第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより緩やかに回復しているものの、実質賃金は物価の上昇により継続して減少しており、個人消費の持ち直しには足踏みが見られます。また、長期化する不安定な世界情勢、金融資本市場の変動リスクなどもあり、先行き不透明な状況が続いています。

 食品業界では、原材料価格や労働コストの上昇に伴う商品価格の値上げが継続するなかで、消費者の多様化するニーズへの対応が求められています。

 このような状況下、当社グループの当第1四半期連結累計期間の売上高は、主力事業である食品関連事業で国内外の新工場が寄与したことにより、547億2千万円(前年同期比49億3千3百万円、9.9%増)となりました。

 利益面では、3月に稼働を開始した入間工場の初期赤字などにより、営業利益は22億1千9百万円(前年同期比1億5千万円、6.3%減)、経常利益は23億7千8百万円(前年同期比3千7百万円、1.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億9千4百万円(前年同期比0百万円、0.0%減)となりました。

 セグメントごとの事業概況は、以下のとおりです。

 

[食品関連事業]

 売上高は、国内外の新工場が寄与したことにより、488億4百万円(前年同期比50億2千7百万円、11.5%増)となりました。一方、営業利益は、海外事業が好調に推移したものの、入間工場の初期赤字などにより、21億8千5百万円(前年同期比1億1千5百万円、5.0%減)となりました。

 

[食材関連事業]

 おにぎり具材などの取扱高が増加したことにより、売上高は27億1千9百万円(前年同期比2千4百万円、0.9%増)、営業利益は5千9百万円(前年同期比7百万円、14.8%増)となりました。

 

[物流関連事業]

 共同配送事業の取扱高が減少したことにより、売上高は31億9千6百万円(前年同期比7千4百万円、2.3%減)、営業利益は2億6百万円(前年同期比1千万円、5.0%減)となりました。

 

 

②財政状態

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べて106億7百万円増加し、1,125億6千7百万円となりました。これは、有形固定資産および売掛金が増加したことによるものです。

 負債は前連結会計年度末に比べて89億8千万円増加し、566億3千1百万円となりました。これは、長期借入金、支払手形及び買掛金およびリース債務が増加したことによるものです。

 純資産は前連結会計年度末に比べて16億2千6百万円増加し、559億3千5百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金支払いの差引により利益剰余金が増加したことに加え、為替換算調整勘定が増加したことによるものです。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(4)会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」

中の会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当社グループは、多様化する消費者ニーズの変化にスピーディーに対応した値ごろ感のある高品質の商品を提供できるよう、原材料から最終商品までのトータル的な商品開発を積極的に行い、食品としての「美味しさ」「安全性」について、日々研究に努めております。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。