第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社は「楽しいね!を、世界中の日常へ。」というミッションを掲げ、世界中の一人でも多くの人々の日常に、 家族や友達と「楽しいね!」と笑いあえるひとときを届け、国・言語・文化・年齢・性別等あらゆる壁を越えて誰 もが楽しめるプロダクト・サービスを創り、コミュニケーションを通じた「笑顔」を世界の隅々まで広げることを 目指しております。

当第3四半期累計期間の売上高の状況につきましては、株式会社ゲームフリークとの共同開発タイトル「パンドランド」(注)の開発に係る売上高は堅調に推移しましたが、2024年3月にサービスを終了した「ジャンプチ ヒーローズ」の前年同期比での減収影響が大きく、「クラッシュフィーバー」も前年同期比で減収となり、会社全体では前年同期比、前四半期比で減少となりました。営業利益、経常利益につきましては、売上高の減収影響に加え、中長期的な収益の拡大に向けた新規タイトル開発にも引き続き取り組んでおり、「パンドランド」を含む合計3本の新規タイトル開発に注力している一方で、第2四半期会計期間の「クラッシュフィーバー」海外版のサービス終了に伴う収益認識や前事業年度に取り組んだ運営体制の見直し・最適化による外注費等の運営費削減の効果、全社的な費用削減効果により、前四半期比で減益となったものの、前年同期比で増益となりました。

この結果、当第3四半期累計期間の売上高は1,639,096千円(前年同期比35.5%減)、営業利益は47,648千円(前年同期は営業損失129,312千円)、経常利益は40,878千円(前年同期は経常損失149,144千円)、四半期純利益は3,430千円(前年同期は四半期純損失213,620千円)となりました。

なお、当社はエンターテインメントサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

(注)株式会社ゲームフリークと共同開発し、2024年6月24日に国内サービスを開始したモバイル向けカジュアル海洋冒険譚RPG。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期会計期間末の流動資産は1,175,261千円となり、前事業年度末に比べ487,565千円減少しました。これは主に、売掛金が320,771千円減少したことや、現金及び預金が198,506千円減少したことによるものであります。

 固定資産は312,970千円となり、前事業年度末に比べ86,007千円減少しました。これは主に、運営権が52,499千円減少したことによるものであります。

 この結果、総資産は1,488,232千円となり、前事業年度末に比べ573,572千円減少しました。

 

(負債)

 当第3四半期会計期間末の流動負債は716,006千円となり、前事業年度末に比べ295,068千円減少しました。これは主に、未払消費税等の減少等によりその他の流動負債が166,310千円減少したことや、1年内返済予定の長期借入金が83,322千円減少したことによるものであります。

 固定負債は128,088千円となり、前事業年度末に比べ292,885千円減少しました。これは、社債が196,000千円減少したことや、長期借入金が96,885千円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は844,094千円となり、前事業年度末に比べ587,953千円減少しました。

 

(純資産)

 当第3四半期会計期間末の純資産は644,138千円となり、前事業年度末に比べ14,381千円増加しました。これは主に、新株予約権が8,950千円増加したことや、利益剰余金が3,430千円増加したことによるものであります。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。