第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

国際連合は2024年の国際女性デーのテーマを「女性に投資を。進歩を加速しよう。」とするなど世界全体で女性の活躍を後押しする環境が整いつつあります。そのような環境のもと、当社では「女性の笑顔でいっぱいに -A Sea of Smiling Women-」をビジョンに掲げ、女性の一生をサポートするための情報発信を主軸とした事業及び産婦人科など全国の医療施設向けにITを用いたソリューションサービスを提供する事業を展開しております。

こうした取り組みの結果、当中間会計期間の売上高は735,214千円(前年同期比27.8%増)、売上総利益490,190千円(前年同期比29.7%増)、営業利益は29,523千円(前年同期比108.7%増)、経常利益は29,466千円(前年同期比106.1%増)、中間純利益は25,917千円(前年同期は11,407千円の中間純損失)となりました。

セグメント別の状況は次のとおりであります。

 

(メディア事業)

メディア事業は「ベビーカレンダー」「ムーンカレンダー」「ウーマンカレンダー」「シニアカレンダー(旧 介護カレンダー)」をはじめとした女性のライフステージそれぞれに注力した専門サイトの運営をおこない、①PV連動型広告、②タイアップ広告、③成果報酬型広告の3つの活動をしてまいりました。当中間会計期間は、前述の当社運営サイトはいずれもPV数およびUU数ともに好調に推移しており、広告販売枠においても当社運営サイトの伸長と並び順調に推移しております。また、今期から強化している主に編集面における生産性の向上が功を奏した結果となりました。

その結果、売上高は589,403千円(前年同期比45.9%増)、セグメント利益は138,763千円(前年同期比48.9%増)となりました。

 

(医療法人向け事業)

医療法人向け事業は、医療機関が抱えるさまざまな課題解決のために「ベビーパッドシリーズ」「エコー動画館」「かんたん診察予約システム」「おぎゃー写真館・動画館」といった各種サービス、およびホームページや動画制作、SEOコンサルティングなど総合的な「Webマーケティング」「グラフィック制作」といった幅広いソリューションの拡販をおこなっております。また、診察等各種予約やコンテンツの閲読などができる産院を中心とした医療機関向けスマートフォンアプリをリリースし、これまで以上に医療機関とその患者様の利便性を高め満足していただける体制を構築しました。一方で、当中間会計期間は、「ベビーパッドシリーズ」における契約更新件数が多かった前年と比較すると売上高、セグメント利益ともに減少する結果となりました。

その結果、売上高は145,811千円(前年同期比14.7%減)、セグメント利益は13,232千円(前年同期比53.4%減)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

流動資産は、前事業年度末に比べて20,660千円減少し、624,225千円となりました。これは、主に売掛金が40,188千円減少したことによるものであります。

固定資産は、前事業年度末に比べて19,059千円減少し、353,465千円となりました。これは、主に減価償却により無形固定資産が20,889千円減少したことによるものであります。

この結果、総資産は前事業年度末に比べて39,720千円減少し、977,690千円となりました。

 

 

(負債)

流動負債は、前事業年度末に比べて18,272千円増加し、274,578千円となりました。これは、主に買掛金が7,279千円増加し、税引前中間純利益の計上により未払法人税等を8,300千円計上したことによるものであります。

固定負債は、前事業年度末に比べて42,198千円減少し、12,801千円となりました。これは、主に長期借入金40,930千円を1年内返済予定の長期借入金に振替えたことによるものであります。

この結果、負債合計は前事業年度末に比べて23,926千円減少し、287,380千円となりました。

 

(純資産)

純資産合計は、前事業年度末に比べて15,794千円減少し、690,310千円となりました。これは、主に中間純利益の計上により利益剰余金が25,917千円増加した一方、自己株式の取得により自己株式41,712千円を計上したことによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「現金」という。)は、前事業年度末と比べて7,007千円減少し、350,216千円となりました。

当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は98,595千円(前年同期は21,002千円の支出)となりました。

これは主に、税引前中間純利益29,466千円、減価償却費25,914千円、のれん償却額7,847千円及び売上債権の減少40,188千円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は13,530千円(前年同期は11,905千円の支出)となりました。

これは主に、有形固定資産の取得による支出4,430千円及び無形固定資産の取得による支出9,100千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は92,071千円(前年同期は62,482千円の支出)となりました。

これは主に、長期借入金の返済による支出50,134千円及び自己株式の取得による支出41,753千円によるものであります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7) 従業員数

当中間会計期間において、従業員数の著しい増減はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。