1【提出理由】

 当社は、2024年11月5日開催の取締役会において、株式会社ナカノ商会(以下「ナカノ商会」)の株式を取得することを決議いたしました。これにより当社は同社の発行済株式の87.7%を保有し、同社は当社の連結子会社となるため、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、臨時報告書を提出するものであります。

 

2【報告内容】

(1)取得対象子会社に関する事項

① 商号

株式会社ナカノ商会

② 本店の所在地

東京都江戸川区中葛西3-18-5

③ 代表者の役職・氏名

代表取締役社長  沼澤 宏

④ 資本金の額

100百万円

⑤ 純資産の額

8,919百万円

⑥ 総資産の額

34,320百万円

⑦ 事業内容

コントラクト・ロジスティクス事業等

⑧ 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益

決算期

2021年9月期

2022年9月期

2023年9月期

売上高

61,241百万円

76,329百万円

86,770百万円

営業利益

966百万円

3,587百万円

4,652百万円

経常利益

1,655百万円

3,553百万円

4,671百万円

当期純利益

872百万円

2,199百万円

3,205百万円

⑨ 当社と取得対象子会社との関係

資本関係

該当事項はありません。

人的関係

該当事項はありません。

取引関係

当社の連結子会社であるヤマト運輸株式会社との間にEC荷物の仕分け業務の委託などの取引関係があります。

 

(2)取得対象子会社に関する子会社取得の目的

 ヤマトグループは、2027年3月期を最終年度とする中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030~1st Stage~」において、基盤領域(エクスプレス事業(以下「EXP事業」))の利益成長に向けた収益拡大および、宅急便ネットワークの強靭化、成長領域(コントラクト・ロジスティクス事業(以下「CL事業」)、グローバル事業)の拡大による事業ポートフォリオの変革に取り組んでおります。

 一方、ナカノ商会は、保管・庫内作業・輸送サービスに加え、顧客仕様に再構築した物流施設のサブリースなど、顧客ニーズに合わせた複数の機能を一貫して提供することで、小売事業者や、食品等のメーカー・サプライヤー、EC事業者の上流の物流領域を中心に法人顧客を有しております。

 今回、ナカノ商会がヤマトグループに加わることで、①CL事業の拡大、②EXP事業とのシナジー創出、③両社リソースの共同利用等コストシナジー創出(CL・EXP事業)などを通じて、法人ビジネス領域を拡大するため、本株式取得の決定に至ったものであります。

 

(3)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額

 取得価額  46,943百万円