第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

  ①経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境が改善する下で緩やかに改善しております。ただし、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、先行きは依然として不透明な状況であります。

 このような状況の中、電動工具業界からの製品の受注は住宅需要低迷などの影響により大幅に減少しました。自動車業界からの受注は増加しました。生産面においては、各工場で製造ラインの自動化など効率化への取組を実施しております。

 このような環境のなか、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は20億32百万円(前年同四半期比25.3%減)、営業損失は3百万円(前年同四半期は営業利益1億94百万円)、経常利益は25百万円(同89.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は12百万円(同92.1%減)となりました。

  セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

  (イ)日本

 国内は、自動車部品の受注が増加しましたが、電動工具部品の受注が減少し、売上高は9億74百万円(前年同四半期比14.5%増)、営業損失は3百万円(前年同四半期は営業損失33百万円)となりました。

  (ロ)中国

 中国は、電動工具部品の受注減少により売上高は減少し9億43百万円(前年同四半期比41.7%減)、営業利益は12百万円(同94.3%減)となりました。

  (ハ)タイ

 タイは、電動工具部品の受注減少により、売上高は1億36百万円(前年同四半期比51.8%減)、営業損失は12百万円(前年同四半期は営業利益12百万円)となりました。

 

  ②財政状態の状況

 資産合計は、前連結会計年度末と比べ1億81百万円増加し66億18百万円(前連結会計年度末比2.8%増)となりました。これは主に棚卸資産が25百万円、その他流動資産が38百万円減少しましたが、現金及び預金が50百万円、受取手形及び売掛金が96百万円、有形固定資産が75百万円増加したことによるものであります。

 負債合計は、前連結会計年度末と比べ79百万円増加し13億70百万円(前連結会計年度末比6.1%増)となりました。これは主に繰延税金負債が48百万円減少しましたが、賞与引当金が32百万円、その他流動負債が90百万円増加したことによるものであります。

 純資産合計は、前連結会計年度末と比べ1億2百万円増加し52億48百万円(前連結会計年度末比2.0%増)となりました。これは主に為替換算調整勘定が1億円増加したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。