回次 |
第10期 |
第11期 |
第12期 |
第13期 |
第14期 |
|
決算年月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
2024年3月 |
|
売上高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
経常利益 |
(百万円) |
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|
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
(百万円) |
|
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|
|
包括利益 |
(百万円) |
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|
|
|
純資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
総資産額 |
(百万円) |
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|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
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|
1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
|
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
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|
自己資本利益率 |
(%) |
|
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|
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|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
|
|
|
|
△ |
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
|
△ |
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
|
△ |
現金及び現金同等物の期末残高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
|
|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第12期の期首から適用しており、第12期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
2.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイトを含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
3.「1株当たり純資産額」、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」の算定上、株式給付信託(J-ESOP)により信託口が保有する当社株式を「期末の普通株式の数」及び「普通株式の期中平均株式数」において控除する自己株式に含めております。
回次 |
第10期 |
第11期 |
第12期 |
第13期 |
第14期 |
|
決算年月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
2024年3月 |
|
売上高 |
(百万円) |
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|
|
|
|
経常利益 |
(百万円) |
|
|
|
|
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当期純利益 |
(百万円) |
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資本金 |
(百万円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(百万円) |
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|
総資産額 |
(百万円) |
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|
|
|
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
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(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
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|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
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|
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株価収益率 |
(倍) |
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|
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|
|
配当性向 |
(%) |
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|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
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|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
株主総利回り |
(%) |
|
|
|
|
|
(比較指標:TOPIX) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
最高株価 |
(円) |
7,910 |
5,340 |
4,500 |
3,230 |
2,757 |
最低株価 |
(円) |
2,985 |
3,345 |
2,508 |
2,008 |
1,826 |
(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第12期の期首から適用しており、第12期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
2.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイトを含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
3.従業員数が第13期において280名減少しましたのは、主として2022年4月1日付で当社を吸収分割会社とし、完全子会社である株式会社アカツキゲームスを吸収分割承継会社とする会社分割(吸収分割)を行ったことにより従業員の異動があったためであります。
4.「1株当たり純資産額」、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」の算定上、株式給付信託(J-ESOP)により信託口が保有する当社株式を「期末の普通株式の数」及び「普通株式の期中平均株式数」において控除する自己株式に含めております。
5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
当社は、感情を報酬に発展する社会を目指し、サービスやプロダクトで世の中に貢献したいという気持ちと共に、Akatsukiらしい価値観に基づく働き方や組織の在り方を世の中に示し、全ての人が笑顔で明るい社会を実現したいという想いがあります。
当社の社名であるAkatsukiの由来はこうした想いのもと、「世界に夜明けを」という意味で、日本語の「暁」から取っております。
なお、当社グループの変遷は次のとおりであります。
年月 |
概要 |
2010年6月 |
東京都渋谷区において、モバイルゲーム(注1)の企画、開発及び運営を目的として株式会社アカツキを設立 |
2010年9月 |
株式会社ディー・エヌ・エーが運営する「Mobage」へモバイルゲームの提供を開始 |
2012年7月 |
本社を東京都目黒区に移転 |
2014年7月 |
台湾に子会社Akatsuki Taiwan Inc.(現連結子会社)を設立 |
2015年1月 |
株式会社バンダイナムコエンターテインメントとの協業により、ネイティブアプリ(注2)「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント提供)Android版をリリース(注3) |
2015年7月 |
株式会社バンダイナムコエンターテインメントとの協業により、ネイティブアプリ「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント提供)海外版をリリース |
2016年3月 |
東京証券取引所マザーズに株式を上場 |
2016年9月 |
本社を東京都品川区に移転 |
2017年6月 |
ネイティブアプリ「八月のシンデレラナイン」をリリース |
2017年9月 |
東京証券取引所市場第一部へ上場市場変更 |
2017年10月 |
エンターテインメント×テクノロジー特化のファンド「Akatsuki Entertainment Technology Fund」を組成 |
2018年3月 |
株式会社アカツキ福岡(現連結子会社)を設立 |
2018年12月 |
株式会社スクウェア・エニックスとの協業により、ネイティブアプリ「ロマンシング サガ リ・ユニバース」(株式会社スクウェア・エニックス提供)をリリース |
2020年6月 |
株式会社CRAYON(現非連結子会社)にて、公式アプリサービスの提供を開始 |
2020年9月 |
キッズ向けIPの創出とプロデュースを行う株式会社Kumarba設立(現非連結子会社) |
2021年6月 |
株式会社HeartDrivenFoundation(現株式会社HykeComic(現連結子会社))を設立 |
2021年11月 |
AKATSUKI INVESTMENT SINGAPORE PTE. LTD.(現EMOOTE PTE. LTD.)を設立(現連結子会社) |
2021年12月 |
株式会社アカツキゲームス設立(現連結子会社) |
2022年1月 |
『TRIBE NINE(トライブナイン)』アニメ放送開始 |
2022年1月 |
株式会社Akatsuki Ventures設立(現連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行 |
2022年4月 |
ゲーム事業を会社分割(簡易吸収分割)により株式会社アカツキゲームスに承継 |
2022年4月 |
Dawn Capital1号投資事業有限責任組合を組成(現連結子会社) |
2022年6月 |
株式会社HykeComic(現連結子会社)にて、公式アプリサービスの提供を開始 |
2023年4月 |
株式会社アカツキライブエンターテインメントを吸収合併 |
2023年9月 |
「レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~」(株式会社コーエーテクモゲームスより配信)をリリース |
(注)1.ソーシャルネットワーキングサービス(「SNS」)をプラットフォームとし、利用者同士の繋がりや交流
関係を活かしたゲームの総称
2.Apple Inc.が運営する「App Store」やGoogle Inc.が運営する「Google Play」等のアプリマーケットよ
りプログラムをダウンロードして利用するアプリケーション
3.iOS版は2015年2月にリリース
当社グループは、当社、連結子会社7社(株式会社アカツキゲームス、Akatsuki Taiwan Inc.、株式会社アカツキ福岡、株式会社HykeComic、株式会社Akatsuki Ventures、Dawn Capital1号投資事業有限責任組合、EMOOTE PTE. LTD.)、持分法適用関連会社1社、持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社23社(Akatsuki Entertainment USA, Inc.他22社)の合計32社により構成されております。
当社グループは事業活動の特徴を考慮した経営管理上の区分に基づき、事業セグメントを集約したうえで、「ゲーム事業」、「コミック事業」の2つを報告セグメントとしております。なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント区分と同一であります。
「ゲーム事業」は、主にモバイルゲームの企画、開発及び運営を行っております。
「コミック事業」は、縦読みフルカラーコミックの企画、制作、配信及び「HykeComic」アプリの運営を行っております。
1.ゲーム事業について
(1) ゲーム事業の概要
当社グループは、国内SNS運営事業者が提供するプラットフォーム(注1)やApple Inc.及びGoogle Inc.などのプラットフォーム運営事業者が運営する各アプリマーケットにおいて、モバイルゲーム等を提供するゲーム事業を行っております。
モバイルゲームは、これまでの家庭用ゲーム専用機のタイトルとは異なり、ユーザーが気軽に楽しめるゲームであり、月額基本料無料、一部アイテム課金制(注2)を採用するタイトルが主流となっており、当社グループが提供しているモバイルゲームにつきましても同様の仕組みでサービスを提供しております。また、モバイルゲームの開発においては、「オリジナルタイトル」の制作だけではなく、アニメや漫画等の、ユーザー認知度の高いキャラクター等のIP(注3)を有する他社(IP使用会社)との協業により、IPを利用したモバイルゲーム(以下、「他社IP利用タイトル」という。)の制作を行っております。
(注)1.モバイルゲーム等を提供する際の土台・基盤として利用されるSNSのこと
2.無料で入手することが可能であるアイテムやカード等をゲームを有利に進めるために有料で提供すること
3.Intellectual Property:著作権等の知的財産権
① オリジナルタイトルの制作
当社配信のオリジナルタイトルにつきましては、企画、開発、運用及びマーケティングまでのモバイルゲームを提供する一連の過程を自社で実施しております。当連結会計年度末現在、当社グループの主要なタイトルである「八月のシンデレラナイン」を提供しております。
② 他社IP利用タイトルの制作
当社配信の他社IP利用タイトルにつきましては、企画、開発、運用及びマーケティングまでのモバイルゲームを提供する一連の過程を自社又は他社との共同事業で実施しております。
また他社配信の他社IP利用タイトルにつきましては、基本的には、IPを利用して他社との協業によりユーザーへモバイルゲームを提供し、その収益についてはIP使用会社から当社グループへ配分されております。
当連結会計年度末現在、当社配信及び他社配信の他社IP利用タイトルは合計で5タイトルとなります。
<主な提供タイトル>
当社グループでは、各プロダクト毎にターゲットユーザーを定め、それぞれ独自の世界観と体験を通じてユーザーに貢献するべく、サービス提供を行っております。
タイトル名 |
プラットフォーム |
オリジナル/他社IP |
ゲーム内容等 |
ドラゴンボールZ ドッカンバトル |
App Store Google Play |
他社IP |
「ドラゴンボールZ」を題材としたモバイルゲーム |
八月のシンデレラナイン |
App Store Google Play |
オリジナル |
「青春×女子高生×高校野球」をテーマにした“青春体験型野球ゲーム” |
ロマンシング サガ リ・ユニバース |
App Store Google Play |
他社IP |
23年ぶりとなる「ロマンシング サガ」完全新作RPGゲーム |
レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~ |
App Store Google Play STEAM |
他社IP |
「アトリエ」シリーズを題材としたシネマティック錬金術RPGゲーム |
(2) 当社グループのゲーム事業における特徴及び強み
① 企画力・プロデュース力
(a) オリジナルタイトルの企画力
当社グループは、これまでブラウザゲーム及びネイティブアプリで合計18本の自社によるオリジナルタイトルをゼロから企画・開発しております。モバイルゲーム市場については、ユーザーがおもしろいと感じて楽しめるタイトルを提供することが重要と考えており、当社グループはモバイルゲームを自社によるオリジナルタイトルでゼロから企画・開発を行っている強みがあると考えております。
(b) ノウハウの蓄積・企画立案プロセスの整備
当社グループは、企画、開発及び運営に至る主要なプロセスを自社で一貫して行うことにより、モバイルゲームの開発及び運営のノウハウを蓄積してまいりました。また、既存タイトルにおける過去の施策とそのユーザー分析結果を開発・運営部門全体で共有することにより、新規タイトルの企画、開発や既存タイトルの運営にも応用しており、組織としてノウハウを蓄積・活用できる体制を構築していると考えております。
なお、企画立案のプロセスからマーケティング部門が関わり、社内レビューやユーザーテストなどを繰り返し実施し、「世界観」と「面白さ」とを備えたゲームを分析的・継続的に再現できるプロセスを導入しております。
② 長期運用力
(a) オリジナルタイトル及び他社IP利用タイトルの展開
当社グループはオリジナルタイトルの開発と他社IP利用タイトルの開発を行っております。オリジナルタイトルはゲーム内で使用するイラスト費やプロモーションコストを当社グループで負担する必要がありますが、当社グループに対する収益分配率は高くなります。一方、アニメや漫画等の有力なIPのうち、当社が配信する場合は、IP使用会社等への収益分配があるため、収益分配率がオリジナルタイトルと比べ低くなりますが、ユーザーの認知度が高いため、サービス開始直後から一定のユーザーの獲得を見込むことができると考えております。また他社が配信する場合には、当社が配信する場合と同様である他、ゲーム内で使用するイラスト費やプロモーションコストを抑えることが可能であると考えております。そのため、ターゲットユーザーや収益構造が異なるオリジナルタイトルと他社IP利用タイトルのゲームコンテンツを共に提供することによりリスクをヘッジすることが可能と考えております。
(b) 複数タイトルの運営体制
当社グループは、継続的に安定的な収益を確保するために、ノウハウの共有やツール等の自動化を行い、複数の既存タイトルの運営と新規タイトルの開発を同時並行で行う体制を構築しております。また、国内外において優秀な人材の採用を積極的に進めることにより、一人当たりの効果的な生産性の向上を実現し、少ない人員数でそれぞれのタイトルを運用する体制を実現していると考えております。
(c) データ分析及びPDCAサイクルの実行
モバイルゲームは、これまでの家庭用ゲーム専用機向けタイトルとは異なり、サービスの開始後もユーザーの動向に合わせてゲーム内容の改良を常に行っていくことが必要となっております。当社グループは、DAU、課金率、ARPPU(注)等の基礎的なデータを初めとして、ユーザーの行動履歴を示す各種指標を取得することによりユーザーの動向を把握し、各種施策を適時に実施することで収益向上に取り組んでおります。また、ユーザーから寄せられたクレームやコンテンツの問題点を認識し、それを改善するための計画の立案、実行及び修正というPDCAサイクルを繰り返し実行することにより、ユーザー基盤の維持・拡大とさらなる収益の拡大を図っております。
(注)DAU(Daily Active Users):1日においてサービスを利用したユーザー数
課金率:サービスを利用しているユーザーのうち課金アイテムを購入したユーザーの割合
ARPPU(Average Revenue Per Payed User):課金ユーザー1人当たりの平均売上高
(d) マーケティング力
当社グループでは、ウェブだけでなくテレビCMを含めた効率的なマーケティングを意識して実践しております。具体的には、マーケティング部門が各ゲームタイトルの企画・開発段階から関わることにより、プロダクトを理解した上でマーケティング施策を立案できる体制を構築していると考えております。また、各マーケティング施策に対して詳細なデータ分析を行い、PDCAを実施することにより、ユーザー獲得単価を適切な水準にコントロールできております。
また、マルチメディア展開、他社とのコラボレーションやリアルイベントなどにより、ユーザーを長期的にファン化する取り組みも積極的に行っております。
これらの結果、広告宣伝費を効率的に活用し、収益性の確保に努めております。
③ 海外オペレーション力
当社グループは、国内だけでなく今後成長が見込まれる海外市場においても、当社グループのモバイルゲームを提供していく必要があると考えており、台湾にある海外子会社(Akatsuki Taiwan Inc.)が運用主体となって、日本のノウハウを展開することで、日本と同水準のユーザーエンゲージメントでのサービスをグローバルに展開するオペレーション体制を構築しております。具体的には、当社グループで実績のあるタイトルにつきましては、台湾子会社にて海外向けにローカライズ(注)することにより提供し、国内での運用ノウハウを展開することにより、効率的な運用を目指しております。
また、新規タイトルにつきましては、当社グループ内で密に連携することにより、国内・海外において各国の市場の状況に応じて適時にモバイルゲームを提供できる体制を構築していると考えております。
(注)ローカライズ:ソフトウェアの現地最適化であり、国際化されたソフトウェアを各国に対応させること
④ 組織力・企業文化
当社グループは、メンバー一人ひとりがモチベーション高く、それぞれの才能を最大限活用でき、さらにチームとしても最高のパフォーマンスを発揮できる組織作りや、新しいサービスを生み出すという「ものづくり」としての企業文化構築を重視しています。そのために企業理念やカルチャーに適合する人材を採用するとともに、人材育成のための研修や人事施策、企業文化の醸成やオフィス環境の整備に対して積極的に投資しております。
2.コミック事業について
(1) コミック事業の概要
当社グループは、国内SNS運営事業者が提供するプラットフォーム(注)やApple Inc.及びGoogle Inc.などのプラットフォーム運営事業者が運営する各アプリマーケットにおいて、縦読みフルカラーコミック等を提供するコミック事業を行っております。
具体的には、当社グループでは「HykeComic」アプリを配信しており、同アプリ内において、当社グループが企画及び制作している作品や他社制作の無料又は有料の縦読みフルカラーコミックを配信しております。また当社グループが制作した縦読みフルカラーコミックを他社配信のアプリにおいて掲載しております。
(注)モバイルゲーム等を提供する際の土台・基盤として利用されるSNSのこと
(2) 当社グループのコミック事業における主な特徴及び強み
① 充実したWEBTOON制作体制
当社グループは、ウェブトゥーンの制作実績豊富である複数の国内主要制作スタジオと提携し、品質を重視した縦読みフルカラーコミックの制作を行うことができる体制を構築しております。また当社グループの主たる事業であるゲーム事業のこれまでの開発ノウハウがあることから、大規模なトラフィックを捌くことができる開発体制を構築しております。
② ゲーム事業でのノウハウの活用
当社グループにおけるゲーム事業において、これまで蓄積した海外マーケティングに関するノウハウや海外運用力を活用することで、オリジナル作品のローカライズ化を行い、グローバルで当社サービスを展開することができる体制となっております。
[事業系統図]
(注)1.ユーザーからの課金アイテム等利用代金から決済手数料及びプラットフォーム手数料(プラットフォーム運営事業者による代金回収代行業務及び売上管理業務に対する手数料)を差し引いた金額が、プラットフォーム運営事業者から当社グループへ支払われます。
2.ユーザーからの課金アイテム等利用代金から決済手数料及びプラットフォーム手数料を差し引いた金額がプラットフォーム運営事業者からIP使用会社や他社電子書籍配信アプリ会社へ支払われ、当社グループへの配分額はIP使用会社や他社電子書籍配信アプリ会社より支払われます。
3.ユーザーからの課金アイテム等利用代金から決済手数料及びプラットフォーム手数料(プラットフォーム運営事業者による代金回収代行業務及び売上管理業務に対する手数料)を差し引いた金額のうち、一定の配分額をIP使用会社へ支払っております。
名称 |
住所 |
資本金 又は 出資金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合又は被所有割合 (%) |
関係内容 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
株式会社アカツキゲームス(注)4
|
東京都 品川区 |
100 百万円 |
ゲーム事業 |
100.0 |
ゲームアプリの開発及び運用委託 資金援助 役員の兼務1名 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
Akatsuki Taiwan Inc. |
台湾 台北市 |
30 百万 台湾ドル |
ゲーム事業 |
100.0 |
海外用ゲームの運用委託 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
株式会社アカツキ福岡
|
福岡県 福岡市 |
5 百万円 |
ゲーム事業 |
100.0 |
ゲームの運用委託 資金援助 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
株式会社HykeComic |
東京都 品川区 |
50 百万円 |
コミック事業 |
100.0 |
資金援助 役員の兼務1名 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
株式会社Akatsuki Ventures |
東京都 品川区 |
50 百万円 |
その他 |
100.0 |
役員の兼務1名 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
EMOOTE PTE.LTD.
|
シンガ ポール |
2 百万米ドル |
その他 |
100.0 |
資金援助 |
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
Dawn Capital1号投資事業有限責任組合(注)4、5、6 |
東京都 品川区 |
5,000 百万円 |
その他 |
99.6 (0.6) |
役員の兼務1名 |
(関連会社) |
|
|
|
|
|
サイカ・コレクティブ株式会社 |
大阪府 大阪市 |
9 百万円 |
ゲーム事業 |
31.8 |
ゲームの開発委託 |
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.上記以外に持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社が23社あります。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4.特定子会社に該当しております。
5.Dawn Capital1号投資事業有限責任組合の議決権比率については、当社及び子会社からの出資割合を記載しております。
6.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
(1) 連結会社の状況
|
2024年3月31日現在 |
|
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
|
ゲーム事業 |
|
( |
コミック事業 |
|
( |
その他 |
|
( |
全社 |
|
( |
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイトを含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.全社として記載されている従業員数は、主に特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(2) 提出会社の状況
|
|
|
|
2024年3月31日現在 |
従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
|
|
( |
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
ゲーム事業 |
|
( |
コミック事業 |
|
( |
報告セグメント計 |
|
( |
その他 |
|
( |
全社 |
|
( |
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイトを含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社として記載されている従業員数は、主に特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金差異
① 提出会社
当社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。
② 連結子会社
当事業年度 |
|||||||
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合 (%) (注)2 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
||||
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
|
|
|
|
|
|
|
|
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.株式会社アカツキゲームスは、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)に基づく情報公開項目について役員に占める女性の割合、男女の賃金の差異及び男女の平均勤続年数の差異を選択していることから、管理職に占める女性労働者の割合及び男性労働者の育児休業取得率の記載は省略しております。なお、役員に占める女性の割合及び男女の平均勤続年数の差異は以下のとおりであります。
名称 |
役員に占める女性の割合(%) |
男女の平均勤続年数の差異(ヶ月) |
|||
株式会社アカツキゲームス |
- |
|
全労働者 |
正社員 |
パート・有期労働者 |
男性 |
16.9 |
19.9 |
12.6 |
||
女性 |
17.0 |
19.0 |
15.0 |
||
差異 |
0.1 |
△0.9 |
2.4 |
役員に占める女性の割合につきましては現状0名という状況ではございますが、今後、会社規模等の状況を見つつ、必要に応じて選任を行うことを検討してまいります。また男女の平均勤続年数の差異につきましては、株式会社アカツキゲームスが2022年4月1日付で吸収分割により従業員を株式会社アカツキより承継していることから、勤続期間が短くなっております。
3.上記以外の連結子会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。