当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。
(1)財政状態および経営成績の状況
当中間連結会計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されます。ただし、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっています。また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある状況となっています。
当社グループに関連するエンタテインメント業界におきましては、ゲーム業界各社においては前年に比べ減収が伝えられる一方、今秋発売に向けた新作ソフトが発表されるなどの動きもみられます。また、米国Apple Inc.が同社独自のXR対応ヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」を2024年6月28日に日本でも発売すると発表しました。
そのような環境のもと、当社グループの受託ソフトにおいては「四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」(発売元:株式会社ディースリー・パブリッシャー)が2024年5月23日に発売されました。また、2024年4月5日に開催された、ゲーム開発者向け大型勉強会「GAME CREATORS CONFERENCE’24」において、当社の開発スタッフが「Tales of ARISE – Beyond the Dawn」のセッションに登壇いたしました。また、2025年内に発売を予定している「ダブルドラゴン リヴァイヴ」(発売元:アークシステムワークス株式会社)の開発を担当していることを2024年8月7日に発表いたしました。
XR事業分野においては、2024年4月、5月にインテックス大阪および幕張メッセ国際展示場で開催されたHappy Elements株式会社が提供する「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE -8th Tour “Praesepe #Cancer”–」全12公演のライブにおいてCG制作に参加いたしました。また、2024年6月29日に「ポラポリポスポ」のデビューライブ「ポラポリポスポ 1st CG STAR LIVE 色即是空 空即是色」(主催:株式会社バンダイナムコアミューズメント)のCG制作に参加いたしました。また、このライブのオープニング前にARPのレオンがゲスト出演いたしました。
パチンコ・パチスロ分野においては、引き続き複数タイトルの映像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行しております。
その他、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでおります。
以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高は1,621百万円(前年同期比20.2%減)、経常利益は56百万円(前年同期比76.4%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は21百万円(前年同期比88.0%減)となりました。
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較して218百万円減少し3,034百万円となりました。主な要因としては、現金及び預金の増加196百万円、売掛金及び契約資産の減少354百万円によるものであります。
負債は、前連結会計年度末と比較して187百万円減少し631百万円となりました。主な要因としては、短期借入金の減少300百万円によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末と比較して30百万円減少し2,403百万円となりました。主な要因としては、親会社株主に帰属する中間純利益21百万円、剰余金の配当84百万円、新株予約権の増加27百万円によるものであります。
なお、当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より196百万円増加し、1,380百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、583百万円(前年同期は183百万円の資金を獲得)となりました。
これは主に、税金等調整前中間純利益56百万円、株式報酬費用37百万円、売上債権の減少額354百万円、契約負債の増加額48百万円、保険金の受取額43百万円、法人税等の還付額37百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6百万円(前年同期は423百万円の資金を使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出5百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は383百万円(前年同期は361百万円の資金を使用)となりました。
これは短期借入金の減少額300百万円、配当金の支払額83百万円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、38百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
有価証券報告書(2024年4月26日提出)の記載から重要な変更又は新たな発生はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。