当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復が続くことが期待される一方で、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが景気を下押しするリスクがあり、依然として先行き不透明な状況が続きました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、当社グループは、新規取引先の開拓、既存取引先のリピートに積極的に取り組み、金属サンドイッチパネル及び太陽電池アレイ支持架台が伸長したことや、前連結会計年度においてM&Aにより子会社化した株式会社ワタナベテクノス、株式会社天神製作所及びニッタイ工業株式会社の収益貢献により、当第3四半期連結累計期間の売上高は13,152百万円(前年同四半期比44.5%増)、営業利益は1,169百万円(同118.9%増)、経常利益は1,238百万円(同102.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は868百万円(同53.1%減)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
(金属加工事業)
金属サンドイッチパネル及び太陽電池アレイ支持架台が伸長したことや、前連結会計年度においてM&Aにより子会社化した株式会社ワタナベテクノス及び株式会社天神製作所の業績が期初より貢献し、売上高は6,090百万円(前年同四半期比48.8%増)、セグメント利益は1,163百万円(同210.4%増)となりました。なお、受注高は6,169百万円(同13.6%増)、受注残高は3,079百万円(同2.6%増)となりました。
(ゴム加工事業)
産業機器関連及び建設・土木関連の受注が減少したため、売上高は761百万円(前年同四半期比7.5%減)、セグメント利益は91百万円(同39.3%減)となりました。なお、受注高は745百万円(同6.2%減)、受注残高は75百万円(同17.2%減)となりました。
(建設事業)
グループ間の連携を図り営業活動に取り組みましたが、大型工事の進捗が高い水準にあった前年同四半期の反動減により、売上高は2,346百万円(前年同四半期比29.2%減)、セグメント利益は191百万円(同61.8%減)となりました。なお、受注高は3,862百万円(同13.4%増)、受注残高は4,403百万円(同52.5%増)となりました。
(タイル事業)
前連結会計年度においてM&Aにより子会社化したニッタイ工業株式会社の業績が期初より貢献し、売上高は3,884百万円(前年同四半期比347.4%増)、セグメント利益は123百万円(前年同四半期はセグメント損失120百万円)となりました。なお、受注高は3,792百万円(同332.2%増)、受注残高は1,086百万円(同7.8%減)となりました。
(その他)
売上高は70百万円、セグメント損失は34百万円となりました。また、受注高は106百万円、受注残高は59百万円となりました。
(注)セグメント利益の合計額と営業利益との差異△366百万円は、主として各報告セグメントに配分していない全社費用であります。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は14,963百万円となり、前連結会計年度末に比べ805百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が557百万円減少し、受取手形、売掛金及び契約資産が334百万円、電子記録債権が568百万円、仕掛品が405百万円、原材料及び貯蔵品が138百万円それぞれ増加したことによるものであります。また、固定資産は8,186百万円となり、前連結会計年度末に比べ458百万円増加いたしました。これは主に、機械装置及び運搬具(純額)が309百万円、のれんが109百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は23,150百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,264百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は6,831百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,357百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金が825百万円、流動負債のその他が537百万円それぞれ増加したことによるものであります。また、固定負債は4,483百万円となり、前連結会計年度末に比べ764百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が181百万円、固定負債のその他が573百万円それぞれ減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は11,315百万円となり、前連結会計年度末に比べ593百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は11,835百万円となり、前連結会計年度末に比べ671百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益868百万円の計上及び剰余金の配当196百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は51.1%(前連結会計年度末は51.0%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は9百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年9月1日 至 2024年5月31日) |
|
金額(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
金属加工事業 |
4,345,425 |
143.1 |
ゴム加工事業 |
424,129 |
98.3 |
タイル事業 |
717,210 |
369.8 |
合計 |
5,486,765 |
149.8 |
(注)1.金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値であります。
2.建設事業については、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績は記載しておりません。
②受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年9月1日 至 2024年5月31日) |
|||
受注高(千円) |
前年同四半期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
金属加工事業 |
6,169,584 |
113.6 |
3,079,893 |
102.6 |
ゴム加工事業 |
745,840 |
93.8 |
75,544 |
82.8 |
建設事業 |
3,862,541 |
113.4 |
4,403,659 |
152.5 |
タイル事業 |
3,792,878 |
432.2 |
1,086,477 |
92.2 |
その他 |
106,964 |
- |
59,247 |
- |
合計 |
14,677,809 |
139.7 |
8,704,821 |
121.6 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年9月1日 至 2024年5月31日) |
|
金額(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
金属加工事業 |
6,090,249 |
148.8 |
ゴム加工事業 |
761,564 |
92.5 |
建設事業 |
2,346,579 |
70.8 |
タイル事業 |
3,884,218 |
447.4 |
その他 |
70,358 |
- |
合計 |
13,152,970 |
144.5 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先 |
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年5月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年9月1日 至 2024年5月31日) |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
株式会社大林組 |
1,367,748 |
15.0 |
- |
- |
当第3四半期連結累計期間の株式会社大林組については、当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。