【注記事項】

(継続企業の前提に関する事項)

 当社グループは、「水まわりサービス事業」において業務提携先からの入電減少や新型コロナウイルス感染症の拡大による入電減少、新人サービススタッフ増加に伴う生産性・効率性の低下等により、前連結会計年度まで3期連続して、営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しており、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しているものと認識しておりました。

 当第2四半期連結累計期間においても、営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する四半期純損失を計上しており、その結果、当第2四半期連結累計期間末において債務超過となり、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。

 四半期連結財務諸表提出会社である当社は、当該状況を解消すべく、以下の対応を図ってまいります。

1.事業収支の改善

「水まわりサービス支援事業」として、当社正社員スタッフが修理等のサービスを提供することなく加盟店スタッフが通信販売形式によりサービスを提供し、当社はコールセンター業務等加盟店支援業務を行う加盟店ビジネスモデルに移行いたしました。当社は創業27年のノウハウを活かし加盟店支援業務及び加盟店従業員に対する技術・マナー支援等に注力し、加盟店営業部の設置やコンプライアンス・法務セクションを創設する等コンプライアンス体制を構築いたします。合わせて、当社グループ全体の収益力を向上させるため、コールセンター業務等の効率的な運営を行い、経費の見直しや固定費の削減に努め事業収支の改善を図ってまいります。

なお、現在業務を中断しております「水まわりサービス事業」につきましても、従前の訪問販売とは異なる通信販売方式のもと、コンプライアンス体制が十分整った事が確認できた場合には再開予定であり、コールセンター業務等加盟店支援業務を行う「水まわりサービス支援事業」とともに、入電数及び工事施工件数の増加に努めてまいります。

2.資金繰りの安定化

 当第2四半期連結会計期間末において現金及び預金は77,393千円であり、2022年5月に金融機関からの借り入れ実行が100,000千円あったものの前連結会計年度末に比べ473,800千円減少しております。このような状況の中、メインバンクを中心とした取引金融機関などに対して、資金支援の要請をしてまいります。また、債務超過を解消するために、第三者割当増資等を含めた対応策を検討しております。

 

 上記施策を推進し、事業収支の改善と資金繰りの安定化を図り、当該状況の解消、改善に努めてまいります。しかしながら、これらの対応策は実施途上であり、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。

 

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

当第2四半期連結会計期間において、当社の連結子会社であった株式会社EPARKくらしのレスキューは、株式の譲渡に伴い連結の範囲から除外しております。

 

 

(会計方針の変更)

(収益認識に関する会計基準等の適用)

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。収益認識会計基準等の適用による会計処理の変更はなく、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。

なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第2四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。

 

(時価の算定に関する会計基準等の適用)

「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。

 

(追加情報)

(新型コロナウイルス感染拡大の影響による会計上の見積り)

当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大状況が現状以上に悪化せず、消費動向は徐々に回復に進みながらも、翌連結会計年度中は影響が残ることを仮定し、固定資産の減損や繰延税金資産の回収可能性に関する会計上の見積りを行っております。

 

(四半期連結損益計算書関係)

   ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2021年3月1日

至 2021年8月31日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2022年3月1日

至 2022年8月31日)

販売手数料

649,250

千円

589,209

千円

貸倒引当金繰入額

320

 

14

 

 

 

2 売上高の季節的変動

前第2四半期連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2021年8月31日)及び当第2四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年8月31日)

水まわりの緊急修理サービスに対する需要は、お盆、年末年始等の帰省がある8月、12月及び1月に拡大する傾向があります。また、寒波による水道管凍結又は破裂により冬季に需要が高くなることがあります。一方、天候の安定している春や梅雨の時季は需要が低い傾向にあります。

したがいまして、当社の売上高は、これらの季節的な需要要因のため、下半期の占める割合が高くなっております。

 

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2021年3月1日

至 2021年8月31日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2022年3月1日

至 2022年8月31日)

現金及び預金

885,321千円

77,393千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△110,000

△10,000

現金及び現金同等物

775,321

67,393

 

 

(株主資本等関係)

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2021年8月31日)

1.配当金支払額

該当事項はありません。

 

2.基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年8月31日)

1.配当金支払額

該当事項はありません。

 

2.基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

該当事項はありません。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2021年8月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

合計

調整額
 (注)1

四半期連結損益計算書計上額

水まわりサービス事業

水まわりサービス支援事業

広告メディア事業

ミネラルウォーター事業

フィットネス事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への
 売上高

2,406,866

61,750

184,653

400,851

26,012

3,080,136

3,080,136

  セグメント間
 の内部
  売上高又は振
 替高

7,857

232

58

8,148

8,148

2,406,866

61,750

192,511

401,084

26,070

3,088,284

8,148

3,080,136

セグメント利益又は損失(△)

75,351

35,144

28,172

28,034

1,961

112,596

3

112,599

 

(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去△3千円が含まれております。

2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

2.報告セグメントごとの資産に関する情報

  該当事項はありません。

 

3.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(固定資産に係る重要な減損損失)

該当事項はありません。

(のれんの金額の重要な変動)

該当事項はありません。

(重要な負ののれん発生益)

該当事項はありません。

 

 

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年8月31日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

 

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

合計

調整額
 (注)1

四半期連結損益計算書計上額

水まわりサービス事業

水まわりサービス支援事業

広告メディア事業

ミネラル
ウォーター
事業

フィットネス事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

 顧客との契約
 から生じる収
 益

1,462,199

99,842

599,518

25,183

2,186,744

2,186,744

  外部顧客への
 売上高

1,462,199

99,842

599,518

25,183

2,186,744

2,186,744

  セグメント間
 の内部売上高
 又は振替高

241

241

241

1,462,199

99,842

599,760

25,183

2,186,985

241

2,186,744

セグメント利益又は損失(△)

228,693

35,090

49,263

1,091

215,612

1

215,611

 

(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額には、セグメント間取引消去1千円が含まれております。

2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

2.報告セグメントごとの資産に関する情報

  該当事項はありません。

 

3.報告セグメントの変更等に関する事項

前第2四半期連結会計期間より加盟店ビジネスを開始したことに伴い、「水まわりサービス支援事業」を新たに報告セグメントに追加しております。当該変更に伴い、前第2四半期連結累計期間について、変更後の区分に組み替えて表示しております。

 

4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

(固定資産に係る重要な減損損失)

該当事項はありません。

(のれんの金額の重要な変動)

該当事項はありません。

(重要な負ののれん発生益)

該当事項はありません。

 

 

(企業結合等関係)

(子会社株式の譲渡)

当社は、2022年7月19日開催の取締役会において、以下のとおり、当社の連結子会社である株式会社EPARKくらしのレスキュー(以下「EKR」いいます。)の保有株式全部を譲渡することを決議し、2022年7月29日付で譲渡いたしました。これに伴い、当該会社を連結の範囲から除外しております。

1.株式譲渡の概要

(1) 株式譲渡の相手先の名称

ROY株式会社

(2) 譲渡した子会社の名称及びその事業の内容

子会社の名称:株式会社EPARKくらしのレスキュー

事業の内容 :代理店事業、広告事業、メディア事業

(3) 株式譲渡を行った主な理由

当社は、2020年3月27日付けで「株式会社EPARKレスキューの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」にて公表いたしましたとおり、中長期的な事業拡大のため、インターネット広告及び生活メディア運営を強化することを目的に、2020年3月31日に株式会社EPARKメディアパートナーズ(以下、「EMP」といいます。)が100%保有するEKRの株式のうち51%を取得し、子会社化いたしました。

しかし、その後、2020年のコロナ禍による影響や、2021年9月2日付け「当社の一部業務に係る行政処分について」にて公表いたしましたとおり、2021年8月31日から2022年5月30日までの間、当社の訪問販売業務について消費者庁から行政処分を受けました。処分結果を受け、EKRの運営につき、当社とEMPにて協議を重ね検討した結果、ROY株式会社との間で、当社が保有するEKR株式全ての譲渡いたしました。

(4) 株式譲渡日

2022年7月29日(みなし売却日2022年5月31日)

(5) 法的形式を含むその他取引の概要に関する事項

受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡

2.実施した会計処理の概要

(1) 移転損益の金額

関係会社株式売却益:    4,643千円

(2) 移転した子会社にかかる資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

流動資産     :  363,325千円

固定資産     :  568,546千円

資産合計     :  931,872千円

流動負債     :   40,059千円

固定負債     :   18,563千円

負債合計     :   58,623千円

(3) 会計処理

当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却価額との差額を関係会社株式売却益として、特別利益に計上しております。

3.セグメント情報の開示において当該子会社が含まれていた区分の名称

広告メディア事業

4.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている譲渡した子会社に係る損益の概算額

売上高      :   58,563千円

営業損失     : △27,885千円

 

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純損失金額及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2021年3月1日

至 2021年8月31日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2022年3月1日

至 2022年8月31日)

1株当たり四半期純損失金額(△)

△49.99円

△112.90円

(算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する四半期純損失金額(△)(千円)

△99,788

△241,190

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純損失金額(△)(千円)

△99,788

△241,190

普通株式の期中平均株式数(株)

1,996,284

2,136,284

 

(注)前第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。当第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額は、潜在株式が存在するものの、1株当たり四半期純損失であるため記載しておりません。

 

 

(重要な後発事象)

(株式取得による企業結合)

当社は、2022年10月3日開催の取締役会において、以下のとおり、駆けつけ事業準備株式会社の株式100株のうち51%に相当する51株(以下、「本新会社株式」といいます。)を取得し子会社とすること(以下、「本株式譲渡」といいます。)を決議し、同日に株式譲渡契約を締結いたしました。

1.企業結合の概要

(1) 被取得企業の名称及びその事業内容

被取得企業の名称:駆けつけ事業準備株式会社

事業の内容   :生活救急サービス 他

(2) 企業結合を行う主な理由

 当社は創業以来26年以上にわたり、「水まわり駆けつけサービス」を展開してまいりました。数多くの実績を通じて培った豊富な業務ノウハウを基に多様なお客様へのニーズに最適なサービスを提供してまいりました。当社の今後の中長期的な事業の成長に向けて、「水まわり駆けつけサービス」も含めた当社事業の拡大が課題となっております。

 そこで当社の事業拡大の骨子に加盟店を通じた当社サービスの顧客提供を掲げ、加盟店数の増加を進めており、現時点では5社と加盟店契約を締結しております。

 加盟店を増加させることで、自社での社内育成費用、コンプライアンス等の管理コスト増加を抑えることができ、営業展開にもスピードをつけることが可能と考えております。

 今般、ジャパンベストレスキューシステム株式会社(以下、「JBR」といいます。)から、近時、加盟店を活用した「駆けつけサービス」を事業主軸に設定した当社に対して、JBRの「駆けつけサービス」をJBRからその完全子会社(本新会社)に、吸収分割(以下、「本吸収分割」といいます。)の方法により切り出し、本新会社の発行済株式100株のうち51%に相当する51株を当社に譲渡することによって、両社がそれぞれ展開する「駆けつけサービス」を当社の下で一部統合して共同運営するとともに、当社の中長期的な成長及び企業価値の向上を図りたいとの提案を受けました。なお、JBRの「駆けつけサービス」事業のうち、いわゆるBtoBの事業については、JBRの会員事業と密接な関係があるため、本新会社に切り出すことが困難であるところ、BtoBの事業の占める割合は軽微であるため、本吸収分割においては、JBRの「駆けつけサービス」事業のうちBtoCの事業のみを本新会社に承継することが予定されております。また、JBRの加盟店事業の強みである加盟店管理と、当社の強みであるWEB集客のノウハウをそれぞれ有効活用するため、JBRが本新会社の株式の49%を保持することが提案されたものです。かかる提案について検討した結果、当社の株主として当社の事業内容を熟知しているJBRと当社との間で、両社がそれぞれ展開する「駆けつけサービス」のBtoC事業を統合して事業の効率化及び強化を図ることで、収益の増加及び利益の増加に寄与するものと見込んでおります。JBRは、「駆けつけサービス」事業を同社の加盟店向けに展開しており、当該事業の加盟店(パートナー)は約400社あります。本新会社の子会社化を通じて当社グループの加盟店数を大幅に増加させることは、当社の事業拡大を図りたいという事業方針にも合致しており、また、本新会社には、当社の運営する「水まわり駆けつけサービス」で顧客需要を満たしていない部分を補完する役割も期待しております。また、「駆けつけサービス」事業以外の事業分野においても、双方の中長期的な事業計画に照らして相互協力が可能となるセグメントを抽出し、双方の事業ノウハウを有効活用することによって両社の協業体制を一層強固なものとすること、お客様へのサービス向上・加盟店向けサービスの向上・コンプライアンスの向上を図ることにより、相乗効果を見込んでおります。その結果、両社の企業価値向上につながるものと判断いたしました。

 以上の理由から、当社は本新会社の株式取得を行うことといたしました。

 なお、当社とJBRとは、当面の間、相互の強みを持ち寄って、統合・合理化が可能な分野の検討を進め、その検討結果も踏まえて、来期以降、当社の加盟店5社と、JBRの加盟店約400社の統合を含めた「駆けつけサービス」事業の統合について、順次見直しを行う予定です。

(3) 企業結合日

2022年11月30日(予定)

(4) 企業結合の法的形式

株式取得

 

(5) 結合後企業の名称

名称の変更はありません。

(6) 取得後の議決権比率

51.0%

(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠

当社が金銭を対価として株式を取得するためであります。

2.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳

取得の対価  現金

102,000千円

 取得原価

102,000千円

 

3.主要な取得関連費用の内容及び金額

アドバイザリー費用等

2,000千円

 

4.発生するのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間

現時点では確定しておりません。

5.企業結合日に受け入れる資産及び引き受ける負債の額並びにその主な内訳

現時点では確定しておりません。

6.取得原価の配分

識別可能資産及び負債の特定並びに時価の算定が未了であるため、取得原価の配分が完了しておりません。

7.支払資金の調達方法及び支払方法

金融機関等からの借入を予定しております。