当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(1) 業績の状況
当中間連結会計期間の売上高は68,820百万円(前中間連結会計期間比7.6%増)となりました。また、EBITDAは11,110百万円(前中間連結会計期間比86.9%増)、営業利益は8,748百万円(前中間連結会計期間比129.5%増)、経常利益は9,016百万円(前中間連結会計期間比139.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は5,227百万円(前中間連結会計期間比132.3%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
また、事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。
デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げております。当中間連結会計期間におきましては、「モンスターストライク」は、ARPUは前年並みであったものの、前年に10周年施策の実施があったため相対的にMAUが減少し、前中間連結会計期間と比較して売上高が減少しております。なお、前年は10周年施策コストの計上があったことや、事業撤退によるコスト削減により、セグメント利益は増加しております。
この結果、当事業の売上高は40,139百万円(前中間連結会計期間比6.8%減)、セグメント利益は16,175百万円(前中間連結会計期間比20.3%増)となりました。
スポーツ事業では、ベッティング事業、観戦事業への投資を行っております。ベッティング事業におきましては、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」及び株式会社チャリ・ロトでオンライン車券販売高が増加し、前中間連結会計期間と比較して、売上を順調に拡大しております。観戦事業におきましては、FC東京の物販が好調であったことや、前年に当社の一部サービス終了による一時的な費用計上があったことにより、セグメント利益が増加しております。なお、千葉ジェッツがホームアリーナとして利用する「LaLa arena TOKYO-BAY」が4月に竣工し、5月にお披露目イベントを実施しました。
この結果、当事業の売上高は18,236百万円(前中間連結会計期間比21.2%増)、セグメント利益は718百万円(前中間連結会計期間はセグメント損失876百万円)となりました。
ライフスタイル事業では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営しております。「家族アルバム みてね」におきましては、注力商材(みてねプレミアム、写真プリント、みてねみまもりGPS)が好調であったことから売上を順調に拡大しております。一方、海外ユーザー獲得のためのプロモーション及び体制強化への投資を積極的に行っております。
この結果、当事業の売上高は5,455百万円(前中間連結会計期間比19.9%増)、セグメント損失は513百万円(前中間連結会計期間はセグメント損失682百万円)となりました。
④ 投資事業
投資事業では、当社及び当社の連結子会社において、スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っております。当中間連結会計期間においては、タイミー株式の一部売却や、出資するファンドの損益取込みを行いました。
この結果、当事業の売上高は4,953百万円(前中間連結会計期間比332.3%増)、セグメント利益は2,407百万円(前中間連結会計期間比244.6%増)となりました。
当中間連結会計期間の財政状態は、資産については流動資産が158,093百万円(前連結会計年度末比3,856百万円増加)となり、主な要因としては、営業投資有価証券の増加があげられます。固定資産は55,166百万円(前連結会計年度末比2,060百万円増加)となり、主な要因としては、長期貸付金の増加があげられます。
負債については、流動負債が24,574百万円(前連結会計年度末比1,581百万円増加)となり、主な要因としては、未払法人税等の増加などがあげられます。固定負債は13,185百万円(前連結会計年度末比4,565百万円増加)となり、主な要因としては、長期借入金の増加があげられます。純資産は175,500百万円(前連結会計年度末比230百万円減少)となり、主な要因としては、自己株式の取得による減少、その他有価証券評価差額金や利益剰余金の増加があげられます。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて1,558百万円減少し、104,130百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動により獲得した資金は8,541百万円(前中間連結会計期間は504百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益9,264百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動により使用した資金は6,947百万円(前中間連結会計期間は3,663百万円の使用)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出4,010百万円及び貸付けによる支出4,000百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動により使用した資金は3,058百万円(前中間連結会計期間は11,429百万円の使用)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出4,538百万円、配当金の支払3,867百万円及び長期借入れによる収入4,700百万円によるものであります。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。