第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の分類移行に伴い、行動制限が緩和され社会経済活動の正常化が進んだものの、国際情勢の緊迫化やエネルギー価格の高騰など、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 小売業界におきましては、急速な円安の進行、原油価格、原材料価格の高騰により、幅広い品目において、相次いで値上げが続き、消費者の節約志向、低価格志向が一層高まったこと、更には業種業態を超えた販売競争が一層激化するなど厳しい経営環境が続いております。

 このような状況のもと、当社は、収益力の強化を最重要課題とし、進行中の中期経営計画(2026年9月期まで)の下記施策に積極的に取り組んでおり、営業利益率3.00%以上の早期達成を目指してまいります。

a.改装の実施

 既存店活性化により客数・売上増を図るため、ワクワク感が感じられる売場を目指し、改装を実施いたします。

b.PB商品開発強化

 当社にしかない価値あるPB商品を開発し、目的来店性・粗利率アップを図ります。

c.R-9(R=Revolution 人件費9億円削減)

 人口減による人手不足・労働単価上昇への対応として機械化等を推進し業務の合理化を図ります。

 以上の結果、当第1四半期累計期間における経営成績は、売上高が23,948百万円(前年同四半期比4.0%増)、売上総利益は5,551百万円(前年同四半期比7.3%増)となりました。一方、営業利益は555百万円(前年同四半期比113.3%増)、経常利益は609百万円(前年同四半期比94.3%増)及び四半期純利益は423百万円(前年同四半期比6.4%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第1四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ890百万円減少し、40,158百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,126百万円減少したことによるものであります。

(負債)

 当第1四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ796百万円減少し、24,577百万円となりました。これは主に未払法人税等が274百万円減少したことによるものであります。

(純資産)

 当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ94百万円減少し、15,580百万円となりました。これは主に四半期純利益が423百万円となり、配当金の支払が208百万円、株式消却が164百万円あったことによるものであります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の当社が会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。