1【提出理由】

当社は、2024年1月22日開催の取締役会において、株式会社シン・コーポレーションの発行済株式のうち、自己株式を除く株式の78.59%を取得し、連結子会社とすることを決議いたしましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものであります。

 

2【報告内容】

(1)取得対象子会社の商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容

① 商号    :株式会社シン・コーポレーション

② 本店の所在地:東京都新宿区山吹町346番6号

③ 代表者の氏名:代表取締役社長 加藤 伸司

④ 資本金の額 :1,000万円

⑤ 純資産の額 :△352百万円

⑥ 総資産の額 :12,814百万円

⑦ 事業の内容 :カラオケ施設の運営等

 

(2)取得対象子会社の最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益

(単位:百万円)

決算期

2021年5月期

2022年5月期

2023年5月期

売上高

11,492

11,549

17,927

営業利益又は営業損失(△)

△2,715

△1,223

153

経常利益又は経常損失(△)

△2,717

△1,225

157

当期純利益又は当期純損失(△)

△1,926

△16

86

 

(3)取得対象子会社と当社との間の資本関係、人的関係及び取引関係

 

資本関係

該当事項はありません。

人的関係

該当事項はありません。

取引関係

該当事項はありません。

 

(4)取得対象子会社に関する子会社取得の目的

 当社は「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspiration(アスピレーション=大志)に掲げ、2040年に「世界一のエンターテイメント企業」になることを目指しています。その過程において、IPコンテンツとファンを繋ぐ「エンタメ・プラットフォーム事業」を拡大し、お客様へ新たなエンターテイメントをお届けすることに努めております。

 株式会社シン・コーポレーション(以下「シン・コーポレーション」)は、全国45都道府県に372店舗(2023年12月末時点)を展開するカラオケボックス「カラオケBanBan」を展開しております。カラオケは年代性別を問わないエンターテイメントとしてニーズが高く、シン・コーポレーションでは年間約2,000万人のお客様へエンターテイメント体験をお届けしております。2022年度のカラオケボックスの市場規模は2,602億円と前年度比67.9%増加しており、業界全体が新型コロナウイルスによる低迷状態から脱却したものと考えております。コロナ禍以前の約10年間、カラオケボックスの市場規模は3,900億円前後で安定的な推移をしております。エンターテイメントの多様化が進むなかでも一定の支持を受け、安定性を有しているものと考えています。シン・コーポレーションでは、お客様に長く愛されるカラオケ施設を目指し、今では業界で広く取り入れられている「ソフトドリンクバー」を業界に先駆けて導入した事例や、お子様連れのファミリー層の多いエリアでの「キッズスペース」の設置など、高いクオリティーとサービスの行き届いた店舗運営を行っております。

 この度の株式取得により、当社グループにおいて「エンタメ・プラットフォーム事業」の中核を担う株式会社GENDA GiGO Entertainmentと店舗開発やキャンペーン等を共同で実施することにより、両社のエンターテイメント施設への顧客数増加等の相乗効果を実現できるものと考えています。また、当社グループでアミューズメントマシンレンタルを手掛ける株式会社GENDA Gamesによるシン・コーポレーションの店舗におけるミニロケ(スタッフの常駐しないゲームコーナー)の展開で双方の業績を向上できるものと期待しております。さらに、当社グループでセールスプロモーションを手掛ける株式会社エスピーエスエスが有する販促ノウハウの活用によりシン・コーポレーションの運営店舗でのさらなる集客にも期待しています。「世界一のエンターテイメント企業」を目指す当社グループが、シン・コーポレーションの有する「エンタメ・プラットフォーム」であるカラオケ施設を活用し、お客様へ新たなエンターテイメントをお届けすることを目指してまいります。

 

(5)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額

取得価額につきましては、当社の直前事業年度の末日における純資産額の15%を上回る金額でありますが、当事者間の守秘義務契約に基づき、非開示とさせていただきます。なお、取得価額につきましては、外部の専門家による株式価値評価及び法務・財務に関する調査の結果等を合理的に勘案の上、当事者間の協議を経て、決定しております。

 

以 上