(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループの報告セグメントは製品別に事業領域を置き、各事業領域は取扱う製品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは、主に事業部門を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「モビリティ&イメージング事業領域」、「ファインケミカルズ事業領域」、「ライフサイエンス事業領域」の3つを報告セグメントとしております。

各報告セグメントに属する主要な製品・サービスの種類は、下表のとおりであります。

 

報告セグメント

売上区分

主要な製品・サービス

モビリティ&イメージング事業領域

セイフティシステムズ

エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ

ポラテクノ

液晶ディスプレイ用部材、液晶プロジェクター用部材、X線分析装置部材

ファインケミカルズ事業領域

機能性材料

エポキシ樹脂、マレイミド樹脂、エポキシ樹脂用硬化剤、反応性難燃樹脂、アクリル酸エステル、レジスト用紫外線硬化型樹脂、MEMS用レジスト(液状並びにドライフィルムレジスト)、LCD・半導体用クリーナー、液晶ディスプレイ用シール剤、半導体製造装置(ラミネーター、リムーバー、マウンター、UV照射機)

色素材料

インクジェットプリンタ用色素、インクジェット捺染用染料、産業用インクジェットインク、イメージセンサー用材料、調光ガラス用二色性色素、近赤外線吸収剤、繊維用及び紙用染料、樹脂用着色剤、感熱顕色剤、顔料誘導体(シナジスト)

触媒

アクリル酸製造用触媒、アクロレイン製造用触媒、メタクリル酸製造用触媒

ライフサイエンス事業領域

医薬

抗悪性腫瘍剤、生物学的製剤、循環器用剤、光線力学診断用剤、体外診断用医薬品、血管内塞栓材、医薬原薬・中間体、食品添加物、健康食品素材、食品品質保持剤、洗浄除菌剤

アグロ

殺虫剤、除草剤、殺菌剤、殺ダニ剤、防疫用殺虫剤、土壌殺菌剤、動物忌避剤

不動産

不動産事業

 

 

(報告セグメントの変更に関する事項)

当連結会計年度より、組織変更に伴い「機能化学品事業」、「医薬事業」、「セイフティシステムズ事業」としていた報告セグメントを「モビリティ&イメージング事業領域」、「ファインケミカルズ事業領域」、「ライフサイエンス事業領域」に変更しております。

なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益の数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は、主に市場価格や製造原価に基づいております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

 

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

モビリティ&イメージング事業領域

ファインケミカルズ事業領域

ライフサイエンス事業領域

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

71,869

64,047

62,463

198,380

198,380

198,380

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

163

0

164

164

164

71,869

64,210

62,464

198,544

198,544

164

198,380

セグメント利益

8,215

10,221

10,668

29,105

29,105

7,600

21,505

セグメント資産

110,514

78,169

83,674

272,358

272,358

50,499

322,858

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

7,004

3,593

2,616

13,214

13,214

480

13,694

  のれん償却費

103

442

546

546

546

  減損損失

2,127

2,127

2,127

2,127

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

4,609

4,843

2,636

12,089

12,089

368

12,457

 

(注) 1 調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△7,600百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△7,630百万円、セグメント間取引消去30百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

(2)セグメント資産の調整額50,499百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産50,601百万円及びセグメント間取引消去△102百万円が含まれております。全社資産は、主に親会社での余資運用資金(現金及び有価証券)及び長期投資資金(投資有価証券等)であります。

(3)減価償却費の調整額480百万円は、全社資産に係るものであります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額368百万円は、親会社本社の管理部門に係るものであります。

2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

調整額

(注)1

連結財務諸表計上額

(注)2

モビリティ&イメージング事業領域

ファインケミカルズ事業領域

ライフサイエンス事業領域

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

81,201

57,072

63,518

201,791

201,791

201,791

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

169

0

170

170

170

81,201

57,242

63,518

201,962

201,962

170

201,791

セグメント利益

8,028

5,183

2,410

15,621

15,621

8,284

7,337

セグメント資産

124,179

82,555

84,765

291,500

291,500

71,672

363,173

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

7,013

3,607

2,754

13,375

13,375

498

13,873

  のれん償却費

85

444

529

529

529

  減損損失

92

2,555

2,647

2,647

2,647

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

6,752

7,776

3,864

18,393

18,393

903

19,296

 

(注) 1 調整額は以下のとおりであります。

(1)セグメント利益の調整額△8,284百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△8,218百万円、セグメント間取引消去△66百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

(2)セグメント資産の調整額71,672百万円は、報告セグメントに配分していない全社資産71,812百万円及びセグメント間取引消去△139百万円が含まれております。全社資産は、主に親会社での余資運用資金(現金及び有価証券)及び長期投資資金(投資有価証券等)であります。

(3)減価償却費の調整額498百万円は、全社資産に係るものであります。

(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額903百万円は、親会社本社の管理部門に係るものであります。

2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

130,281

28,022

40,076

198,380

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

アジア

チェコ

その他

合計

50,255

13,692

10,762

14,549

89,259

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

124,674

30,256

46,860

201,791

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

アジア

チェコ

その他

合計

56,086

16,377

9,862

16,312

98,638

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

 

モビリティ&イメージング事業領域

ファインケミカルズ事業領域

ライフサイエンス事業領域

当期償却額

103

442

546

546

当期末残高

79

2,413

2,492

2,492

 

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

全社・消去

合計

モビリティ&イメージング事業領域

ファインケミカルズ事業領域

ライフサイエンス事業領域

当期償却額

85

444

529

529

当期末残高

0

783

783

783

 

  

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

種類

会社等

の名称又は氏名

所在地

資本金又

は出資金

(百万円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の

内容

取引金額(百万円)

科目

期末金額

(百万円)

役員

涌元 厚宏

当社代表取締役社長

(被所有)
直接
0.0

金銭報酬債権の現物出資に伴う自己株式の処分(注)

14

 

(注)譲渡制限付株式報酬制度に伴う、金銭報酬債権の現物出資によるものであります。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

種類

会社等

の名称又は氏名

所在地

資本金又

は出資金

(百万円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の

内容

取引金額(百万円)

科目

期末金額

(百万円)

役員

涌元 厚宏

当社代表取締役社長

(被所有)
直接
0.0

金銭報酬債権の現物出資に伴う自己株式の処分(注)

14

 

(注)譲渡制限付株式報酬制度に伴う、金銭報酬債権の現物出資によるものであります。

 

 

(1株当たり情報)

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

  至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

1株当たり純資産額

1,532.35円

1,625.18円

1株当たり当期純利益

89.36円

24.80円

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

89.33円

24.79円

 

(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

  至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

1株当たり当期純利益

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

14,984

4,113

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益(百万円)

14,984

4,113

普通株式の期中平均株式数(千株)

167,682

165,837

 

 

 

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円)

△5

△1

(うち連結子会社が発行した新株予約権に係る持分変動差額(百万円))

(△5)

(△1)

普通株式増加数(千株)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含まれなかった潜在株式の概要

連結子会社の新株予約権1種類(新株予約権の数45,325個)

連結子会社の新株予約権1種類(新株予約権の数29,000個)

 

 

 

(重要な後発事象)

(自己株式の取得について)

当社は、2024年5月13日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、下記のとおり自己株式取得に係る事項を決議いたしました。

 

1.自己株式の取得を行う理由

経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため

 

2.自己株式の取得に係る事項の内容

(1)取得対象株式の種類   当社普通株式

(2)取得し得る株式の総数  2,800,000株(上限)

(3)株式の取得価額の総額  3,000百万円(上限)

(4)取得期間        2024年5月21日より2024年9月30日まで

(5)取得方法        東京証券取引所における市場買付