第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間における当社グループの業績は、中国市場をはじめとして多少の動きが見られるものの、全体的には依然として不透明感の否めない中、各拠点で着実に事業を推進した結果、売上収益が49,795百万円(前年同期比23.6%増)と中間期としては既往最高水準を計上し、営業利益が9,916百万円(同66.9%増)、親会社の所有者に帰属する中間利益は4,813百万円(同119.6%増)となりました。

セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

① 日本につきましては、売上収益は15,275百万円(前年同期比5.6%減)、セグメント利益は113百万円(前年同期はセグメント損失693百万円)となりました。

② 中国につきましては、売上収益は42,241百万円(同41.8%増)、セグメント利益は9,642百万円(前年同期比73.1%増)となりました。

③ インドにつきましては、売上収益は2,184百万円(同5.3%減)、セグメント損失は127百万円(前年同期はセグメント損失22百万円)となりました。

④ 韓国につきましては、売上収益は875百万円(同13.5%増)、セグメント利益は49百万円(前年同期比11.5%増)となりました。

⑤ その他につきましては、売上収益は179百万円(同45.0%減)、セグメント損失は74百万円(前年同期はセグメント損失32百万円)となりました。

セグメント利益は売上収益から売上原価および販売費及び一般管理費を控除して算定しております。

 

当中間連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ684百万円増加し、118,399百万円となりました。

これは主に、棚卸資産が3,090百万円、営業債権及びその他の債権が779百万円増加した一方、現金及び現金同等物が2,906百万円、その他の金融資産が206百万円減少したことによるものです。

当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ5,719百万円減少し、39,632百万円となりました。

これは主に、未払法人所得税等が572百万円増加した一方、借入金が3,661百万円、営業債務及びその他の債務が1,631百万円、繰延税金負債が622百万円、契約負債が612百万円減少したことによるものです。

当中間連結会計期間末における資本合計は、前連結会計年度末に比べ6,404百万円増加し、78,766百万円となりました。

これは主に、中間利益により6,769百万円、当社が保有する関係会社株式の一部売却等による資本取引により非支配持分が3,850百万円増加した一方、その他の包括利益により1,479百万円、配当金により2,127百万円減少したことによるものです。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,906百万円減少し、27,588百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金は、1,808百万円の増加となりました。

これは主に、税引前中間利益9,856百万円、減価償却費及び償却費1,022百万円により資金が増加した一方、棚卸資産の増加3,818百万円、法人所得税の支払3,200百万円、営業債権及びその他の債権の増加1,750百万円、営業債務及びその他の債務の減少1,090百万円により資金が減少したことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金は、1,237百万円の減少となりました。

これは主に、有形固定資産の取得1,203百万円により資金が減少したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金は、2,929百万円の減少となりました。

これは主に、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の売却による収入3,610百万円により資金が増加した一方、短期借入金の減少3,592百万円、配当金の支払1,141百万円、非支配株主への配当金の支払986百万円により資金が減少したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,777百万円であります。

なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。