【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項

全ての子会社を連結しております。

連結子会社の数

2

連結子会社の名称

ククレブ・マーケティング株式会社

各務原プロパティ株式会社

 

2.連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 当連結会計年度において、各務原プロパティ株式会社は決算日を12月31日から8月31日に変更し、連結決算日と同一になっております。この変更に伴う連結財務諸表への影響はありません。

 

3.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

 

 

 

市場価格のない株式等

……………………

匿名組合への出資(金融商品取引法第2条第2項により有価証券とみなされるもの)については、匿名組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし、その損益のうち当社グループに帰属する持分相当額を純額で「売上高」又は「売上原価」に計上するとともに「営業投資有価証券」又は「投資有価証券」を加減する方法によっております

 

 

② 棚卸資産

販売用不動産

 

…………………………………

 

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

 

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

①  有形固定資産

定率法を採用しております。ただし、建物、建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物及び構築物

6~47年

機械装置及び運搬具

6年

工具、器具及び備品

5~8年

 

 

②  無形固定資産

定額法を採用しております。

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準

賞与引当金

従業員の賞与の支給に備えるため、将来の支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。

 

(4) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの主要なサービスは、CREソリューションビジネス及び不動産テックビジネスに区分され、それぞれのサービスにおける主な履行義務の内容及び収益を認識する通常の時点は以下のとおりです。

① CREソリューションビジネス
  当該事業に係る主たるサービスは以下のとおりであり、それぞれサービスの区分に応じて以下のとおり収益を認識しております。
  当該業務に係るサービスは、顧客が保有する不動産の有効活用等に係るコンサルティング業務、不動産売買や賃貸の仲介業務及びプロジェクトマネジメントサービス業務、並びに運用資産のアセットマネジメントサービス業務等であります。
   当該業務に関しては、顧客との契約に基づき、当社グループが提供するサービスを履行義務として識別しており、それぞれの履行義務を充足する時点は以下のとおりであります。

 

(イ) 不動産に係るコンサルティング業務

 当該業務については、契約期間にわたるコンサルティング業務とそれ以外のコンサルティング業務に区分されます。
 契約期間にわたるコンサルティング業務については、時の経過に応じて履行義務が充足されると判断しており、役務を提供する期間にわたり収益を認識しております。
  それ以外のコンサルティング業務については契約に基づく役務の提供が完了した時点で履行義務が充足されると判断しており、当該時点において収益を認識しております。

 

(ロ) 不動産売買、賃貸の仲介業務

 当該業務については、顧客との媒介契約に基づき当該物件の契約成立及び引渡しに関する義務を負っております。当該履行義務は物件が引き渡される一時点で充足されるものであり、当該引渡し時点において収益を認識しております。

 

(ハ) プロジェクトマネジメントサービス業務

 当該業務のうち、長期間に亘るプロジェクトのマネジメント業務については、一定の期間にわたり履行義務が充足されると判断し、履行義務の充足に係る進捗度(進捗度の見積りは原価比例法)に基づき収益を認識しております。

 

(ニ) アセットマネジメントサービス業務

 当該業務については、契約期間にわたるアセットマネジメントサービス業務とそれ以外のアセットマネジメントサービス業務に区分されます。
 契約期間にわたるアセットマネジメントサービス業務については、時の経過に応じて履行義務が充足されると判断しており、役務を提供する期間にわたり収益を認識しております。
 それ以外のアセットマネジメントサービス業務については契約に基づく役務の提供が完了した時点で履行義務が充足されると判断しており、当該時点において収益を認識しております。

 

(ホ) 不動産売買取引

当該業務については、顧客との不動産売買契約に基づき、物件を顧客に引き渡す履行義務を負っております。当該履行義務は物件が引き渡される一時点で充足されると判断しており、顧客へ物件を引き渡した時点で収益を認識しております。

 

(ヘ) 不動産の賃貸収益

企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」に従い会計処理をしており、その賃貸借期間にわたり収益を認識しております。

 

 

② 不動産テックビジネス

当該業務に係る主たるサービスは、当社グループ開発の不動産の情報ツールを顧客に対してサブスクリプション方式により提供しております。当該業務については、時の経過に応じて履行義務が充足されると判断しており、役務を提供する期間にわたり収益を認識しております。

 

(5) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

前連結会計年度(自 2022年9月1日 至 2023年8月31日)

1.プロジェクトマネジメント業務に係る収益の認識

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 

 

(単位:千円)

進行基準売上高

23,309

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

  一定のプロジェクトマネジメント契約に関して、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり収益を認識する方法を採用しており、履行義務の充足に係る進捗度の見積りの方法は、原価比例法を採用しております。

 プロジェクト原価総額については、プロジェクトごとの契約内容に基づき発生する作業工程や作業工数等の主要な仮定を設定することで、その見積りを行っています。
  プロジェクト原価総額の見積りについては、プロジェクト着工段階において実行予算を策定し、着工後においては月次で各プロジェクトの経費を集計したうえで、プロジェクトの進捗状況を踏まえて見直しを実施しておりますが、プロジェクト契約内容の追加や変更、プロジェクト関連費用(労務費や外注費等)の変動等の影響を受ける可能性があり、翌連結会計年度の進行基準売上高の計上額に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

2.繰延税金資産の回収可能性

(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 

 

(単位:千円)

繰延税金資産

41,104

 

 

(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報 

 繰延税金資産の回収可能性は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来減算一時差異等の解消時期や金額を見積り判断しております。
 課税所得見積りは中期経営計画の数値を基礎として課税所得見込額を算出しております。中期経営計画については、入手可能な受注及び販売情報のほか、当社グループの成長戦略に基づく売上高や利益の成長見込み等の一定の仮定をおいています。
 当該見積り及び仮定については、事業環境の変化による影響を大きく受けるなど、見積りの不確実性が高いため、課税所得の見積り額が変動することにより、繰延税金資産の回収可能性の判断に影響を与える可能性があります。これにより、翌連結会計年度の繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

 

当連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)

該当事項はありません。

 

 

(連結貸借対照表関係)

 ※1 当社においては、資金調達の安定性を高めるため取引銀行2行と当座貸越契約を締結しております。これらの契約に基づく借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

2023年8月31日

当連結会計年度

2024年8月31日

当座貸越極度額の総額

150,000

千円

150,000

千円

借入実行残高

50,000

千円

50,000

千円

差引額

100,000

千円

100,000

千円

 

 

※2  担保資産及び担保付債務

(1) 担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年8月31日)

当連結会計年度

(2024年8月31日)

販売用不動産

千円

146,643

千円

千円

146,643

千円

 

上記の販売用不動産には、金融機関からの借入金の担保として、質権が設定されております。

上記に対応する債務は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年8月31日)

当連結会計年度

(2024年8月31日)

短期借入金

千円

145,000

千円

千円

145,000

千円

 

 

(2) 以下の資産については、連結子会社である各務原プロパティ株式会社における土地の賃貸借契約から生じる債務に対し根抵当権を設定しておりますが、当連結会計年度末において対応する債務はありません。

 

前連結会計年度

(2023年8月31日)

当連結会計年度

(2024年8月31日)

建物及び構築物

千円

50,490

千円

千円

50,490

千円

 

当該資産の根抵当権に係る極度額は40,000千円であります。

 

※3 圧縮記帳

保険金の受入により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年8月31日)

当連結会計年度

(2024年8月31日)

建物及び構築物

千円

16,939

千円

千円

16,939

千円

 

 

※4 追加情報

前連結会計年度(2023年8月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

保有目的の変更により固定資産の「投資有価証券」に計上していた50,000千円を流動資産の「営業投資有価証券」へ振り替えております。

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項 (収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2  販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日)

当連結会計年度

(自 2023年9月1日

至 2024年8月31日)

役員報酬

73,583

千円

103,904

千円

給料手当

47,073

64,957

広告宣伝費

29,326

48,316

業務委託料

42,025

58,169

賞与引当金繰入額

6,900

 

 

※3  固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日)

当連結会計年度

(自 2023年9月1日

至 2024年8月31日)

機械装置及び運搬具

千円

1,805

千円

千円

1,805

千円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年9月1日 至 2023年8月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

3,463,637

3,463,637

 

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

53,637

10,000

43,637

 

(変動事由の概要)

 取締役会決議に基づく、第三者割当方式による自己株式の処分によるものであります。

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(千円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

第1回新株予約権(2022年7月1日発行) (注)1

1,731

 

(注)1.第1回新株予約権は、権利行使期間の初日が到来しておりません。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

 2022年11月25日
定時株主総会

普通株式

27,280

8.00

2022年8月31日

2022年11月30日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

 2023年11月24日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

34,200

10.00

2023年8月31日

2023年11月27日

 

 

 

当連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

3,463,637

3,463,637

 

 

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

43,637

3,000

40,637

 

(変動事由の概要)

 取締役会決議に基づく、第三者割当方式による自己株式の処分によるものであります。

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(千円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

第1回新株予約権(2022年7月1日発行)

1,731

 

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

 2023年11月24日
定時株主総会

普通株式

34,200

10.00

2023年8月31日

2023年11月27日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

 2024年11月29日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

58,191

17.00

2024年8月31日

2024年11月29日

 

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日

当連結会計年度

(自 2023年9月1日

至 2024年8月31日

現金及び預金勘定

617,700

千円

262,425

千円

預入期間が3ヶ月を超える定期預金

 

 

現金及び現金同等物

617,700

千円

262,425

千円

 

 

※2 重要な非資金取引

前連結会計年度(2023年8月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

 保有目的の変更により固定資産の「投資有価証券」に計上していた50,000千円を流動資産の「営業投資有価証券」へ振り替えております。

 

(リース取引関係)

 オペレーティング・リース取引

(借主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度
 (2023年8月31日)

当連結会計年度
 (2024年8月31日)

1年内

102,228

千円

212,807

千円

1年超

74,024

合計

102,228

千円

286,832

千円

 

 

(貸主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度
 (2023年8月31日)

当連結会計年度
 (2024年8月31日)

1年内

千円

200,640

千円

1年超

1,432,769

合計

千円

1,633,410

千円

 

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、資金調達については事業計画に照らし、必要に応じ増資や銀行等金融機関からの借入により資金を調達しております。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。営業投資有価証券は、匿名組合出資金であり投資先の信用リスクに晒されております。

敷金は、本社オフィス、土地及び建物の賃貸借契約に基づくものであり、差入先の信用リスクに晒されております。

営業債務である買掛金は、概ね3か月以内の支払期日であります。未払金は、主に経費関係のもので概ね3か月以内に支払期限が到来するものであります。借入金は、主に運転資金に必要な資金の調達を目的としたものであり、一部は金利の変動リスクに晒されております。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

当社グループは、売掛金について、社内規程に従い、取引先の信用調査及び状況確認を定期的に行い、取引相手先ごとに財務状況等の悪化による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。また、取引先別に回収期日管理及び残高管理を行っております。

② 市場リスクの管理

営業投資有価証券については、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社は、適時資金計画を作成・更新するとともに、手元流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

前連結会計年度(2023年8月31日)

 

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

 敷金(*3)

40,050

31,921

△8,128

資産計

40,050

31,921

△8,128

 

 

(*1)「現金及び預金」「売掛金」「買掛金」「短期借入金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。なお、連結貸借対照表上の営業投資有価証券及び投資有価証券は、すべて市場価格のない匿名組合出資金

    (*2)であります。

 

 

(*2) 連結貸借対照表に持分相当額で純額を計上する組合への出資については、「時価の算定に関する会計基準の  適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

区分

当連結会計年度

匿名組合出資金

100,000

 

 

(*3) 「連結貸借対照表計上額」及び「時価」は、敷金の回収が最終的に見込めないと認められる部分の金額(

  産除去債務の未償却残高)を控除しております。

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

 

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

 敷金(*3)

73,039

62,908

△10,130

資産計

73,039

62,908

△10,130

 

 

(*1)「現金及び預金」「売掛金」「買掛金」「短期借入金」「未払金」「未払法人税等」については、現金であること及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

  なお、連結貸借対照表上の営業投資有価証券は、すべて市場価格のない匿名組合出資金(*2)であります。

 

(*2) 連結貸借対照表に持分相当額で純額を計上する組合への出資については、「時価の算定に関する会計基準の  適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日)第24-16項に基づき、時価開示の対象とはしておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

区分

当連結会計年度

匿名組合出資金

50,000

 

(*3) 「連結貸借対照表計上額」及び「時価」は、敷金の回収が最終的に見込めないと認められる部分の金額を控除しております。

 

 

(注1) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年8月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

617,700

売掛金

5,303

敷金

18,573

21,477

合計

641,577

21,477

 

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

262,425

売掛金

13,359

敷金

51,562

21,477

合計

275,784

51,562

21,477

 

 

 

(注2) 短期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年8月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

50,000

合計

50,000

 

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

短期借入金

220,000

合計

220,000

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融商品

前連結会計年度(2023年8月31日)

 

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

 敷金

31,921

31,921

資産計

31,921

31,921

 

 

当連結会計年度(2024年8月31日)

 

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

 敷金

62,908

62,908

資産計

62,908

62,908

 

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

敷金

将来キャッシュ・フローを残存期間に対応する国債の利回りで割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名

該当事項はありません。

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1) ストック・オプションの内容

 会社名

 提出会社

 決議年月日

 2022年7月1日

 付与対象者の区分及び人数

 当社新株予約権の受託者 (注)2

株式の種類別のストック・オプションの数 (注)

 普通株式 346,300株

 付与日

 2022年7月6日

 権利確定条件

「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりであります。

 対象勤務期間

 定めておりません。

 権利行使期間

 2023年12月1日から2032年7月5日

 

(注)1.株式数に換算して記載しております。

2.本新株予約権は、コタエル信託株式会社を受託者とする信託に割り当てられ、信託期間満了日時点の当社役職員等のうち受益者として指定された者に交付されます。

 

(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況

① ストック・オプションの数

 会社名

提出会社

 決議年月日

 2022年7月1日

 権利確定前(株)

 

  前連結会計年度末

346,300

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

346,300

 権利確定後(株)

 

  前連結会計年度末

  権利確定

  権利行使

  失効

  未行使残

 

 

② 単価情報

 会社名

提出会社

 決議年月日

2022年7月1日

 権利行使価格(円)

550

 行使時平均株価(円)

 付与日における公正な評価単価(円)

5

 

 

 

3.ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

(1) 使用した評価技法 

  モンテカルロ・シミュレーション

 

(2) 主な基礎数値及び見積方法

 

 

第1回新株予約権

株価変動性

(注)1.

60.91%

予想残存期間

 

10年

予想配当

(注)2.

6円/株

無リスク利子率

(注)3.

0.261%

 

(注)1.ストック・オプションの付与日時点において、当社株式は未公開株式であるため、類似の上場会社株式の株価推移から算定しております。

2.2021年8月期の配当実績によっております。

3.オプション期間と同年度の年限を有する日本国債の利回りであります。

 

4.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年8月31日)

 

当連結会計年度
(2024年8月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

 減価償却超過額

11,986

千円

 

8,211

千円

 未実現利益

3,463

 

3,299

 未払費用

1,453

 

588

  ゴルフ会員権評価損

1,599

 

1,599

  敷金償却

1,745

 

2,327

  未払事業税

5,551

 

5,214

  一括償却資産

475

 

463

  契約負債

20,723

 

  繰越欠損金

 

2,738

  賞与引当金

 

2,112

  前払費用

 

609

  未払不動産取得税

 

146

繰延税金資産小計

46,998

千円

 

27,312

千円

評価性引当額

△5,843

 

△2,796

繰延税金資産合計

41,154

千円

 

24,515

千円

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 未収事業税

△49

千円

 

△134

千円

繰延税金負債合計

△49

千円

 

△134

千円

繰延税金資産純額

41,104

千円

 

24,380

千円

 

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2023年8月31日)

 

当連結会計年度
(2024年8月31日)

法定実効税率

法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しております。

 

30.6

(調整)

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

 

0.3

住民税均等割等

 

0.1

評価性引当額の増減

 

△0.7

留保金課税

 

2.3

その他

 

0.2

税効果会計適用後の法人税等の負担率

 

 

 

32.7

 

 

 

(資産除去債務関係)

当社グループは本社の不動産賃貸借契約に基づき、退去時における原状回復に係る債務を資産除去債務として認識しております。

なお、当該資産除去債務に関しては、資産除去債務の負債計上に代えて、不動産賃貸借契約における敷金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、そのうち当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっております。

 

(賃貸等不動産関係)

当社及び一部の連結子会社では、北海道その他の地域において、賃貸用の工場用建物等(土地を含む。)を有しております。

2023年8月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は45,679千円(賃貸収益は売上高に、賃貸費用は売上原価に計上)であります。

2024年8月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は35,479千円(賃貸収益は売上高に、賃貸費用は売上原価に計上)であります。

また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は以下のとおりであります。

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自  2022年9月1日

  至  2023年8月31日)

当連結会計年度

(自  2023年9月1日

  至  2024年8月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高

49,457

期中増減額

49,457

209,862

期末残高

49,457

259,319

期末時価

49,457

360,238

 

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.前連結会計年度の期中増減額は、連結子会社である各務原プロパティ株式会社が取得した賃貸用の工場用建物の取得による増加(50,128千円)及び減価償却費による減少(671千円)であります。当連結会計年度の期中増減額は、主に当社が取得した賃貸用の土地及び建物の取得による増加(157,522千円)、保有目的の変更に伴う振替による増加(56,895千円)、連結子会社である各務原プロパティ株式会社が保有する賃貸用の工場用建物の工事等による増加(21,810千円)及び圧縮記帳による減少(16,939千円)、減価償却費による減少(9,427千円)であります。

3.期末の時価は、適切に市場価格を反映していると考えられる指標に基づく価額であります。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報 

前連結会計年度(自 2022年9月1日 至 2023年8月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

CREソリューションビジネス

不動産テックビジネス

合計

顧客との契約から

生じる収益

478,919

136,203

615,122

その他の収益

88,482

88,482

外部顧客への売上高

567,402

136,203

703,605

 

(注) 「その他の収益」は企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」に基づく収益及び企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」に基づく賃貸収入等です。

 

当連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

CREソリューションビジネス

不動産テックビジネス

合計

顧客との契約から

生じる収益

849,621

148,846

998,467

その他の収益

271,159

271,159

外部顧客への売上高

1,120,781

148,846

1,269,627

 

(注) 「その他の収益」は企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」に基づく収益及び企業会計基準第13号「リース取引に関する会計基準」に基づく賃貸収入等です。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 3.会計方針に関する事項 (4) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約負債の残高等

顧客との契約から生じた債権及び契約負債の内訳は以下のとおりであります。

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度
(2023年8月31日)

当連結会計年度
(2024年8月31日)

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

4,435

5,303

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

5,303

13,359

契約負債(期首残高)

17,344

87,837

契約負債(期末残高)

87,837

49,548

 

契約負債は、CREソリューションビジネスについて、顧客から受け取った前受収益等に関するものであります。当該契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

前連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、17,344千円であります。契約負債の増加は、主として連結子会社である各務原プロパティ株式会社において前受収益の受取により発生したものであります。

当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、87,837千円であります。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

前連結会計年度(自 2022年9月1日 至 2023年8月31日)

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたって実務上の便法を適用し、当初に予想される契約期間が1年以内の契約について注記の対象に含めておりません。残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は以下のとおりであります。

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度
(2023年8月31日)

1年以内

29,668

1年超2年以内

合計

29,668

 

 

当連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)

当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格については、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、実務上の便法を適用し、記載を省略しております。