【注記事項】

(追加情報)

株式会社プロトコーポレーションにおいて不正に計上された売上高及び売上原価の修正処理

当社において、2024年5月に一部の取引について売掛金の回収遅延が発生しました。社内調査の結果、当該取引を担当していた当社元社員が架空取引(役務提供の裏付けが確認できないままに取引先等と送受金がなされている取引。以下「本件不正取引」という。)を行い、特定の取引先に対する架空の売上高及び売上原価が計上されている疑いがあることが判明しました。

これを受けて、当社は、2024年10月18日付で当社と利害関係を有さない弁護士及び公認会計士からなる特別調査委員会を設置し、本件不正取引の全容の解明、同種又は類似事案の存否、連結財務諸表等への影響等について更に調査を行い、2024年12月10日付で特別調査委員会から調査報告書を受領しております。

特別調査委員会による調査の結果、一部の取引において、当社の牽制機能に不備があったことにより、取引の実在性が当社で十分に検証されないまま取引先等と送受金がなされ、その結果、2014年8月から2024年3月までの期間において架空の売上高1,795百万円及び架空の売上原価1,951百万円がそれぞれ計上されていたことが判明しました。当社は、当該取引により不正に計上された売上高及び売上原価の修正が必要であると判断し、過年度の有価証券報告書等の訂正報告書を2024年12月20日に提出しました。

当該修正により、2024年3月期第2四半期の四半期連結財務諸表においては、実在性を確認できない売上高103百万円及び売上原価113百万円を取り消し、長期未収入金を投資その他の資産「その他」に計上するとともに、同債権に対する貸倒引当金繰入額10百万円を営業外費用に計上しております。

 

 

(四半期連結貸借対照表関係)

※1 棚卸資産の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

商品及び製品

7,398

百万円

8,943

百万円

仕掛品

236

百万円

143

百万円

原材料及び貯蔵品

34

百万円

32

百万円

合計

7,669

百万円

9,119

百万円

 

 

※2 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

建物及び構築物

559百万円

543百万円

土地

267百万円

267百万円

合計

826百万円

811百万円

 

 

担保付債務は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

1年内返済予定の長期借入金

18百万円

9百万円

合計

18百万円

9百万円

 

 

※3 当座貸越契約

当社の連結子会社である株式会社オートウェイ、株式会社グーネットエクスチェンジ、株式会社タイヤワールド館ベスト、コスミック流通産業株式会社、株式会社オニオンにおいて、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行9行と当座貸越契約を締結しております。これらの契約に基づく四半期連結会計期間末の借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

当座貸越極度額

10,550百万円

10,950百万円

借入実行残高

3,600百万円

4,400百万円

差引額

6,950百万円

6,550百万円

 

 

(四半期連結損益計算書関係)

※ 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日
  至  2022年9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日
  至  2023年9月30日)

役員報酬及び給料手当

2,962

百万円

3,146

百万円

役員退職慰労引当金繰入額

9

百万円

10

百万円

賞与引当金繰入額

159

百万円

179

百万円

退職給付費用

6

百万円

7

百万円

広告宣伝費

2,541

百万円

2,808

百万円

貸倒引当金繰入額

2

百万円

3

百万円

 

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)

現金及び預金

23,528百万円

24,349百万円

預入期間が3ヶ月を超える定期預金等

△245百万円

△258百万円

現金及び現金同等物

23,283百万円

24,091百万円

 

 

(株主資本等関係)

前第2四半期連結累計期間(自  2022年4月1日  至  2022年9月30日)

1 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2022年5月13日
取締役会

普通株式

703

17.50

2022年3月31日

2022年6月8日

利益剰余金

 

 

2 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2022年10月31日
取締役会

普通株式

703

17.50

2022年9月30日

2022年11月21日

利益剰余金

 

 

3 株主資本の金額の著しい変動

該当事項はありません。

 

当第2四半期連結累計期間(自  2023年4月1日  至  2023年9月30日)

1 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年5月12日
取締役会

普通株式

703

17.50

2023年3月31日

2023年6月8日

利益剰余金

 

 

2 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2023年10月31日
取締役会

普通株式

704

17.50

2023年9月30日

2023年11月20日

利益剰余金

 

 

3 株主資本の金額の著しい変動

当社は、2023年7月14日開催の取締役会決議に基づき、2023年8月10日付けで、譲渡制限付株式報酬として自己株式40,500株の処分を行っております。この結果、当第2四半期連結累計期間において、資本剰余金が19百万円増加、自己株式が29百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末において資本剰余金が2,089百万円、自己株式が1,230百万円となっております。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ  前第2四半期連結累計期間(自  2022年4月1日  至  2022年9月30日)

1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額
(注)2

四半期連結
損益計算書
計上額
(注)3

プラット
フォーム

コマース

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 メディア

11,892

11,892

11,892

11,892

 サービス

2,825

2,825

2,825

2,825

 物品販売

12,868

12,868

12,868

12,868

 チケット販売

19,253

19,253

19,253

19,253

 その他

2,769

2,769

2,769

 顧客との契約から
 生じる収益

14,717

32,122

46,840

2,769

49,609

49,609

 その他の収益(注)4

76

76

76

 外部顧客への売上高

14,717

32,122

46,840

2,846

49,686

49,686

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高

29

0

29

999

1,029

1,029

14,747

32,122

46,869

3,845

50,715

1,029

49,686

 セグメント利益

4,297

55

4,353

161

4,514

975

3,539

 

(注)  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主な事業はBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業であります。

2 セグメント利益の調整額には、セグメント間取引消去△23百万円、全社費用△951百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4 その他の収益は、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃貸収入等であります。

 

2 報告セグメントごとの資産に関する情報

第1四半期連結会計期間において、コスミック流通産業株式会社及びコスミックGCシステム株式会社の株式を取得し連結の範囲に含めたことで、「コマース」のセグメント資産が前連結会計年度末と比較して、3,898百万円増加しております。

当第2四半期連結会計期間において、沖縄バスケットボール株式会社の株式を取得し、同社及び同社の子会社である沖縄アリーナ株式会社及び沖縄スポーツアカデミー株式会社を連結の範囲に含めたことで、「その他」のセグメント資産が前連結会計年度末と比較して、2,725百万円増加しております。

 

3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(のれんの金額の重要な変動)

「コマース」セグメントにおいて、第1四半期連結会計期間にコスミック流通産業株式会社の株式を取得し連結の範囲に含めました。なお、当該事象によるのれんの増加額は1,082百万円であります。

「その他」セグメントにおいて、当第2四半期連結会計期間に沖縄バスケットボール株式会社の株式を取得し、同社及び同社の子会社である沖縄アリーナ株式会社及び沖縄スポーツアカデミー株式会社を連結の範囲に含めました。なお、当該事象によるのれんの増加額は1,247百万円であります。

 

(重要な負ののれん発生益)

「コマース」セグメントにおいて、第1四半期連結会計期間にコスミックGCシステム株式会社の株式を取得し連結の範囲に含めました。なお、当該事象による負ののれん発生益の計上額は、11百万円であります。

 

Ⅱ  当第2四半期連結累計期間(自  2023年4月1日  至  2023年9月30日)

1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額
(注)2

四半期連結
損益計算書
計上額
(注)3

プラット
フォーム

コマース

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 メディア

12,558

12,558

12,558

12,558

 サービス

2,975

2,975

2,975

2,975

 物品販売

13,831

13,831

13,831

13,831

 チケット販売

21,142

21,142

21,142

21,142

 その他

3,833

3,833

3,833

 顧客との契約から
 生じる収益

15,533

34,974

50,508

3,833

54,341

54,341

 その他の収益(注)4

77

77

77

 外部顧客への売上高

15,533

34,974

50,508

3,910

54,419

54,419

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高

34

0

34

1,060

1,095

1,095

15,568

34,975

50,543

4,971

55,514

1,095

54,419

 セグメント利益

4,456

163

4,619

90

4,709

1,035

3,674

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主な事業はBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業であります。

2 セグメント利益の調整額には、セグメント間取引消去△20百万円、全社費用△1,015百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。

3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4 その他の収益は、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃貸収入等であります。

 

2 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

     該当事項はありません。

 

 

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)

1株当たり四半期純利益

57円46銭

68円40銭

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)

2,309

2,751

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
四半期純利益(百万円)

2,309

2,751

普通株式の期中平均株式数(千株)

40,195

40,232

 

(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

2 【その他】

(剰余金の配当)

第46期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)中間配当について、2023年10月31日開催の取締役会において、2023年9月30日の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを決議いたしました。

① 配当金の総額                                   704百万円

② 1株当たりの金額                                17.5円

③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日      2023年11月20日