当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間(2023年9月1日から2024年5月31日まで)におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって緩やかな回復が継続することが見込まれます。一方で、世界的な金融引き締めや中国経済の先行き懸念、エネルギーコストや原材料価格の高騰による物価上昇が継続し、家計の実質所得の減少や企業のコスト負担の増加など、家計・企業を取り巻く環境は厳しいものとなりました。
このような環境のもと、当社グループは「マーケティングの未来創造企業グループ」をテーマに、「ヒューマン営業支援」と「デジタル営業支援」を有機的に融合した「オムニチャネル営業支援企業」としての更なる事業リソースの充実に向けた取り組みを継続しております。具体的には、当社グループ各社が持つ専門性を継続的に高めるとともに、必要に応じて外部リソースを柔軟に活用することで、グループ全体の総合力を高めるとともに事業シナジーの最大化に取り組みます。これにより、雇用機会や新規事業を創出し、社会課題の解決を通じた持続可能なより良い社会の実現に向けて貢献してまいります。
その実践として、「ホールセール」において、有力コンテンツやインフルエンサーを活用した高付加価値商品の企画及び秋冬物商品の販売が好調に推移し前年同期比で増収となりました。また「ツーリズム・スポーツ」においても、株式会社FMG及び株式会社fmgのグループ化に伴い空港における各種業務が増収となったほか、インバウンド分野で株式会社トライアングルが行う訪日外国人に対する宿泊先や交通機関等の手配を行うランドオペレーティング業務が前年同期比で増収となりました。一方で、「販売系営業支援」において通信セクターを中心に減収が継続したほか、政府や地方公共団体が推進するワクチン接種受付コールセンターや接種会場の運営支援等、新型コロナウイルス感染拡大対策関連業務の受託が一巡し、前年同期比で大幅に減収となりました。
以上の結果により、当第3四半期連結累計期間の売上高は44,537百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は1,464百万円(前年同期比59.8%減)、経常利益は1,442百万円(前年同期比60.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は416百万円(前年同期比79.4%減)となりました。
セグメント別の業績は、次の通りであります。
(アウトソーシング事業)
当第3四半期連結累計期間においては、株式会社FMG及び株式会社fmgのグループ化に伴い、「ツーリズム・スポーツ」において、空港における各種業務が増加した一方、「その他」において、政府や地方公共団体が推進するワクチン接種受付コールセンターや接種会場の運営支援等、新型コロナウイルス感染拡大対策関連業務の受託が一巡し大幅に減収となりました。また、「販売系営業支援」において、通信分野を中心に減収が継続いたしました。
その結果、売上高は17,704百万円(前年同期比27.3%減)、営業損失は182百万円(前年同期は1,515百万円の営業利益)となりました。
(人材派遣事業)
当第3四半期連結累計期間においては、需要の拡大が見込まれる空港、ホテル等インバウンド領域、新規領域として物流分野における人材サービスの営業に注力いたしました。しかしながら、政府や地方公共団体が推進する接種会場の運営支援等、新型コロナウイルス感染拡大対策関連業務の受託が一巡し大幅に減収となりました。
その結果、売上高は6,723百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は344百万円(前年同期比58.1%減)となりました。
(EC・TC支援事業)
当第3四半期連結累計期間においては、特にファッションやスポーツ分野でのEC需要の拡大を背景に、蓄積したノウハウを活用して既存クライアントの業績向上や新規運営サイトの拡大に取り組みました。
その結果、売上高は8,143百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は700百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
(ホールセール事業)
当第3四半期連結累計期間においては、有力コンテンツやインフルエンサーを活用した高付加価値商品の企画や販売等の各種業務が好調に推移いたしました。
その結果、売上高は9,545百万円(前年同期比13.5%増)、営業利益は501百万円(前年同期比7.6%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産の残高は、現金及び預金の減少等により前連結会計年度末に比較して2,733百万円減少して、39,820百万円(前連結会計年度末比6.4%減)となりました。
負債の残高は、未払法人税等の減少等により前連結会計年度末に比較して2,710百万円減少して、20,757百万円(前連結会計年度末比11.6%減)となりました。
純資産の残高は、剰余金の配当等により前連結会計年度末に比較して22百万円減少して、19,062百万円(前連結会計年度末比0.1%減)となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。