第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、前年5月より新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに持ち直しの動きが見られましたが、ウクライナや中東情勢等の地政学リスクの高まりによる資源高騰や為替リスクの影響等、不安定な経済状況が続いております。

 このような状況の中、当中間連結会計期間の売上高は、2,322百万円(前年同期比24.5%減)となりました。セグメントごとでは、自動車部品製造事業が四輪部品の受注減少により1,957百万円、工作機械製造事業が専用工作機械の受注減少等により365百万円となりました。

 利益面につきましては、工作機械製造事業における原材料高騰の影響を大きく受けたこと等が主な要因となり、営業損失は40百万円(前年同期は営業損失166百万円)となりました。経常損失は、上記と同様の理由及び為替差損の計上により41百万円(前年同期は経常損失74百万円)となりました。その結果、親会社株主に帰属する中間純損失は32百万円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失75百万円)となりました。

 当中間連結会計期間末における総資産は、現金及び預金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ198百万円増加し、7,321百万円となりました。

 負債につきましては、長期借入金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ248百万円増加し、2,612百万円となりました。

 純資産につきましては、利益剰余金が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ50百万円減少し、4,709百万円となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物の残高は、1,605百万円となっております。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは324百万円の獲得(前年同期は584百万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費計上等によるものであります。

 投資活動によるキャッシュ・フローは180百万円の使用(前年同期は228百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出等によるものであります。

 財務活動によるキャッシュ・フローは164百万円の獲得(前年同期は437百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入による収入等によるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当中間連結会計期間の研究開発費の総額は、5百万円であります。

 なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。