第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、有価証券届出書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、当社は、前中間会計期間については中間財務諸表を作成していないため、前年同中間会計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

 当中間会計期間における我が国経済は、2024年の春闘賃上げ率が前年を大きく上回ったことから、雇用所得環境の改善が見込まれることや、原油・原材料価格の高騰や、円安の進行も一服しており、緩やかに回復しております。

 当社が主に事業展開を行う国内のスキンケア市場は、2023年において、1.3兆円に達しており(出所:富士経済グループ「化粧品マーケティング要覧2024」)、将来においても当社の成長機会は十分に見込まれると考えております。また、美容家電ブランド「Brighte」が属する、国内の美容・健康家電/健康家電市場は、2023年において3,922億円の市場規模が見込まれ、市場拡大が予想されています。(出所:富士経済グループ「美容&健康家電市場・関連サービストレンドデータ 2023-2024」)

 このような環境下において、当社は2024年9月27日付で東京証券取引所グロース市場に上場し、より一層の企業成長に取組んでおります。

 当社の主力ブランドである「Yunth」より、当中間会計期間において、新たに「生VCホワイトクリアフォーム」「美白ハンドセラム」の発売を開始し、ブランドラインナップを拡大しております。大人気商品である「生VC美白美容液」については、依然として楽天美容液ランキングで1位を獲得しており、堅調にご愛顧いただいております。

 美容家電ブランドの「Brighte」についても、「ELEKIBRUSH」が楽天デイリーランキング、週間ランキングで1位を獲得する等、大変好調に販売数を伸ばしております。

 以上の結果、当中間会計期間の売上高は6,335,381千円、営業利益は1,204,242千円、経常利益は1,161,320千円、中間純利益は817,402千円となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当中間会計期間末における資産合計は6,169,660千円となり、前事業年度末に比べ1,614,465千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が663,618千円、売掛金が432,679千円、商品及び貯蔵品が189,275千円、前渡金が96,086千円、有形固定資産が222,854千円増加したことによるものです。

 

(負債)

 当中間会計期間末における負債合計は3,749,138千円となり、前事業年度末に比べ323,121千円増加いたしました。これは主に、買掛金が68,256千円、未払金が264,393千円、未払法人税等が66,801千円、未払消費税等が86,012千円増加し、有利子負債が176,714千円減少したことによるものです。

 

(純資産)

 当中間会計期間末における純資産合計は2,420,521千円となり、前事業年度末に比べ1,291,343千円増加いたしました。これは、中間純利益の計上により利益剰余金が817,402千円増加したこと及び2024年9月に実施した公募増資等により資本金が236,970千円、資本準備金が236,970千円増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,671,125千円となりました。当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、608,656千円となりました。これは主に売上債権の増加額432,679千円、棚卸資産の増加額189,275千円、前渡金の増加額96,086千円があったものの、税引前中間純利益1,161,320千円の資金増加があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、147,247千円となりました。これは主に定期預金の払戻による収入90,000千円があったものの、有形固定資産の取得による支出234,648千円があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は、292,210千円となりました。これは主に長期借入金の返済による支出221,714千円、社債の償還による支出268,000千円があったものの、長期借入れによる収入313,000千円、新株の発行による収入473,941千円があったことによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当中間会計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当中間会計期間において、資本の財源及び資金の流動性に関する事項について重要な変更はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。