第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2023年6月1日から2023年8月31日まで)及び第1四半期連結累計期間(2023年6月1日から2023年8月31日まで)に係る四半期連結財務諸表について、UHY東京監査法人による四半期レビューを受けております。

 なお、金融商品取引法第24条の4の7第4項の規定に基づき、四半期報告書の訂正報告書を提出しておりますが、訂正後の四半期連結財務諸表については、UHY東京監査法人による四半期レビューを受けております。

 

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年5月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2023年8月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,273,123

1,236,157

売掛金

36,749

12,880

オークション未収入金

261,379

10,771

商品

1,245,356

1,330,592

前渡金

3,425

112,992

その他

151,488

259,779

貸倒引当金

△2

△2

流動資産合計

3,971,521

2,963,172

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

28,636

26,455

機械装置及び運搬具(純額)

18,496

22,417

土地

12,900

12,900

その他(純額)

25,463

25,820

有形固定資産合計

85,496

87,593

無形固定資産

 

 

のれん

659,793

643,700

ソフトウエア

17,864

15,620

無形固定資産合計

677,657

659,321

投資その他の資産

 

 

関係会社株式

60,600

60,600

投資有価証券

26,973

47,773

繰延税金資産

45,425

22,813

その他

237,821

220,147

貸倒引当金

△135,696

△135,696

投資その他の資産合計

235,123

215,638

固定資産合計

998,277

962,553

資産合計

4,969,798

3,925,725

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

257,830

18,071

オークション未払金

467,146

78,287

短期借入金

90,000

90,000

1年内返済予定の長期借入金

35,308

35,548

前受金

179,348

141,018

未払法人税等

175,331

9,066

賞与引当金

34,795

18,651

その他

209,591

174,334

流動負債合計

1,449,352

564,979

固定負債

 

 

長期借入金

238,121

229,234

退職給付に係る負債

33,239

30,997

その他

18,240

18,190

固定負債合計

289,600

278,421

負債合計

1,738,952

843,400

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2023年5月31日)

当第1四半期連結会計期間

(2023年8月31日)

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,674,567

1,688,557

資本剰余金

1,395,772

1,409,762

利益剰余金

129,048

△48,642

株主資本合計

3,199,387

3,049,677

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

6

6

為替換算調整勘定

16,744

18,803

その他の包括利益累計額合計

16,751

18,810

新株予約権

14,704

13,837

純資産合計

3,230,845

3,082,325

負債純資産合計

4,969,798

3,925,725

 

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:千円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年6月1日

 至 2022年8月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年6月1日

 至 2023年8月31日)

売上高

526,383

410,404

売上原価

264,886

252,464

売上総利益

261,497

157,940

販売費及び一般管理費

292,563

312,522

営業損失(△)

△31,066

△154,582

営業外収益

 

 

受取利息

142

322

為替差益

12,222

3,210

デリバティブ評価益

480

388

暗号資産評価益

1,317

その他

1,515

2,137

営業外収益合計

14,361

7,377

営業外費用

 

 

支払利息

1,073

1,134

暗号資産評価損

1,311

その他

377

営業外費用合計

2,385

1,511

経常損失(△)

△19,089

△148,715

特別利益

 

 

賞与引当金戻入額

9,870

特別利益合計

9,870

税金等調整前四半期純損失(△)

△9,219

△148,715

法人税、住民税及び事業税

6,226

6,363

法人税等調整額

14,583

22,611

法人税等合計

20,809

28,975

四半期純損失(△)

△30,029

△177,690

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

△30,029

△177,690

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】

 

 

(単位:千円)

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年6月1日

 至 2022年8月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年6月1日

 至 2023年8月31日)

四半期純損失(△)

△30,029

△177,690

その他の包括利益

 

 

その他有価証券評価差額金

△1,161

為替換算調整勘定

5,484

2,058

その他の包括利益合計

4,323

2,058

四半期包括利益

△25,705

△175,632

(内訳)

 

 

親会社株主に係る四半期包括利益

△25,705

△175,632

 

【注記事項】

(追加情報)

(不適切な会計処理)

当社の連結子会社であるShinwaPrive株式会社等において、2019年5月期から2024年5月期までのプライベートセールに関する不適切な会計処理により、実態と相違がある売上計上が行われている疑いがあることが判明いたしました。これを受け、2024年7月4日開催の取締役会において、プライベートセールに関する会計処理において疑義が発生したため、専門的かつ客観的な調査が必要であるとの判断に至り、業績への影響の有無、社内体制の不備の有無や原因の究明及び再発防止策の策定等を目的として、外部専門家で構成される第三者委員会の設置につきまして決議いたしました。

当社は、2024年9月6日、第三者委員会から調査報告書を受領し、連結子会社であるShinwaPrive株式会社等が行った絵画等のアート作品のプライベートセール(以下、「アート売買取引」という。)の中に、実質的には金融取引等と処理すべきもの及び売買契約締結時に売上計上されていたが引渡時に売上計上されるべきであったものが含まれていたとの評価を受けております。

当社は、報告内容の検討及びこれを受けた自主調査の結果、金融取引等及び売上計上時期に関する不適切な会計処理が行われていたことを確認しました。このため、当社は影響のある過年度の決算を訂正することが適切であると判断し、2019年5月期から2023年5月期の各有価証券報告書、2020年5月期第1四半期から2024年5月期第3四半期までの各四半期報告書について、訂正報告書を提出することといたしました。

なお、売上計上時期に関する会計処理の調査に関して、収益の認識時点の確認のために商品の引渡時点が確認できる外部証拠である受領確認書を取引先から入手し、当該証憑の確認が出来ない場合には、入金証憑、引渡時点を特定する出張記録、システムの出庫記録等の資料に基づき、売上の計上時期の訂正を行っております。しかしながら、当連結会計年度のプライベートセールにおける売上取引のうち売上高8,818千円(売上総利益4,441千円)につきましては、引渡時点を特定することができなかったため、入金日又は契約日に基づき計上しております。

上記訂正による、各連結会計年度における財務数値への影響は、下記のとおりです。

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

第30期

2019年5月期

第31期

2020年5月期

第32期

2021年5月期

第33期

2022年5月期

第34期

2023年5月期

第35期

2024年5月期

第1四半期

売上高

△3,703

2,733

△529,244

338,613

△160,650

12,709

経常利益

△9,115

8,590

△181,064

47,617

△62,080

△185

親会社株主に帰属する当期純利益

△6,968

△119,514

△178,569

49,530

△68,689

△3,694

純資産額

△6,968

△126,483

△305,053

△255,522

△324,212

△327,906

総資産額

△6,968

△124,978

△205,059

212,942

△84,934

△87,358

 

 

(四半期連結損益計算書関係)

前第1四半期連結累計期間(自  2022年6月1日  至  2022年8月31日)

季節的変動要因

 オークション関連事業の事業構造として、オークションが第2四半期及び第4四半期に多く開催される傾向があるため、四半期連結会計期間別の業績には季節的変動があります。

 

当第1四半期連結累計期間(自  2023年6月1日  至  2023年8月31日)

季節的変動要因

 オークション関連事業の事業構造として、オークションが第2四半期及び第4四半期に多く開催される傾向があるため、四半期連結会計期間別の業績には季節的変動があります。

 

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

 当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間

(自  2022年6月1日

至  2022年8月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自  2023年6月1日

至  2023年8月31日)

減価償却費

10,299千円

9,681千円

のれんの償却額

16,092

16,092

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2022年6月1日 至 2022年8月31日)

1.配当金支払額

該当事項はありません。

 

Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2023年6月1日 至 2023年8月31日)

1.配当金支払額

該当事項はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2022年6月1日 至 2022年8月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

合計

調整額(注)

四半期連結

財務諸表計上額

 

アート関連

事業

その他事業

売上高

477,392

48,991

526,383

526,383

セグメント利益又は損失(△)

△2,108

7,450

5,342

△36,408

△31,066

(注)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△36,408千円であります。なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

セグメント利益の合計額は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。

3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。

 

Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2023年6月1日 至 2023年8月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

合計

調整額(注)

四半期連結

財務諸表計上額

 

アート関連

事業

その他事業

売上高

401,618

8,785

410,404

410,404

セグメント損失(△)

△104,081

△3,556

△107,637

△46,944

△154,582

(注)セグメント損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用△46,944千円であります。なお、全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

 

2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

セグメント損失の合計額は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。

3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報

 

前第1四半期連結累計期間(自 2022年6月1日 至 2022年8月31日)

(単位:千円)

 

報告セグメント

アート関連事業

その他事業

オークション事業

プライベートセール

資産防衛ダイヤモンド事業

売電関連事業

PKS事業

その他

225,114

27,327

190,216

34,733

9,263

39,727

225,114

27,327

190,216

9,263

39,727

34,733

顧客との契約から生じる収益

477,392

48,991

526,383

その他の収益

外部顧客への売上高

477,392

48,991

526,383

 

当第1四半期連結累計期間(自 2023年6月1日 至 2023年8月31日)

(単位:千円)

 

報告セグメント

アート関連事業

その他事業

オークション事業

147,660

147,660

プライベートセール

58,947

58,947

資産防衛ダイヤモンド事業

187,838

187,838

売電関連事業

8,785

8,785

PKS事業

その他

7,172

7,172

顧客との契約から生じる収益

401,618

8,785

410,404

その他の収益

外部顧客への売上高

401,618

8,785

410,404

 

(1株当たり情報)

 1株当たり四半期純損失及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前第1四半期連結累計期間

(自 2022年6月1日

至 2022年8月31日)

当第1四半期連結累計期間

(自 2023年6月1日

至 2023年8月31日)

1株当たり四半期純損失(△)

△3円10銭

△17円62銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(千円)

△30,029

△177,690

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(千円)

△30,029

△177,690

普通株式の期中平均株式数(株)

9,678,583

10,084,593

(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるため、記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

(資本金の額の減少及び剰余金の処分)

2023年8月28日開催の当社第34回定時株主総会において、以下のとおり、資本金の額の減少と剰余金の処分を行うことが決議され、2023年10月1日に当該決議の効力が発生しました。

1.資本金の額の減少及び剰余金の処分の目的

企業価値の持続可能な成長を実現するための経営戦略の一環として、事業規模に応じた適切な税制の適用により、税負担の軽減を図り、資本政策の柔軟性および機動性を確保するとともに利益剰余金の欠損を解消し、財務体質の健全化を図ることを目的として、会社法第447条第1項の規定に基づく資本金の額の減少及び会社法第452条の規定に基づく剰余金の処分を行うこととしました。

 

2.資本金の額の減少の内容

2023年8月9日現在の資本金の額1,688,557,296円のうち、1,638,557,296円を減少し、50,000,000円とし、減少する資本金の額の全額を、その他資本剰余金に振り替えました。

 

3.資本金の額の減少の方法

払戻を行わない無償減資とし、発行済株式総数の変更は行わず、資本金の額を減少し、全額をその他資本剰余金へ振り替えました。

 

4.剰余金の処分の内容

会社法第452条の規定に基づき、上記の効力が生じた後に振り替えたその他資本剰余金1,638,557,296円のうち、147,397,148円を繰越利益剰余金に振り替え、欠損填補に充当しました。

(1)減少した剰余金の項目及びその額

 その他資本剰余金 147,397,148円

(2)増加した剰余金の項目及びその額

 繰越利益剰余金  147,397,148円

 

5.その他の重要な事項

本件は、「純資産の部」における科目間の振り替えであり、当社の純資産の額の変動はなく、業績に与える影響はありません。

 

2【その他】

該当事項はありません。