第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当社グループでは、国内外の衛生用品メーカーを中心に衛生用品製造機械等の提案活動を積極展開するとともに、受注済みの機械製造案件や改造案件の早期完成・引渡し、部品販売の促進に努めることで、売上拡大を図っております。

当中間連結会計期間の売上高は、日本向け及び中国向けの売上が前年同期を大きく下回ったことから、8,405百万円(前年同期比15.6%減)となりました。主な製品別売上高では、生理用ナプキン製造機械1,627百万円(同4.0%減)、小児用紙おむつ製造機械2,730百万円(同83.8%増)、大人用紙おむつ製造機械1,919百万円(同62.8%減)、部品1,698百万円(同63.4%増)、その他429百万円百万円(同27.0%減)となりました。

利益面では、減収の影響等により営業損失は179百万円(前年同期は営業利益211百万円)、経常損失は130百万円(前年同期は経常利益514百万円)となりました。また、保有株式の縮減に伴い投資有価証券売却益を特別利益に計上しましたが、グループ内の資金政策の見直しに伴う税効果会計の処理(一過性の費用計上)の影響により、親会社株主に帰属する中間純損失は705百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純利益236百万円)となりました。

 

② 財政状態の状況

(資産合計)

 当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ2,453百万円増加し、51,725百万円となりました。契約資産が1,468百万円、電子記録債権が793百万円、投資有価証券が569百万円、原材料及び貯蔵品が249百万円及び売掛金が176百万円減少いたしましたが、現金及び預金が3,104百万円、仕掛品が1,406百万円、建物及び構築物が327百万円、のれんが270百万円、土地が254百万円、建設仮勘定が207百万円及び繰延税金資産が111百万円増加いたしました。

(負債合計)

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,153百万円増加し、16,672百万円となりました。電子記録債務が361百万円減少いたしましたが、契約負債が790百万円、繰延税金負債が839百万円、支払手形及び買掛金が321百万円、未払金が179百万円、長期借入金が145百万円及び1年内返済予定の長期借入金が117百万円増加いたしました。

(純資産合計)

 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ300百万円増加し、35,052百万円となりました。利益剰余金が969百万円及びその他有価証券評価差額金が374百万円減少いたしましたが、為替換算調整勘定が1,553百万円増加いたしました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,005百万円増加し、8,929百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において営業活動の結果獲得した資金は2,570百万円(前年同期は1,416百万円の支出)となりました。これは主に、投資有価証券売却益の計上533百万円及び仕入債務の減少392百万円があった一方、売上債権の減少2,537百万円、減価償却費の計上410百万円、税金等調整前中間純利益402百万円、契約負債の増加312百万円及び未収消費税等の減少173百万円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は1,603百万円(前年同期は1,425百万円の収入)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入565百万円があった一方、定期預金の増加1,346百万円、有形固定資産の取得による支出534百万円及び連結範囲変更を伴う子会社持分の取得による支出270百万円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は389百万円(前年同期比37.2%減)となりました。これは主に、配当金の支払額264百万円及び長期借入金の返済による支出125百万円があったことによるものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は77百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

  当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。