第5【経理の状況】

1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。

 

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2 監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2023年4月1日から2024年3月31日まで)の財務諸表について、アルファ監査法人により監査を受けております。

 

3 決算期変更について

 2022年12月26日開催の第33期定時株主総会における定款一部変更の決議により、決算期を9月30日から3月31日に変更いたしました。

 したがって、前連結会計年度及び前事業年度は2022年10月1日から2023年3月31日までの6か月間となっております。

 

4 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、適時適切な情報収集を行うとともに、同機構の実施するセミナー等に積極的に参加し知識向上に努めております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

※1 1,267,086

※1 1,435,893

受取手形、売掛金及び契約資産

※2 599,048

※2 567,001

電子記録債権

26,780

17,177

仕掛品

27,403

26,611

貯蔵品

3,806

5,847

前払費用

52,616

41,961

その他

57,297

30,874

貸倒引当金

289

387

流動資産合計

2,033,750

2,124,981

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

78,760

80,078

減価償却累計額

※3 74,314

※3 74,724

建物及び構築物(純額)

4,445

5,353

工具、器具及び備品

108,207

103,828

減価償却累計額

※3 105,770

※3 102,277

工具、器具及び備品(純額)

2,437

1,551

その他

1,727

1,727

減価償却累計額

※3 1,727

※3 1,727

その他(純額)

有形固定資産合計

6,882

6,904

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

11,136

12,062

無形固定資産合計

11,136

12,062

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

999

21,084

差入保証金

156,668

153,537

繰延税金資産

56,777

その他

8,978

8,839

貸倒引当金

8,839

8,839

投資その他の資産合計

157,805

231,399

固定資産合計

175,824

250,366

繰延資産

 

 

社債発行費

2,652

繰延資産合計

2,652

資産合計

2,209,575

2,378,000

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

201,311

290,808

短期借入金

※4 900,000

※4 530,000

1年内償還予定の社債

64,000

1年内返済予定の長期借入金

109,292

84,297

未払法人税等

1,616

8,613

前受金

※5 9,424

※5 10,678

未払消費税等

31,874

31,621

未払金

28,686

46,814

その他

55,890

29,893

流動負債合計

1,338,097

1,096,726

固定負債

 

 

社債

136,000

長期借入金

160,457

76,160

長期未払金

135,900

133,000

退職給付に係る負債

77,233

82,415

固定負債合計

373,590

427,575

負債合計

1,711,687

1,524,302

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

80,000

201,582

資本剰余金

695,696

802,718

利益剰余金

272,157

145,038

自己株式

6,427

6,427

株主資本合計

497,111

852,835

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

777

862

その他の包括利益累計額合計

777

862

純資産合計

497,888

853,697

負債純資産合計

2,209,575

2,378,000

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

売上高

※1 1,906,544

※1 3,452,186

売上原価

1,135,102

1,878,014

売上総利益

771,441

1,574,171

販売費及び一般管理費

※2 714,247

※2 1,485,481

営業利益

57,193

88,689

営業外収益

 

 

受取利息

8

22

受取配当金

22

31

受取補償金

272

545

助成金収入

1,250

債務免除益

500

その他

628

417

営業外収益合計

2,181

1,516

営業外費用

 

 

支払利息

8,370

14,085

支払補償費

5,000

新株予約権発行費

1,859

その他

548

684

営業外費用合計

13,918

16,629

経常利益

45,456

73,576

税金等調整前当期純利益

45,456

73,576

法人税、住民税及び事業税

1,616

3,234

法人税等調整額

56,777

法人税等合計

1,616

53,543

当期純利益

43,839

127,119

親会社株主に帰属する当期純利益

43,839

127,119

 

【連結包括利益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当期純利益

43,839

127,119

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

128

84

その他の包括利益合計

128

84

包括利益

43,968

127,035

(内訳)

 

 

親会社株主に係る包括利益

43,968

127,035

非支配株主に係る包括利益

 

③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

その他の包括利益累計額

純資産合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

その他

有価証券

評価差額金

その他の

包括利益

累計額合計

当期首残高

284,920

695,696

520,917

6,427

453,271

648

648

453,919

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

減資

204,920

204,920

 

 

 

 

欠損填補

 

204,920

204,920

 

 

 

新株予約権の発行

 

 

 

 

 

 

新株の発行(新株予約権の行使)

 

 

 

 

 

 

新株の発行

 

 

 

 

 

 

剰余金(その他資本剰余金)の配当

 

 

 

 

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

43,839

 

43,839

 

 

43,839

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

128

128

128

当期変動額合計

204,920

248,759

43,839

128

128

43,968

当期末残高

80,000

695,696

272,157

6,427

497,111

777

777

497,888

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

その他の包括利益累計額

純資産合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

その他

有価証券

評価差額金

その他の

包括利益

累計額合計

当期首残高

80,000

695,696

272,157

6,427

497,111

777

777

497,888

当期変動額

 

 

 

 

 

 

 

 

減資

 

 

 

 

 

 

欠損填補

 

 

 

 

 

 

新株予約権の発行

1,074

1,074

 

 

2,148

 

 

2,148

新株の発行(新株予約権の行使)

112,910

112,910

 

 

225,820

 

 

225,820

新株の発行

7,598

7,598

 

 

15,197

 

 

15,197

剰余金(その他資本剰余金)の配当

 

14,560

 

 

14,560

 

 

14,560

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

127,119

 

127,119

 

 

127,119

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

84

84

84

当期変動額合計

121,582

107,021

127,119

355,724

84

84

355,809

当期末残高

201,582

802,718

145,038

6,427

852,835

862

862

853,697

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純利益

45,456

73,576

減価償却費

2,467

4,534

社債発行費償却

513

貸倒引当金の増減額(△は減少)

276

98

受取利息及び受取配当金

31

53

助成金収入

1,250

支払利息

8,370

14,085

売上債権の増減額(△は増加)

124,630

41,648

棚卸資産の増減額(△は増加)

56,785

1,248

未払消費税等の増減額(△は減少)

9,737

252

未収入金の増減額(△は増加)

39,460

37,628

仕入債務の増減額(△は減少)

21,959

89,496

未払金の増減額(△は減少)

15,619

17,820

未払費用の増減額(△は減少)

3,692

2,354

前受金の増減額(△は減少)

2,607

1,253

長期未払金の増減額(△は減少)

2,900

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

18,082

5,182

その他

23,963

23,205

小計

58,411

260,019

利息及び配当金の受取額

30

53

助成金の受取額

1,250

利息の支払額

8,263

13,815

法人税等の支払額

3,658

1,624

法人税等の還付額

4

4

営業活動によるキャッシュ・フロー

69,049

244,637

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

定期預金の預入による支出

39,000

102,000

定期預金の払戻による収入

54,000

150,000

有形固定資産の取得による支出

2,225

1,318

無形固定資産の取得による支出

753

3,857

敷金及び保証金の差入による支出

4,691

234

敷金及び保証金の回収による収入

100,197

180

投資有価証券の取得による支出

20,000

投資有価証券の売却による収入

1,000

投資活動によるキャッシュ・フロー

108,526

22,769

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

83,000

370,000

長期借入金の返済による支出

54,646

109,292

社債の発行による収入

200,000

社債の償還による支出

40,000

新株予約権の行使による株式の発行による収入

227,968

株式の発行による収入

15,197

配当金の支払額

14,474

財務活動によるキャッシュ・フロー

177,646

50,600

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

138,168

216,806

現金及び現金同等物の期首残高

1,105,254

967,086

現金及び現金同等物の期末残高

967,086

1,183,893

 

【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1 連結の範囲に関する事項

 すべての子会社を連結しております。

連結子会社の数 2

連結子会社の名称

㈱アクセスプログレス

㈱アクセスネクステージ

 

2 持分法の適用に関する事項

 該当事項はありません。

 

3 連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社の決算日は、連結決算日と一致しております。

 

4 会計方針に関する事項

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

 時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)によっております。

 

② 棚卸資産

a 商品

 移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)を採用しております。

b 仕掛品

 個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)によっております。

c 貯蔵品

 最終仕入原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)によっております。

 

(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産

 定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降取得した建物附属設備及び構築物については定額法を採用しております。なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

建物及び構築物    8年から50年

工具、器具及び備品  5年から15年

 

② 無形固定資産

 定額法を採用しております。なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

 

(3)重要な繰延資産の処理方法

社債発行費

 償還までの期間にわたり定額法により償却しております。

 

(4)重要な引当金の計上基準

貸倒引当金

 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

(5)退職給付に係る会計処理の方法

 当社及び連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

(6)重要な収益及び費用の計上基準

 当社グループの顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行業務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下の通りであります。

 

 プロモーション支援事業、採用支援事業及び教育機関支援事業において、主に、顧客からの受注に基づき委託された業務を履行する義務を負っていることから、契約した委託業務が完了した時点で履行義務が充足されると判断し、顧客が検収した時点で収益を認識しております。また、主に、プロモーション支援事業におけるwebプロモーション向けシステム、教育機関支援事業における教育機関向けシステムの保守においては、契約期間にわたりサービスを提供するものであるため、時の経過に応じて履行義務が充足されると判断し、当該契約期間で案分して収益を認識しております。なお、取引の対価は履行義務を充足してから主として1年以内に受領しており、重要な金融要素は含んでおりません。

 

(7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

会計上の見積りは、連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて合理的な金額を算出しております。当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目は以下のとおりです。

1 繰延税金資産の回収可能性

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

繰延税金資産の金額は、連結財務諸表「注記事項(税効果関係)」の1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳をご参照ください。

なお、当社における評価性引当額控除前の繰延税金資産の額は453,363千円であります。ただし、当社は翌連結会計年度以降における課税所得の見積りを行い、繰延税金資産の回収可能性を判断して評価性引当額396,586千円を計上した結果、繰延税資金資産を56,777千円計上しております。

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

繰延税金資産の回収可能性は、将来の税負担を軽減する効果を有するかどうかで評価され、当該評価にあたっては、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性があるかどうかを評価されます。当該評価の結果、回収可能性がないと評価された繰延税金資産については、評価性引当額の計上により減額されます。

当該繰延税金資産の回収可能性評価のもととなる将来の課税所得発生見込み額は、当連結会計年度末時点における受注見込等をベースに作成した事業計画を基礎として算出しております。

但し、課税所得が生じる時期及び金額は、将来の経済状況の変動の影響を受ける可能性があり、実際に生じた時期及び金額が見積りと異なった場合、回収可能と判断される繰延税金資産及び負債の金額が変動し、翌連結会計年度の連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(未適用の会計基準等)

・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)

・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)

・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)

 

(1)概要

 2018年2月に企業会計基準第28号「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等(以下「企業会計基準第28号等」)が公表され、日本公認会計士協会における税効果会計に関する実務指針の企業会計基準委員会への移管が完了されましたが、その審議の過程で、次の2つの論点について、企業会計基準第28号等の公表に改めて検討を行うこととされていたものが、審議され、公表されたものであります。

・税金費用の計上区分(その他の包括利益に対する課税)

・グループ法人税制が適用される場合の子会社株式等(子会社株式又は関連会社株式)の売却に係る税効果

 

(2)適用予定日

 2025年3月期の期首より適用予定であります。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

(追加情報)

(決算期の変更について)

 当社は、2022年12月26日に開催の第33期定時株主総会で「定款一部変更の件」が承認され、前連結会計年度より決算期を9月末から3月末に変更いたしました。

 これに伴い、決算期変更の経過期間となる前連結会計年度は2022年10月1日から2023年3月31日までの6ヶ月間の変則決算となります。

 

(連結貸借対照表関係)

※1 担保資産及び担保付債務

 担保に供している資産は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

定期預金

100,000千円

100,000千円

100,000千円

100,000千円

 なお、これに対応する担保付債務はありません。

 

※2 受取手形、売掛金及び契約資産のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、それぞれ次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

受取手形

4,457千円

5,880千円

売掛金

594,590千円

561,121千円

契約資産

-千円

-千円

599,048千円

567,001千円

 

※3 有形固定資産の減価償却累計額には、減損損失累計額が含まれております。

 

※4 当座貸越契約

 当社及び連結子会社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行5行と当座貸越契約を締結しております。

 連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高等は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

当座貸越極度額の総額

1,500,000千円

1,350,000千円

借入実行残高

900,000 〃

530,000 〃

差引額

600,000千円

820,000千円

 

※5 前受金のうち、契約負債の金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

契約負債

9,424千円

10,678千円

9,424千円

10,678千円

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

 売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1 顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

役員報酬

104,416千円

212,394千円

給与手当

335,804

710,047

地代家賃

69,131

134,970

退職給付費用

31,164

30,808

貸倒引当金繰入額

276

98

 

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

当期発生額

128

△84

組替調整額

税効果調整前

128

△84

税効果額

その他有価証券評価差額金

128

△84

その他の包括利益合計

128

△84

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,219,800

1,219,800

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

6,385

6,385

 

3 新株予約権等に関する事項

 該当事項はありません。

 

4 配当に関する事項

(1)配当金支払額

 該当事項はありません。

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月28日

定時株主総会

普通株式

資本剰余金

14,560

12.0

2023年3月31日

2023年6月29日

 

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,219,800

215,500

1,435,300

(注)普通株式の発行済株式総数の増加215,500千株は、第三者割当による新株予約権の権利行使による新株の発行による増加200,000株、取締役等に対する譲渡制限付株式報酬として新株発行による増加11,000株、執行役員等に対する譲渡制限付き株式報酬として新株発行による増加4,500株であります。

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

6,385

6,385

 

3 新株予約権等に関する事項

 該当事項はありません。

 

4 配当に関する事項

(1)配当金支払額

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年6月28日

定時株主総会

普通株式

資本剰余金

14,560

12.0

2023年3月31日

2023年6月29日

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月26日

定時株主総会

普通株式

資本剰余金

21,433

15.0

2024年3月31日

2024年6月27日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

現金及び預金

1,267,086千円

1,435,893千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△300,000 〃

△252,000 〃

現金及び現金同等物

967,086千円

1,183,893千円

 

(リース取引関係)

オペレーティング・リース取引

(借主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

1年内

155,559千円

155,171千円

1年超

152,513 〃

203,498 〃

合計

308,073千円

358,669千円

 

(金融商品関係)

1 金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

 当社グループは、資金運用については安全性の高い預金等に限定し、資金調達は主に事業計画に照らして、銀行等金融機関からの借入によっております。

 

(2)金融商品の内容及びそのリスク

 営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。投資有価証券は、主に同業関連の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。差入保証金は、主に事業所を賃借する際の支出及び営業保証金であり、預入先の信用リスクに晒されております。

 営業債務である買掛金、未払法人税等は、1年以内の支払期日のものであります。借入金は、主に運転資金及び設備投資資金に必要な資金の調達を目的としたものであります。変動金利の借入金は、金利の変動リスクに晒されております。

 

(3)金融商品に係るリスク管理体制

① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

 当社グループは、与信管理規程に従い、新規取引先等の審査を行っており、営業債権については、取引先ごとに期日及び残高の管理を行っております。また、連結子会社において主要な取引先の状況を定期的にモニタリングすることにより、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

 差入保証金については、定期的に残高の管理や契約先の財政状態などの把握を行い、回収懸念などの早期把握と信用リスクの低減を行っております。

 連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクに晒される金融資産の貸借対照表価額により表わされています。

 

② 市場リスク(金利等の変動リスク)の管理

 投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、また、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

 

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)の管理

 当社は、連結子会社からの報告に基づき財務経理部が適時に資金繰り計画を作成・更新し、収支の状況に応じた手元流動性を確保することにより、流動性リスクを管理しております。また、当社グループでは、資金余剰の連結子会社から資金を預かり、資金不足の連結子会社へ貸し出しするグループファイナンスを行い、資金の集中管理を強化しております。

 

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

 金融商品の時価の算定においては、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

2 金融商品の時価等に関する事項

 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価

(千円)

差額

(千円)

(1)投資有価証券

999

999

(2)差入保証金

140,962

130,451

△10,510

資産計

141,961

131,450

△10,510

(3)長期借入金※1

269,749

269,528

△220

負債計

269,749

269,528

△220

※1 1年内返済予定の長期借入金を含めております。

※2 「現金及び預金」、「受取手形、売掛金及び契約資産」、「電子記録債権」、「買掛金」、「短期借入金」、「未払法人税等」は、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

※3 市場価格のない株式等は上表には含めておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下の通りです。

(単位:千円)

 

区分

当連結会計年度

(2023年3月31日)

差入保証金

15,706

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価

(千円)

差額

(千円)

(1)投資有価証券

21,084

21,084

(2)差入保証金

137,961

127,317

△10,644

資産計

159,046

148,401

△10,644

(3)社債※1

200,000

200,000

(4)長期借入金※2

160,457

159,925

△531

負債計

360,457

359,925

△531

※1 1年内償還予定の社債を含めております。

※2 1年内返済予定の長期借入金を含めております。

※3 「現金及び預金」、「受取手形、売掛金及び契約資産」、「電子記録債権」、「買掛金」、「短期借入金」、「未払法人税等」は、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

※4 市場価格のない株式等は上表には含めておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下の通りです。

(単位:千円)

 

区分

当連結会計年度

(2024年3月31日)

差入保証金

15,576

 

(注1) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超

(千円)

現金及び預金

1,267,086

受取手形、売掛金及び契約資産

599,048

電子記録債権

26,780

差入保証金

101,499

17,680

11,271

合計

1,892,915

101,499

17,680

11,271

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超

(千円)

現金及び預金

1,435,893

受取手形、売掛金及び契約資産

567,001

電子記録債権

17,177

差入保証金

123,834

1,775

12,351

合計

2,020,072

123,834

1,775

12,351

 

(注2) 短期借入金、長期借入金及び社債の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

短期借入金

900,000

長期借入金

109,292

84,297

76,160

社債

合計

1,009,292

84,297

76,180

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

短期借入金

530,000

長期借入金

84,297

76,160

社債

64,000

136,000

合計

678,297

212,160

 

3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

 金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

999

999

資産計

999

999

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

21,084

21,084

資産計

21,084

21,084

 

(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

差入保証金

130,451

130,451

資産計

130,451

130,451

長期借入金

269,528

269,528

負債計

269,528

269,528

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

差入保証金

127,317

127,317

資産計

127,317

127,317

社債

200,000

200,000

長期借入金

159,925

159,925

負債計

359,925

359,925

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

取引所に上場されている銘柄は、当該取引相場を用いて評価しており、レベル1の時価に分類しております。

差入保証金

これらの時価は、契約期間に基づいて算出した将来キャッシュ・フローを国債の利回りなど観察可能なインプットを用いて割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

社債および長期借入金

これらの時価は、元利金の合計額を同様の新規借り入れを行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方法により一定の期間ごとに区分した債権ごとに債権額と満期までの期間及び信用リスクを加味した利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

 当社及び連結子会社は確定給付型の制度として、退職一時金制度を、また確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を採用しております。

 なお、当社及び連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

 

2.簡便法を適用した確定給付制度

(1)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

59,150千円

77,233千円

退職給付費用

20,404 〃

7,320 〃

退職給付の支払額

△2,322 〃

△2,137 〃

退職給付に係る負債の期末残高

77,233 〃

82,415 〃

 

(2)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

非積立型制度の退職給付債務

77,233千円

82,415千円

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

77,233 〃

82,415 〃

 

(3)退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用   前連結会計年度20,404千円   当連結会計年度7,320千円

 

3.確定拠出制度

 当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度10,759千円、当連結会計年度23,488千円であります。

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

 

当連結会計年度

(2024年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

退職給付に係る負債

26,722千円

 

28,276千円

株式報酬制度

5,400 〃

 

7,971 〃

長期未払金

47,021 〃

 

41,532 〃

減損損失

38,785 〃

 

25,888 〃

資産除去債務

12,191 〃

 

11,783 〃

関係会社寄付金

21,050 〃

 

18,628 〃

事業再編に伴う関係会社株式簿価差額

52,664 〃

 

94,985 〃

繰越欠損金(注)

239,279 〃

 

209,742 〃

その他

14,484 〃

 

14,555 〃

繰延税金資産小計

457,602千円

 

453,363千円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注2)

△239,279 〃

 

△158,099 〃

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△218,322 〃

 

△238,487 〃

評価性引当額小計

△457,602 〃

 

△396,586 〃

繰延税金資産合計

-千円

 

56,777千円

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

その他有価証券評価差額金

-千円

 

-千円

繰延税金負債合計

- 〃

 

- 〃

繰延税金資産純額

-千円

 

56,777千円

 

(注) 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2023年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内(千円)

2年超

3年以内(千円)

3年超

4年以内(千円)

4年超

5年以内(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金

(※)

1,526

62,068

175,684

239,279

評価性引当額

△1,526

△62,068

△175,684

△239,279

繰延税金資産

(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内(千円)

2年超

3年以内(千円)

3年超

4年以内(千円)

4年超

5年以内(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金

(※)

5,840

17,598

186,303

209,742

評価性引当額

△158,099

△158,099

繰延税金資産

5,840

17,598

28,203

51,642

(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

 

当連結会計年度

(2024年3月31日)

法定実効税率 (注)

34.6%

 

30.6%

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

-〃

 

3.2〃

住民税の均等割等

3.6〃

 

4.4〃

税率変更による影響額

△3.1〃

 

-〃

繰越欠損金

△23.7〃

 

1.8〃

評価性引当の増減

△7.0〃

 

△103.8〃

子会社税率差異

-〃

 

9.0〃

税率変更による差異

-〃

 

△22.5〃

その他

△0.8〃

 

4.5〃

税効果会計適用後の法人税等の負担率

3.6〃

 

△72.8〃

(注)当社は2023年2月1日付で資本金を80,000千円に減資したことにより、前連結会計年度においては法人事業税の外形標準課税が不適用となっています。これに伴い、前連結会計年度においては、繰延税金資産および繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率を30.6%から34.6%に変更しております。

当連結会計年度においては新株予約権の行使による増資により資本金が201,582千円であることから、法人事業税の外形標準課税を適用し、当連結会計年度においては、法定実効税率を34.6%から30.6%に変更しております。

 

 

(資産除去債務関係)

 当社は、本社等オフィスの不動産賃貸借契約に基づき、オフィスの退去時における原状回復に係る債務を有しております。

 なお、貸借契約に関連する敷金が資産に計上されているため、当該資産除去債務の負債計上に代えて、当該敷金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、そのうち当期の負担に属する金額を費用計上する方法によって会計処理をしております。

 

(収益認識関係)

1 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前連結会計年度(2023年3月31日)

(単位:千円)

 

 

プロモーション

支援事業

採用支援事業

教育機関支援事業

一定期間にわたって移転される財又はサービス

4,050

455

4,505

一時点で移転される財又はサービス

839,194

796,763

266,082

1,902,039

外部顧客への売上高

843,244

796,763

266,537

1,906,544

(注) 第34期(前連結会計年度)につきましては、事業年度の変更に伴い、2022年10月1日から2023年3月31日までの6か月間となっております。

 

当連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:千円)

 

 

プロモーション

支援事業

採用支援事業

教育機関支援事業

一定期間にわたって移転される財又はサービス

6,300

4,288

10,588

一時点で移転される財又はサービス

1,109,648

1,352,458

979,490

3,441,597

外部顧客への売上高

1,115,948

1,352,458

983,779

3,452,186

 

2 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 「注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (6)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3 顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

① 契約負債の残高

 当社及び連結子会社の契約負債については、残高に重要性が乏しく、重要な変動も発生していないため、記載を省略しております。

 

② 残存履行義務に配分した取引価格

 当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、実務上の便法を適用し、記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び連結子会社((株)アクセスプログレス、(株)アクセスネクステージ)の計3社で構成されており、プロモーション支援、採用支援、教育機関支援を主な事業として取り組んでおります。

 当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

(プロモーション支援事業)

 プロモーション支援事業は、セールスプロモーション分野を中心とした事業展開を行っております。広告代理店、ケーブルテレビ、住宅・不動産、自治体・公的機関・共済、外食・小売、旅行・宿泊関連、自動車を主要ターゲット業界とし、クライアント(企業・代理店・公的機関等)が販促したい商品・サービスを、その商品・サービスを欲すると考えられるターゲット層(消費者)に対して、直接的にアプローチして販促・広報する「ダイレクトプロモーション」を展開しております。

 

(採用支援事業)

 採用支援事業は、新卒学生や転職を希望する若年層の社会人に対してクライアント企業の採用情報を提供するとともに、オンライン・対面型の両面に対応した合同企業説明会やセミナー等の開催を行うことで、クライアント企業から広告・出展収入を得るサービスを行っております。また、クライアント企業の会社案内等の企画制作や、採用活動に関する業務代行のサービス、アセスメントツールの提供のほか、新卒紹介やダイレクトリクルーティングサービスの提供等も行っております。

 

(教育機関支援事業)

 教育機関支援事業は、教育機関の運営・発展のために、学生募集を始めとした各種業務の総合的なサポートを展開しております。日本人受験生や外国人留学生向けの合同進学説明会の開催やWebサイト上での情報提供を通じて、クライアント校から出展・広告収入を得るサービスを行っております。また、Web・パンフレット等による学校案内の企画制作、オープンキャンパス等の事務局運営代行、各種業務代行、Web出願システム等の学校運営支援業務の提供も行っております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

 報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。報告セグメントの利益又は損失は営業利益又は損失ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結

財務諸表

計上額

(注)2

 

プロモー

ション支援

事業

採用支援

事業

教育機関

支援事業

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

843,244

796,763

266,537

1,906,544

1,906,544

セグメント間の内部売上高又は振替高

85,845

8,772

94,617

94,617

929,089

805,535

266,537

2,001,161

94,617

1,906,544

セグメント利益又は損失(△)

19,895

126,989

105,711

41,173

16,020

57,193

セグメント資産

495,683

511,925

144,836

1,152,444

1,057,130

2,209,575

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

467

1,379

380

2,227

239

2,467

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

120

120

990

1,110

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額16,020千円には、セグメント間取引消去15,044千円及び棚卸資産の調整額975千円が含まれております。

(2)セグメント資産の調整額1,057,130千円には、セグメント間の債権の相殺消去等△15,804千円、各報告セグメントに配分していない全社資産1,072,934千円が含まれております。

全社資産の主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金)及び管理部門に係る資産であります。

(3)減価償却費の調整額239千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額990千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る資本的支出であります。

2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

3.2023年3月期は決算期変更に伴い、2022年10月1日から2023年3月31日までの6か月間となっております。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結

財務諸表

計上額

(注)2

 

プロモー

ション支援

事業

採用支援

事業

教育機関

支援事業

売上高

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

1,115,948

1,352,458

983,779

3,452,186

3,452,186

セグメント間の内部売上高又は振替高

114,562

10,291

124,853

124,853

1,230,510

1,362,749

983,779

3,577,040

124,853

3,452,186

セグメント利益又は損失(△)

91,468

170,034

13,626

92,192

3,502

88,689

セグメント資産

382,360

594,972

260,679

1,238,012

1,139,987

2,378,000

その他の項目

 

 

 

 

 

 

減価償却費

808

1,715

1,522

4,046

487

4,534

有形固定資産及び無形固定資産の増加額

4,165

4,165

1,318

5,483

(注)1.調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△3,502千円には、セグメント間取引消去△3,501千円及び棚卸資産の調整額△1千円が含まれております。

(2)セグメント資産の調整額1,139,987千円には、セグメント間の債権の相殺消去等△8,813千円、各報告セグメントに配分していない全社資産1,148,800千円が含まれております。

全社資産の主なものは、当社での余資運用資金(現金及び預金)及び管理部門に係る資産であります。

(3)減価償却費の調整額487千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額1,318千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る資本的支出であります。

2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2)有形固定資産

 本邦以外の国又は地域に所在する有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1 製品及びサービスごとの情報

 セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2 地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。

 

(2)有形固定資産

 本邦以外の国又は地域に所在する有形固定資産がないため、該当事項はありません。

 

3 主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

 該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

 

前連結会計年度(自 2022年10月1日 至 2023年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 該当事項はありません。

 

 

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

1株当たり純資産額

410.32円

597.44円

1株当たり当期純利益

36.13円

94.84円

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

1株当たり当期純利益金額

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益(千円)

43,839

127,119

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

43,839

127,119

普通株式の期中平均株式数(株)

1,213,415

1,340,304

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含まれなかった潜在株式の概要

 

(重要な後発事象)

資本金及び資本準備金の額の減少について

 

 2024年6月26日開催の第35期定時株主総会で資本金および資本準備金の額の減少が承認可決されました。

 

1.資本金及び資本準備金の額の減少の目的

 当社は、売上・利益及び企業価値の持続可能な成長を実現するため、事業規模に応じた適切な税制の適用を通じて財務内容の健全性を維持し、今後の資本政策の柔軟性及び機動性の確保することを目的として、会社法第447条第1項および会社法第448条第1項の規定に基づき、資本金および資本準備金の額の減少を行うものであります。

 

2.資本金の額の減少の要領

(1)減少すべき資本金の額

 資本金の額201,582,850円のうち、151,582,850円減少して、50,000,000円といたします。

 

(2)資本金の額の減少の方法

 会社法第447条第1項の規定に基づき、資本金の額の減少を上記のとおりに行った上で、減少する資本金の全額をその他資本剰余金に振り替えます。

 

3.資本準備金の額の減少の要領

(1)減少すべき資本準備金の額

 資本準備金の額456,303,093円のうち、306,303,093円減少して、150,000,000円といたします。

 

(2)資本準備金の額の減少の方法

 会社法第448条第1項の規定に基づき、資本準備金の額の減少を上記のとおり行った上で、減少する資本準備金の全額をその他資本剰余金に振り替えます。

 

4.欠損填補

 この資本金および資本準備金の額の減少の効力が発生することを条件として、当社の欠損の填補に充てることを目的として、下記のとおり剰余金を処分します。

(1)減少する剰余金の項目及び金額

  その他資本剰余金 金205,867,549円

(2)増加する剰余金の項目及び金額

  繰越利益剰余金  金205,867,549円

 

 

5. 資本金及び資本準備金の額の減少の日程(予定)

(1)取締役会決議       2024年5月15日

(2)株主総会決議日      2024年6月26日

(3)債権者異議申述最終期日  2024年7月29日

(4)減資の効力発生日     2024年8月1日

 

 

⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】

会社名

銘柄

発行年月日

当期首残高

(千円)

当期末残高

(千円)

利率

(%)

担保

償還期限

(株)アクセスグループ・ホールディングス

第3回無担保社債(㈱りそな銀行保証付及び適格機関投資家限定)

2023年

11月25日

200,000

(64,000)

0.35

無担保社債

2026年

11月25日

合計

200,000

(64,000)

(注)1.「当期末残高」欄の(内書)は、1年内償還予定の金額であります。

2.連結決算日後5年内における1年ごとの償還予定額の総額

1年以内

(千円)

1年超2年以内

(千円)

2年超3年以内

(千円)

3年超4年以内

(千円)

4年超5年以内

(千円)

64,000

64,000

72,000

 

 

【借入金等明細表】

区分

当期首残高

(千円)

当期末残高

(千円)

平均利率

(%)

返済期限

短期借入金

900,000

530,000

1.48

1年以内に返済予定の長期借入金

109,292

84,297

0.90

1年以内に返済予定のリース債務

長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く)

160,457

76,160

0.86

2025年4月1日~

2026年3月31日

リース債務(1年以内に返済予定のものを除く)

合計

1,169,749

690,457

(注)1.「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。

2.長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内の返済予定額は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

区分

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

長期借入金

76,160

 

【資産除去債務明細表】

 資産除去債務については、資産除去債務の負債計上に代えて、不動産賃貸借契約における敷金及び保証金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、その当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっているため、該当事項はありません。

 

(2)【その他】

当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

売上高

(千円)

1,023,233

1,756,494

2,528,804

3,452,186

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前四半期純損失(△)

(千円)

64,642

12,389

△17,216

73,576

親会社株主に帰属する四半期当期純利益又は親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

(千円)

63,835

10,772

△19,641

127,119

1株当たり当期純利益又は1株当たり四半期純損失(△)

(円)

51.59

8.48

△14.97

94.84

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失(△)

(円)

51.59

△40.68

△21.82

102.97