当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。なお、当社グループは当中間連結会計期間より、従来の日本基準に替えてIFRS会計基準を適用しており、前中間連結会計期間及び前連結会計年度の数値もIFRS会計基準ベースに組み替えて比較・分析を行っております。
当中間連結会計期間(2024年3月1日~2024年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症がほぼ収束したこと等により、経済社会活動の正常化が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
一方、足元ではウクライナ情勢に伴う地政学リスクの長期化や、原材料・エネルギー価格の高騰などにより、インフレ懸念が高まっております。これに伴い金融資本市場や景気の先行きは依然として不透明なものとなっております。このような状況の中、IT社会は発展を続けており、デジタル技術の進展・普及に伴い企業の生産性向上や競争力強化を目的とした、IT・DX関連のニーズが高まっていることから、IT投資需要は堅調に推移しております。ITインフラストラクチャに特化した事業を展開する当社グループは、エンタープライズ顧客の拡大と深耕、先端技術分野へ注力しながら事業を推進してまいりました。
この結果、IFRS会計基準に準拠した当中間連結会計期間の業績は、売上収益は5,291,928千円(前年同期比51.6%増)、営業利益は1,048,062千円(前年同期比56.2%増)、税引前中間利益は1,057,048千円(前年同期比58.7%増)、中間利益は762,219千円(前年同期比55.2%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益は762,219千円(前年同期比55.2%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産、負債及び資本の状況
(資産)
当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して3,279,570千円増加し10,218,699千円となりました。その主な要因は、株式会社FunClock及び株式会社アクティアスの買収に伴うのれんが1,560,068千円、営業債権及びその他の債権が469,485千円増加したこと等によるものです。
(負債)
当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して1,269,219千円増加し3,956,942千円となりました。その主な要因は、社債及び借入金(非流動)が263,931千円、その他の流動負債が598,351千円増加したこと等によるものです。
(資本)
当中間連結会計期間末の資本は、前連結会計年度末と比較して2,010,351千円増加し6,261,757千円となりました。その主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が762,219千円増加、自己株式の処分により700,338千円増加したこと等によるものです。
②キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は751,118千円(前年同期は383,389千円の収入)となりました。これは主に税引前中間利益の計上1,057,048千円、減価償却費及び償却費の計上106,256千円があった一方、法人所得税の支払額294,634千円等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は350,434千円(前年同期は274,415千円の支出)となりました。これは主に子会社の取得による支出が95,992千円あった一方、子会社の取得による収入が346,355千円、保険積立金の解約による収入が57,192千円等があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は212,093千円(前年同期は197,234千円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入が100,000千円あった一方、長期借入金の返済による支出163,822千円、リース負債の返済による支出107,787千円、短期借入金の返済による支出17,000千円等があったことによるものです。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。