第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年6月30日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

31,022

29,207

△5.9

EBITDA(百万円)

6,710

3,314

△50.6

営業利益(百万円)

5,557

2,245

△59.6

経常利益(百万円)

5,326

2,344

△56.0

親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)

3,524

1,315

△62.7

 

当第1四半期連結累計期間の売上高は29,207百万円前年同四半期比5.9%減)となりました。また、EBITDAは3,314百万円(前年同四半期比50.6%減)、営業利益は2,245百万円前年同四半期比59.6%減)、経常利益は2,344百万円前年同四半期比56.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,315百万円前年同四半期比62.7%減)となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

また、事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。

 

① デジタルエンターテインメント事業

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年6月30日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

22,478

18,847

△16.2%

セグメント利益(百万円)

10,750

6,954

△35.3%

 

デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げております。当第1四半期連結累計期間におきましては、「モンスターストライク」は、ARPUの低下等により、前第1四半期連結累計期間と比較して、売上高及びセグメント利益は減少しております。なお、2023年5月にはモンストIPを活用した新作タイトル「キュービックスターズ」をリリースしております。

この結果、当事業の売上高は18,847百万円前年同四半期比16.2%減)、セグメント利益は6,954百万円前年同四半期比35.3%減)となりました。

 

② スポーツ事業

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年6月30日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

6,350

7,544

18.8%

セグメント損失(△)(百万円)

△653

△277

-%

 

スポーツ事業では、観戦事業、公営競技事業への投資を行っております。観戦事業におきましては、千葉ジェッツのチャンピオンシップ準優勝やFC東京の観客数の回復に伴い、売上を伸ばしております。公営競技事業におきましては、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」及び株式会社チャリ・ロトでオンライン車券販売高が伸びたことにより、前第1四半期連結累計期間と比較して、売上を順調に拡大しております。なお、「TIPSTAR」は、コストの効率化を進め費用の抑制を図ったことで、利益は改善しております。

この結果、当事業の売上高は7,544百万円前年同四半期比18.8%増)、セグメント損失は277百万円(前年同四半期はセグメント損失653百万円)となりました。

 

③ ライフスタイル事業

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年6月30日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

1,847

2,421

31.1%

セグメント損失(△)(百万円)

△173

△374

-%

 

ライフスタイル事業では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営しております。「家族アルバム みてね」におきましては、フォトプリントサービス及び母の日父の日ギフト等のサービスが好調であったことから売上を順調に拡大しております。一方、海外ユーザー獲得のためのプロモーション及び体制強化への投資を積極的に行っております。

この結果、当事業の売上高は2,421百万円前年同四半期比31.1%増)、セグメント損失は374百万円(前年同四半期はセグメント損失173百万円)となりました。

 

④ 投資事業

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年6月30日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

313

355

13.1%

セグメント利益(百万円)

179

216

20.9%

 

投資事業では、スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っております。当第1四半期連結累計期間においては、当社グループの出資するファンドの損益を取り込んでおります。

この結果、当事業の売上高は355百万円前年同四半期比13.1%増)、セグメント利益は216百万円(前年同四半期比20.9%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

① 財政状態

当第1四半期連結累計期間の財政状態は、資産については流動資産が152,729百万円(前連結会計年度末比10,177百万円減少)となり、主な要因としては、自己株式の取得、法人税等、配当金の支払いによる現預金の減少があげられます。固定資産は58,530百万円(前連結会計年度末比883百万円減少)となっております。

負債については、流動負債が24,069百万円(前連結会計年度末比5,174百万円減少)となり、主な要因としては、未払法人税等などの減少があげられます。純資産は177,910百万円(前連結会計年度末比5,552百万円減少)となり、主な要因としては、自己株式の取得、配当金の支払いによる減少があげられます。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析

当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて16,934百万円減少し、101,768百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間において営業活動により使用した資金は8,222百万円(前年同四半期は2,147百万円の獲得)となりました。これは主に、前渡金の増加4,510百万円及び法人税等の支払4,425百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は2,595百万円前年同四半期は1,333百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,197百万円及び投資有価証券の取得による支出665百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第1四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は6,350百万円前年同四半期は3,434百万円の使用)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出3,013百万円及び配当金の支払3,576百万円によるものであります。

 

(3) 従業員数

当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい増減はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。