療施設

4,058

17

14,375

(38)

1,523

19,975

825

276]

かんぽの宿 一関
ほか33カ所
(岩手県ほか)

その他

宿泊施設

7,729

474

7,674

(1,112)

268

16,147

260

1,459]

本社等
その他の施設
(東京都ほか)

その他

その他

33,490

174

69,686

(136)

16,853

120,206

909

167]

 

(注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定であります。

2.宿泊施設のうち、2022年3月31日現在で廃止決定しているかんぽの宿12カ所については事業所の数に含まれませんが、帳簿価額には含まれております。また、2022年4月1日に3カ所、4月5日に29カ所に係る事業をそれぞれ事業譲渡したため、本書提出日現在、当社が運営する施設は、「かんぽの宿 恵那」と「ゆうぽうと世田谷レクセンター」の2カ所のみであります。

.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含み、派遣社員を除く。)は年間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。

.上記のほか、当社の連結会社以外の者との間で賃貸借している主要な設備はありません。

 

(2) 主要な連結子会社の状況

2022年3月31日現在

会社名

事業所名

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

リース
資産

その他

合計

日本郵便

本社・支社(14カ所)
郵便局

(20,050局)

その他
(32カ所)

郵便・物流
事業

荷扱所等

443,541

24,385

659,811

(4,900)

12,723

10,563

1,151,024

96,065

93,751]

郵便局窓口
事業

店舗、郵便局施設等

359,014

807

555,021

(3,844)

3

155,816

1,070,664

95,637

31,549]

合計

802,556

25,193

1,214,833

(8,745)

12,726

166,379

2,221,688

191,702

125,300]

ゆうちょ
銀行

本社及び
エリア本部
(14カ所)
支店及び
出張所

(235カ所)

その他
(67カ所)

銀行業

店舗、事務
センター等

80,243

722

64,023

(203)

47,829

192,819

12,169

3,243]

かんぽ生命
保険

本社及び
エリア本部
(14カ所)
支店
(82カ所)

生命保険業

店舗、本社等

37,027

52

43,112

(69)

2,518

11,454

94,165

7,545

2,114]

 

(注) 1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定であります。

2.日本郵便における本社・支社、郵便局及びその他の設備の数は重複しておりません。また、帳簿価額はそれぞれのセグメントの区分に応じて分けて記載しております。

3.日本郵便における郵便局数には閉鎖中の郵便局は含まれませんが、帳簿価額には含まれております。

4.上記のほか、当社の連結会社以外の者から賃借している設備があります。日本郵便(年間賃借料68,144百万円)、ゆうちょ銀行(年間賃借料2,649百万円)、かんぽ生命保険(年間賃借料7,256百万円)であり、主要なものは日本郵便における郵便局施設となります。

5.上記には、日本郵便が賃貸しているJPタワー等の設備(389,394百万円)が含まれております。

6.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員)を含み、派遣社員を除く。)は年間の平均人員を[ ]内に外書きで記載しております。なお、2022年4月からの新しいかんぽ営業体制への移行に伴い、日本郵便からかんぽ生命保険へ従業員が出向したこと等により、かんぽ生命保険(単体)の従業員数は、2022年4月1日現在で20,092人、日本郵便(単体)の従業員数は、2022年4月1日現在で183,500人(うち、郵便・物流事業98,866人、郵便局窓口事業84,634人)となっております。

 

 

(3) 主要な在外子会社の状況

2022年3月31日現在

会社名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

その他

合計

トール社
及び
同社傘下の
子会社

LOYANG,

SINGAPORE

国際物流
事業

ロジスティ
クス施設

29,294

257

8,336

37,888

65

]

TUAS,

SINGAPORE

国際物流
事業

ロジスティ

クス施設 

11,838

1,114

1,023

13,977

231

]

YARRUNGA ST,

AUSTRALIA

国際物流

事業

ロジスティ

クス施設

3,606

2,121

5,727

202

[330]

 

(注) 1.トール社及び同社傘下の子会社の所有する設備のうち、主要なものを記載しております。

2.上記には、当社の連結子会社以外の者から賃借している土地・建物等が含まれております。

3.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は3月末の人員数を[ ]内に外書きで記載しております。

 

 

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1) 重要な設備等の新設等

2022年3月31日現在

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

(百万円)

資金調達方法

着手及び完了予定年月

着手

完了

郵便・物流事業

郵便局施設・設備の改修

(注2)

18,568

自己資金

2014年4月

2022年度

次期基幹システムの更改

91,602

自己資金

2020年4月

2025年度

郵便局窓口
事業

郵便局施設・設備の改修

(注)

2,528

自己資金

2014年4月

2022年度

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発(オフィス、店舗他)(注

42,000

自己資金

2019年8月

2022年度

広島駅前不動産開発(オフィス、店舗他)

7,669

自己資金

2020年6月

2022年度

大阪駅前不動産開発(オフィス、商業施設、劇場他)(注4)

73,563

自己資金

2020年10月

2023年度

銀行業

ATM(2019~2023年度)

12,665

自己資金

2020年1月

2023年度

ゆうちょ総合情報システム(2023年度)

54,657

自己資金

2020年3月

2024年度

新AMLシステム

9,415

自己資金

2021年5月

2023年度

生命保険業

次世代システムの構築 (注5)

50,389

自己資金

2021年4月

2025年度

その他

蔵前不動産開発(オフィス、高齢者施設、賃貸住宅、物流施設他)

25,685

自己資金

2020年9月

2022年度

五反田不動産開発(オフィス、ホテル、ホール他)

25,457

自己資金

2021年8月

2023年度

名古屋栄計画(オフィス、商業施設、ホテル、シネコン他)(注

未定

自己資金

2022年7月

2025年度

 

(注) 1.投資予定額については、当連結会計年度末に計画されている投資予定額の総額から既支払額を差し引いた金額を記載しております。

     2.郵便局施設・設備の改修については、計画の見直し等により、投資予定額の総額を変更しております。

   3. 虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の投資予定額については、再開発事業のため当社グループの投資予定額を記載しております。なお、投資予定額については、最終建築工事費等により変動する場合があります。

   4.大阪駅前不動産開発の投資予定額については、共同事業者負担分を含みます。

     5.次世代システムの構築の投資予定額については、今後の施策の具体化により変動する場合があります。

   6. 名古屋栄計画の投資予定額については、建築工事費等が未確定であるため、未定であります。また、着手年月は、着工予定年月(着工予定年度)を記載しております。

     7.上記のほか、中期経営計画に記載している投資計画については、各案件の投資額等を更に検討した上で、順次具体化していきます。

 

 

(2) 重要な設備の除売却等

2022年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

売却の

予定時期

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

その他

合計

かんぽの宿 一関ほか31カ所

(岩手県ほか)

その他

宿泊施設

7,292

464

1,862

(779)

460

10,079

2022年4月

 

(注) 宿泊施設については、2022年4月1日に3カ所、2022年4月5日に29カ所に係る事業をそれぞれ事業譲渡したため、提出日現在、当社が運営する施設は、「かんぽの宿恵那」と「ゆうぽうと世田谷レクセンター」の2カ所であります。