当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の正常化、雇用・所得環境の改善等により回復基調にある一方で、為替の変動、物価上昇の影響などもあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況の中、電動工具業界からの受注は取引先の在庫調整により減少しましたが、自動車業界からの受注は、半導体不足の解消により堅調に推移しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は59億7百万円(前年同四半期比9.3%減)、営業損失は15百万円(前年同四半期は営業利益1億51百万円)、経常利益は1億42百万円(同30.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億円(同3.3%増)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(イ)日本
国内は、自動車部品及び電動工具部品の受注が増加し、売上高は27億46百万円(前年同四半期比7.0%増)、営業損失は43百万円(前年同四半期は営業損失96百万円)となりました。成形機購入時の事業再構築補助金54百万円を営業外収益で計上しております。
(ロ)中国
中国は、電動工具部品の受注が減少し、売上高は27億78百万円(前年同四半期比18.2%減)、営業利益は61百万円(同75.4%減)となりました。
(ハ)タイ
タイは、電動工具部品の受注が減少し、売上高は4億80百万円(同19.8%減)、営業損失は34百万円(前年同四半期は営業損失7百万円)となりました。
②財政状態の状況
資産合計は、前連結会計年度末と比べ3億3百万円増加し67億40百万円(前連結会計年度末比4.7%増)となりました。これは主に現金及び預金が4億71百万円減少しましたが、受取手形及び売掛金が1億18百万円、棚卸資産が54百万円、有形固定資産が62百万円、投資有価証券が1億39百万円、長期預金が4億42百万円それぞれ増加したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ57百万円増加し13億48百万円(同4.5%増)となりました。これは主に買掛金が68百万円増加したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ2億45百万円増加し53億91百万円(同4.8%増)となりました。これは主に利益剰余金が75百万円、為替換算調整勘定が1億67百万円増加したことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。