【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

 (1) 連結子会社の数及び連結子会社の名称

 連結子会社の数   5

 主要な連結子会社の名称

MBKプロパティ株式会社

株式会社エストニアン・ジャパン・トレーディング・カンパニー・ホールディングス

Estonian Japan Trading Company AS

株式会社エストニアン・ジャパン・トレーディング・カンパニー日本

O'Pen Eesti OÜ

 なお、株式会社ケンテンにつきましては2024年4月30日付、娯楽TVメディア・コンテンツ株式会社につきましては同年9月17日付にて当社が保有する全株式を譲渡したため、連結子会社ではなくなりました。

 また株式会社MBKハウスマネジメントは2024年3月15日に解散し、2024年7月3日に清算結了したため、連結子会社ではなくなりました。

 

(2) 主要な非連結子会社の名称等

MBK Asia Limited

連結の範囲から除いた理由

上記の非連結子会社は小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益、及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。

 

2.持分法の適用に関する事項

 (1) 持分法を適用した非連結子会社または関連会社の数及び主要な会社等の名称

 該当事項はありません

 

 (2) 持分法を適用していない非連結子会社または関連会社の名称等

主要な会社等の名称

 (非連結子会社)

 MBK Asia Limited

 持分法を適用しない理由

 持分法を適用していない非連結子会社及び関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため持分法の適用から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

 MBKプロパティ株式会社、株式会社エストニアン・ジャパン・トレーディング・カンパニー・ホールディングスの事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 Estonian Japan Trading Company AS、O'Pen Eesti OÜの決算日は12月31日であります。連結財務諸表の作成に当たっては7月31日現在の財務諸表を採用しておりますが、連結決算日との間に生じた重要な取引については連結上必要な調整を行っております。

 なお、連結子会社のうち決算日が12月31日であった株式会社エストニアン・ジャパン・トレーディング・カンパニー日本は、連結財務諸表のより適正な開示を図るため、当連結会計年度より決算日を10月31日に変更しております。それに伴い2023年8月1日から2024年10月31日までの15ヵ月間の同社の損益を連結しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法

  (イ)有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

 時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

 移動平均法による原価法

 投資事業組合等への出資金については、「(7)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項(ロ)投資事業組合等の会計処理」に記載しております。

 

 

  (ロ)デリバティブ

時価法

  (ハ)棚卸資産

  主として個別法又は最終仕入原価法による原価法

  (貸借対照表価額は、収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法により算定)

 

(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

 (イ)有形固定資産(リース資産を除く)

定額法

 なお主な耐用年数は以下の通りであります。

建物及び構築物

10~47年

工具、器具及び備品

4~15年

機械装置及び運搬具

10年

 

 また、2007年3月31日以前に取得したものについては、償却可能限度額まで償却が終了した翌年から5年間で均等償却する方法によっております。

 (ロ)無形固定資産(リース資産を除く)

 定額法

  自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

 (ハ)リース資産

 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

(3)重要な引当金の計上基準

 貸倒引当金

 売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率を基礎として、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

 

株主優待引当金

 株主優待制度に基づく将来の費用の発生に備えるため、翌連結会計年度における発生見込額を計上しております。

 

(4)重要な収益及び費用の計上基準

 当社及び連結子会社の主な事業は、マーチャント・バンキング事業とオペレーション事業であります。

 マーチャント・バンキング事業は主に不動産の販売事業を行っており、マンション等の販売によって得られる収益は、顧客へ不動産を引き渡した時点で認識しています。

 オペレーション事業は店舗運営事業を行っており、約束した財の引き渡し、またはサービスの支配が顧客に移転もしくは提供が完了し、かつ、対価が成立したと判断される時点で収益を認識しております。

 

(5)重要なヘッジ会計の方法

 (イ) ヘッジ会計の方法

 繰延ヘッジ処理によっております。なお、金利スワップの特例処理の対象となる取引については特例処理を採用しております。

 (ロ) ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段………金利スワップ

ヘッジ対象………借入金

 (ハ) ヘッジ方針

 当社の内部規程で定めるリスク管理方法に基づき、金利変動リスクをヘッジしております。

(ニ) ヘッジ有効性評価の方法

 ヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動の累計額を比較し、両者の変動額を基礎にして判断しております。但し、特例処理の対象となる金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。

 

 

(6)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

  手許資金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか

 負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限が到来する短期投資からなっております。

 

(7)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項

 (イ)営業投資の会計処理

 当社グループが営業投資目的で行う投資(営業投資)については、営業投資目的以外の投資とは区別して「営業投資有価証券」として 「流動資産」にまとめて表示しております。また、営業投資から生ずる損益は、営業損益として表示することとしております。なお、株式等の所有により、営業投資先の意思決定機関を支配している要件及び営業投資先に重要な影響を与えている要件を形式的に満たすこともありますが、その所有目的は営業投資であり、傘下に入れる目的で行われていないことから、当該営業投資先は、子会社及び関連会社に該当しないものとしております。

 (ロ)投資事業組合等の会計処理

 当社グループは投資事業組合等の会計処理を行うに際して、投資事業組合等の財産の持分相当額を「営業投資有価証券」、「投資有価証券」または「出資金」(以下「組合等出資金」という。)として計上しております。投資事業組合等への出資時に「組合等出資金」を計上し、投資事業組合等から分配された損益については、損益の純額に対する持分相当額を売上高として計上するとともに同額を「組合等出資金」に加減し、投資事業組合等からの出資金の払戻については「組合等出資金」を減額させております。

 (ハ)消費税等の会計処理

 控除対象外消費税等については、販売費及び一般管理費に計上しており、固定資産に係るものは長期前払費用に計上し、5年間で均等償却を行っております。

 (ニ)グループ通算制度の適用

 当社および連結子会社は、グループ通算制度を適用しております。

 

 

(未適用の会計基準等)

・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日 企業会計基準委員会)

(1)概要

 2018年2月に企業会計基準第28号「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等(以下「企業会計基準第28号等」)が公表され、日本公認会計士協会における税効果会計に関する実務指針の企業会計基準委員会への移管が完了されましたが、その審議の過程で、次の2つの論点について、企業会計基準第28号等の公表後に改めて検討を行うこととされていたものが、審議され、公表されたものであります。

・税金費用の計上区分(その他の包括利益に対する課税)

・グループ法人税制が適用される場合の子会社株式等(子会社株式又は関連会社株式)の売却に係る税効果

 

(2)適用予定日

 2025年10月期の期首から適用します。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会) 

 等

(1)概要

 企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。

 借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

 

(2)適用予定日

 2028年10月期の期首から適用します。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

 「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。

 

 

(重要な会計上の見積り)

事業運営にかかる固定資産の減損

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

部門

種類

前連結会計年度

当連結会計年度

マーチャント・バンキング事業

有形固定資産

11,460,952千円

13,343,298千円

無形固定資産

175,290千円

-千円

※ 減損損失

-千円

-千円

オペレーション事業

有形固定資産

337,627千円

333千円

※ 減損損失

-千円

-千円

無形固定資産

2,177千円

2,165千円

※ 減損損失

-千円

-千円

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

 事業運営に係る固定資産については、事業所または物件を基準としたグルーピングを行っており、将来の事業

計画を基礎として算定した将来キャッシュ・フローを見積り、減損損失の計上要否の判定及び減損損失額の算定

を行っております。

 将来の事業計画には市場動向に基づく将来の売上高を主要な仮定として織り込んでおります。

 当該見積りは、将来の不確実な経済状況の変動等によって影響を受ける可能性があり、実際の各事業所または

物件の業績が見積りに用いた事業計画と乖離した場合、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において、事業運営

に係る固定資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(表示方法の変更)

(連結損益計算書関係)

 前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「受取保険料」は、金額的重要性が増し

たため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計

年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「その他」に表示していた1,876千円

は、「受取保険料」570千円、「その他」1,305千円として組み替えております。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 受取手形及び売掛金のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

売掛金

4,077

千円

8,687

千円

4,077

 

8,687

 

 

 

※2 有形固定資産の減価償却累計額

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

有形固定資産の減価償却累計額

798,744

千円

674,635

千円

 

 

※3 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は、次の通りであります。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

販売用不動産

千円

719,882

千円

建物及び構築物(純額)

5,936,009

 

6,868,215

 

土地

5,445,507

 

6,130,530

 

11,381,516

 

13,718,628

 

 

 

担保付債務は、次の通りであります。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

1年内返済予定の長期借入金

365,844

千円

425,987

千円

長期借入金

9,171,493

 

11,272,597

 

9,537,337

 

11,698,585

 

 

 

※4 固定資産の保有目的の変更

有形固定資産の建物及び構築物(純額)、土地並びにその他(純額)として計上していた資産の一部について、保有目的を変更したため、下記の通り販売用不動産に振り替えております。なお、当該資産は当事業年度末までに一部譲渡が完了しており、2,744,100千円は売上原価に計上しております。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

販売用不動産

720,986

千円

3,463,983

千円

 

 

※5 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次の通りであります。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

投資有価証券(株式)

1,434

千円

1,434

千円

 

 

※6 その他のうち、契約負債の金額は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

契約負債

 

 

 

 

 前受金

5,698

千円

2,105

千円

5,698

 

2,105

 

 

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

 売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次の通りであります。

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

給料手当

52,323

千円

49,746

千円

賃借料

13,507

 

10,070

 

支払手数料

59,359

 

104,252

 

退職給付費用

876

 

1,478

 

租税公課

146,058

 

158,282

 

消費税

63,337

 

142,987

 

支払報酬

57,310

 

95,080

 

 

 

※3 関係会社株式売却益 

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

 当社の連結子会社であった株式会社ケンテンの全株式を2024年4月30日付で譲渡した際に発生した、株式売却益であります。

※4 固定資産売却益の内容は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

車両運搬具

千円

751

千円

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1 その他の包括利益に係る組替調整額

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

その他有価証券評価差額金:

 

 

 

 

当期発生額

6,223

千円

△919

千円

組替調整額

△9,264

 

519

 

△3,041

 

400

 

為替換算調整勘定:

 

 

 

 

当期発生額

662

千円

720

千円

組替調整額

 

 

662

 

720

 

税効果調整前合計

△2,379

 

320

 

税効果額

908

 

△150

 

その他の包括利益合計

1,470

 

170

 

 

 

※2 その他の包括利益に係る税効果額

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

その他有価証券評価差額金:

 

 

 

 

税効果調整前

△3,041

千円

△400

千円

税効果額

908

 

△150

 

税効果調整後

△2,132

 

△550

 

為替換算調整勘定:

 

 

 

 

税効果調整前

662

千円

720

千円

税効果額

 

 

税効果調整後

662

 

720

 

その他の包括利益合計

 

 

 

 

税効果調整前

△2,379

 

320

 

税効果額

908

 

△150

 

税効果調整後

△1,470

 

170

 

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

 前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度
期首株式数
(千株)

当連結会計年度
増加株式数
(千株)

当連結会計年度
減少株式数
(千株)

当連結会計年度末
株式数
(千株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式 

29,489

29,489

合計

29,489

29,489

自己株式

 

 

 

 

普通株式 (注)1

218

0

218

合計

218

0

218

 

(注)1 普通株式の自己株式の株式数の増加数0千株は、単元未満株式の買取りによる増加であります。

 

2.新株予約権に関する事項

   該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

   該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度後になるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年12月14日
取締役会

普通株式

利益剰余金

29,270

1.0

2023年10月31日

2024年1月31日

 

 

 当連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

 

当連結会計年度
期首株式数
(千株)

当連結会計年度
増加株式数
(千株)

当連結会計年度
減少株式数
(千株)

当連結会計年度末
株式数
(千株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式 

29,489

29,489

合計

29,489

29,489

自己株式

 

 

 

 

普通株式 (注)1

218

0

218

合計

218

0

218

 

(注)1 普通株式の自己株式の株式数の増加数0千株は、単元未満株式の買取りによる増加であります。

 

2.新株予約権に関する事項

   該当事項はありません。

 

3.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(千円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年12月14日
取締役会

普通株式

29,270

1.0

2023年10月31日

2024年1月31日

 

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度後になるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(千円)

1株当たり
配当額
(円)

基準日

効力発生日

2024年12月13日
取締役会

普通株式

利益剰余金

58,541

2.0

2024年10月31日

2025年1月31日

 

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

   ※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

現金及び預金勘定

1,292,443

千円

1,266,740

千円

預入期間が3か月を超える
定期預金

420,703

 

100,000

 

現金及び現金同等物

871,739

 

1,166,740

 

 

 

   2 重要な非資金取引は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

有形固定資産から販売用不動産への振替

720,986

千円

3,463,983

千円

 

 

(リース取引関係)

該当事項はありません。

 

 

(金融商品関係)

 1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、マーチャント・バンキング事業における新規投資及び投資回収の計画などに照らして、必要な資金を、主に銀行借入により調達しております。一時的な余資は、主に銀行預金など流動性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行等からの借入により調達しております。デリバティブは、主に後述するリスクを回避するために利用しており、原則として投機的な取引は行わない方針です。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である売掛金等は、顧客の信用リスクにさらされております。

海外で事業を行うに当たり生じる外貨建ての金融資産等は、為替の変動リスクにさらされており、過度のリスクが生じることのないよう後述のデリバティブ取引などを利用してヘッジを行うことがあります。

営業投資有価証券はマーチャント・バンキング事業の主たる事業の一つである営業投資のための株式及び出資金等であり、投資有価証券は主に業務上の関係を有する企業または非連結子会社の株式及び出資金等であります。これらは、投資先企業の財務状況により価値が下落するリスク、不動産ファンドや上場有価証券などについては市場リスク、外貨建てのものについては為替リスクなどにさらされております。

営業債務である買掛金等は、そのほとんどが3ヶ月以内の支払期日の円建ての債務であります。

借入金、社債及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、営業投資や設備投資などに係る資金調達を目的としたものであり、償還日または返済期日につき、10年を超える長期間で設定しているものもあります。

当社グループが利用するデリバティブ取引は、借入金及び社債にかかる支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利スワップ取引と、外貨建ての営業投資資産、金融資産及び営業債権債務に係る為替リスクに対するヘッジを目的とした為替予約及び為替スワップ取引であります。なお、当連結会計年度末現在においては、金利スワップ取引を行っております。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

マーチャント・バンキング事業における営業債権は、投資回収時などに不定期に発生するものであり、営業部門が、管理部門と連携して、個別取引ごとに回収までの期間や取引の相手方の信用状況などを総合的に判断した上で取引の実行を決定し、約定に従った債権回収に至るまでモニタリングを行っております。特に金額等の重要性が高い取引については、取締役会において、取引実行の決定や回収状況の報告などを行います。

営業投資有価証券及び投資有価証券については、国内外の企業向けのものについては、発行体(取引先企業、関連会社等)の財務状況等を継続的に把握することに努めており、状況に応じて随時保有方針の見直しなどを行っております。

 

② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理

当社グループは、借入金及び社債に係る支払金利の変動リスクを抑制するために、金利スワップ取引を利用することがあります。また、当社グループは、外貨建ての金融債権債務、営業債権債務について、過度の為替リスクを回避するため、為替予約または為替スワップを利用してヘッジすることがあります。

営業投資有価証券及び投資有価証券のうち、不動産ファンドや上場有価証券など市場リスクのあるもの、または外貨建てのものについては、定期的に時価や為替レートの変動による影響等を把握し、保有方針の見直しなどを行っております。

デリバティブ取引の執行・管理については、所定の手続きに従い、財務部門が決裁担当者の承認を得て行っております。また、重要な取引があった場合は、取締役会に報告することとしております。

 

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社グループは、営業部門が企画・立案する新規投資または投資回収の計画に基づき、財務部門が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持や予め必要な資金調達を行うなどにより流動性リスクを管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、金融商品の時価算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

 

 2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の通りであります。

 

前連結会計年度(2023年10月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

① 投資有価証券

 

 

 

  その他有価証券

10,479

10,479

② 長期借入金(1年内返済予定の

  長期借入金を含む)

9,684,421

9,310,244

△374,177

③ デリバティブ取引

 

(注) 1 「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「支払手形及び買掛金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

   2 市場価格のない株式等は、「①投資有価証券」には含めておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

(単位:千円)

区    分

連結貸借対照表計上額

非上場株式

23,264

 

 

3 連結貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資については記載を省略

しております。当該出資の連結貸借対照表計上額は以下のとおりです。

(単位:千円)

区    分

連結貸借対照表計上額

出資金

9,000

 

 

当連結会計年度(2024年10月31日)

 

 

 

(単位:千円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

① 投資有価証券

 

 

 

  その他有価証券

15,897

15,897

② 長期借入金(1年内返済予定の

  長期借入金を含む)

11,830,298

11,336,026

△494,272

③ デリバティブ取引

 

(注) 1 「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「支払手形及び買掛金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

   2 市場価格のない株式等は、「①投資有価証券」には含めておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

(単位:千円)

区    分

連結貸借対照表計上額

非上場株式

53,264

 

 

3 連結貸借対照表に持分相当額を純額で計上する組合その他これに準ずる事業体への出資については記載を省略

しております。当該出資の連結貸借対照表計上額は以下のとおりです。

(単位:千円)

区    分

連結貸借対照表計上額

出資金

10,400

 

 

 

  4 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

  前連結会計年度(2023年10月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

1,291,038

受取手形及び売掛金

4,077

合計

1,295,116

 

 

  当連結会計年度(2024年10月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

1,266,083

受取手形及び売掛金

8,687

合計

1,274,770

 

 

 5 社債、長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

  前連結会計年度(2023年10月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

長期借入金

377,717

380,901

530,286

1,058,190

816,363

6,520,962

合計

377,717

380,901

530,286

1,058,190

816,363

6,520,962

 

 

  当連結会計年度(2024年10月31日)

 

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

長期借入金

444,143

594,143

979,332

654,227

905,467

8,252,982

合計

444,143

594,143

979,332

654,227

905,467

8,252,982

 

 

 

 3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

 レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

 レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年10月31日)                        (単位:千円)

区分

時 価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

 株式

10,479

10,479

デリバティブ取引

 

 

当連結会計年度(2024年10月31日)                        (単位:千円)

区分

時 価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

 株式

15,879

15,879

デリバティブ取引

 

 

(2)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2023年10月31日)                        (単位:千円)

区分

時 価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

9,310,244

9,310,244

 

 

当連結会計年度(2024年10月31日)                        (単位:千円)

区分

時 価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

11,336,026

11,336,026

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明 

投資有価証券

上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

デリバティブ取引

金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。(下記「長期借入金」参照。)

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間および信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。なお、変動金利による長期借入金は金利スワップの特例処理の対象とされており(上記「デリバティブ取引」参照)、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を用いて算定しております。

 

(有価証券関係)

前連結会計年度(2023年10月31日)

 1.その他有価証券

 

種類

連結貸借対照表

計上額(千円)

取得原価

(千円)

差額

(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

株式

10,479

9,879

599

小計

10,479

9,879

599

連結貸借対照表計上額が
 取得原価を超えないもの

株式

小計

合計

10,479

9,879

599

 

(注) 市場価格のない株式等(連結貸借対照表計上額 非上場株式23,264千円)については、上表の「その他有価証券」には含めておりません。((金融商品関係) 2.金融商品の時価等に関する事項 (注2)に記載のとおりです。)

 

 2.売却したその他有価証券(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

 

種類

売却額(千円)

売却益の合計額
(千円)

売却損の合計額
(千円)

(1) 株式

301,372

193,235

(2) 債券

 

 

 

① 国債・地方債等

② 社債

③ その他

(3) その他

合計

301,372

192,235

 

 

 3.減損処理を行った有価証券

 該当事項はありません。

 

 

当連結会計年度(2024年10月31日)

 1.その他有価証券

 

種類

連結貸借対照表

計上額(千円)

取得原価

(千円)

差額

(千円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

株式

2,573

2,546

26

小計

2,573

2,546

26

連結貸借対照表計上額が
 取得原価を超えないもの

株式

13,324

13,543

△219

小計

13,324

13,543

△219

合計

15,897

16,090

△193

 

(注) 市場価格のない株式等(連結貸借対照表計上額 非上場株式53,264千円)については、上表の「その他有価証券」には含めておりません。((金融商品関係) 2.金融商品の時価等に関する事項 (注2)に記載のとおりです。)

 

 2.売却したその他有価証券(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

 

種類

売却額(千円)

売却益の合計額
(千円)

売却損の合計額
(千円)

(1) 株式

3,973

519

(2) 債券

 

 

 

① 国債・地方債等

② 社債

③ その他

(3) その他

合計

3,973

519

 

 

 3.減損処理を行った有価証券

 該当事項はありません。

 

 

(デリバティブ取引関係)

  1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

  前連結会計年度(2023年10月31日)

 該当事項はありません。

 

  当連結会計年度(2024年10月31日)

 該当事項はありません。

 

  2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

  前連結会計年度(2023年10月31日)

 

ヘッジ会計の方法

取引の種類

主なヘッジ対象

契約額等
(千円)

契約額等のうち
1年超(千円)

時価
(千円)

金利スワップの
特例処理

金利スワップ取引
変動受取・固定支払

長期借入金

1,120,401

1,072,689

(注)

 

(注) 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。

 

  当連結会計年度(2024年10月31日)

  該当事項はありません。

 

(退職給付関係)

  1.採用している退職給付制度の概要

 当社は複数事業主制度による総合設立型の厚生年金基金に加入しております。なお、当該年金制度への要拠出額

は、退職給付費用として処理しております。

 

  2.確定給付制度

  (1) 退職給付費用

 

 

 

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

当連結会計年度
(2024年10月31日)

厚生年金基金掛金

1,198千円

1,703千円

確定給付制度に係る退職給付費用

1,198千円

1,703千円

 

 

  3. 複数事業主制度

    確定拠出年金と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度

  1,198千円、当連結会計年度1,703千円であります。

 

  (1) 制度全体の積立状況に関する事項

 

 

 

 

前連結会計年度
(2023年10月31日) ※

当連結会計年度
(2024年10月31日) ※

年金資産の額

2,378,726千円

2,974,620千円

年金財政計算上の給付債務の額

2,217,320千円

2,275,569千円

差引額

521,406千円

699,051千円

 

 ※ 上記記載は宅建企業年金基金からの金額の提供時期により、連結会計年度末の半年前の数字となってお

   ります。

 

  (2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合

     前連結会計年度 1.08% (自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

     当連結会計年度 0.76% (自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

 

  (3) 補足説明

     なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しません。

 

(ストック・オプション等関係)

 該当事項はありません。

 

 

(税効果会計関係)

  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

 

当連結会計年度
(2024年10月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

税務上の繰越欠損金(注)2

134,673

千円

 

61,970

千円

減損損失

88,089

 

 

58,243

 

貸倒引当金

18,476

 

 

25,420

 

その他

29,437

 

 

7,237

 

繰延税金資産小計

270,675

 

 

152,871

 

 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 (注)2

△134,359

 

 

△59,705

 

 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△127,966

 

 

△84,407

 

評価性引当額小計(注)1

△262,325

 

 

△144,113

 

繰延税金資産合計

8,350

 

 

8,757

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△183

 

 

333

 

資産計上された除去費用

 

 

 

繰延税金負債合計

△183

 

 

333

 

繰延税金資産又は繰延税金負債の純額(△)

8,167

 

 

8,424

 

 

 

(注)1 評価性引当額の変動の主な内容は、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額の減少であります。

2 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度(2023年10月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

 

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金※1

72,765

58,995

2,598

134,359

評価性引当額

△72,765

△58,995

△2,598

△134,359

繰延税金資産

 

 ※1 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度(2024年10月31日

(単位:千円)

 

1年以内

 

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金※1

59,113

2,857

61,970

評価性引当額

△56,848

△2,857

△59,705

繰延税金資産※2

2,264

2,264

 

 ※1 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 ※2 税務上の繰越欠損金61,970千円については、繰延税金資産2,264千円計上しております。当該繰延税金資産を計

    上した税務上の繰越欠損金は、将来の課税所得の見込みにより回収可能と判断し、評価性引当額を認識してお

    りません。

 

 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2023年10月31日)

 

当連結会計年度
(2024年10月31日)

法定実効税率

30.6

 

30.6

(調整)

 

 

 

 

 

 交際費永久に損金に算入されない項目

3.7

 

 

0.4

 

住民税均等割等

0.5

 

 

0.9

 

未実現利益

5.0

 

 

 

株主優待引当金

 

 

6.4

 

関係会社株式売却益の連結修正

 

 

△15.8

 

評価性引当額の増減

△47.8

 

 

△63.2

 

繰越欠損金の期限切れ

12.9

 

 

38.8

 

繰越欠損金の充当

△1.7

 

 

△0.3

 

その他

2.7

 

 

4.6

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

5.9

 

 

2.5

 

 

 

 

 3.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

   当社及び国内連結子会社は、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する

  場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号  2021年8月12日)に従って、法人税及び地

  方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

 

(賃貸等不動産関係)

当社グループは、主にマンション等の賃貸用不動産を所有しております。

前連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は199,236千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)です。当連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は454,527千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)です。

また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次の通りです。

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度
(自 2023年4月1日
 至 2023年10月31日)

当連結会計年度
(自 2023年11月1日
 至 2024年10月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高

7,392,242

11,381,516

期中増減額

3,989,273

1,953,971

期末残高

11,381,516

13,335,487

期末時価

10,478,949

11,833,487

 

(注) 1 連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額です。

2 前連結会計年度の賃貸等不動産の期中増減額3,989,273千円のうち、主な増加要因は不動産の新規取得4,836,749千円であり、主な減少要因は販売用不動産への保有目的変更720,986千円、減価償却費132,445千円です。

  当連結会計年度の賃貸等不動産の期中増減額1,953,971千円のうち、主な増加要因は賃貸用不動産の取得
など5,371,392千円であり、主な減少要因は販売用不動産への保有目的変更3,461,724千円、減価償却費325,224千円です。

3 期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行ったものを含む。)です。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

(単位:千円)

 

報告セグメント 

その他

合計

マーチャント・
 バンキング事業

オペレーション

事業

合計

不動産事業

929,423

929,423

929,423

店舗運営事業

78,212

78,212

78,212

その他

18,119

18,119

18,119

顧客との契約から生じる収益

947,542

78,212

1,025,755

1,025,755

その他の収益 (注)

512,517

512,517

512,517

外部顧客への売上高

1,460,060

78,212

1,538,273

1,538,273

 

 (注)「その他の収益」には「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号 2007年3月30日)に基づく賃貸

   収入等及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)に基づく投資収益が含まれて

   おります。

 

当連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

(単位:千円)

 

報告セグメント 

その他

合計

マーチャント・
 バンキング事業

オペレーション

事業 (注)2

合計

不動産事業

3,185,046

3,185,046

3,185,046

店舗運営事業

46,244

46,244

46,244

その他

12,150

12,150

12,150

顧客との契約から生じる収益

3,197,197

46,244

3,243,441

3,243,441

その他の収益 (注)1

1,203,300

1,203,300

1,203,300

外部顧客への売上高

4,400,497

46,244

4,446,741

4,446,741

 

 (注) 1 「その他の収益」には「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号 2007年3月30日)に基づく

     賃貸収入等及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)に基づく投資収益が

     含まれております。

     2 オペレーション事業は、2024年4月1日付で土岐グランドボウルの事業譲渡。また同年4月30日付で子会社

     であった株式会社ケンテンの全株式を譲渡し、同年5月13日付で前期までホテルのオペレーション事業を行

     っていた株式会社ホテルシステム二十一をMBKプロパティ株式会社に商号変更し、不動産管理運営事業を

     始めることからオペレーション事業から完全撤退となり、その時点までの業績を表示しております。

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

注記事項「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4. 会計方針に関する事項 (4)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約負債の残高等

顧客との契約から生じた債権及び契約負債の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

前連結会計年度
 

当連結会計年度
 

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

87,583

4,077

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

4,077

8,687

契約負債(期首残高)

286

5,698

契約負債(期末残高)

5,698

2,105

 

 契約負債は、主にマーチャント・バンキング事業において、顧客から受け取った前受金に関するもので、サービスの提供について顧客の受け入れが得られた時点で、収益へと振替えられます。

 連結財務諸表において、顧客との契約から生じた債権は「受取手形及び売掛金」、契約負債は流動負債の「その他」として計上されております。

 当連結会計年度において認識された収益のうち、契約負債の期首残高に含まれていた金額、また、過去の期間に充足した履行業務から認識した収益の金額に重要性はありません。

 また、当連結会計年度の契約資産および契約負債について重要な変動はありません。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

当社グループにおいて、個別の契約が1年を超える重要な取引はありません。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社代表取締役社長が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループの事業は、主に当社が営んでいる、国内外の企業・不動産向け投資事業等を営む「マーチャント・バンキング事業」、宿泊施設、飲食施設及びボウリング場の運営・管理等を営む「オペレーション事業」の2事業から構成されております。

また、当社では、効率的なグループ経営及び事業間のシナジーの最大化を目指して、グループで営むこれら2事業を統括しております。

一方で、これら2事業は、成長戦略、経営管理の手法、並びに人材等の求められる経営資源などが大きく異なっているため、具体的な経営戦略の立案・実行及び採算の管理等について、それぞれ独立した経営単位として、事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは、マーチャント・バンキング事業とオペレーション事業、2つの主要な事業を、報告セグメントとしております。

 

 2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。また、報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。

 

 3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1.

連結財務諸表
計上額
(注)2.

マーチャント・バンキング事業

オペレーション事業

合計

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

1,460,060

78,212

1,538,273

1,538,273

セグメント間の内部
売上高または振替高

1,460,060

78,212

1,538,273

1,538,273

セグメント利益又は損失(△)

182,077

294

182,372

195,608

13,235

セグメント資産

11,860,308

405,499

12,265,807

1,698,768

13,964,576

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

145,862

768

146,630

605

147,235

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

4,907,800

2,254

4,910,054

4,910,054

 

(注) 1 調整額は、以下の通りになります。

(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△195,608千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用及びセグメント間取引であり、主に一般管理費によりなっております。

(2) セグメント資産の調整額1,698,768千円は、主に提出会社での余資運用資金1,198,751千円、長期前払費用328,641千円、前払費用83,822千円となっております。

(3) 減価償却費の調整額605千円は、管理部門に属する資産の減価償却費になります。

2 セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

  当連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

 

 

(単位:千円)

 

報告セグメント

調整額
(注)1.

連結財務諸表
計上額
(注)2.

マーチャント・バンキング事業

オペレーション事業

合計

売上高

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

4,400,497

46,244

4,446,741

4,446,741

セグメント間の内部
売上高または振替高

4,400,497

46,244

4,446,741

4,446,741

セグメント利益又は損失(△)

670,074

60

670,134

343,758

326,376

セグメント資産

14,797,956

87,034

14,884,991

1,490,429

16,375,420

その他の項目

 

 

 

 

 

減価償却費

346,051

139

346,190

611

346,802

有形固定資産及び
無形固定資産の増加額

5,395,539

5,395,539

630

5,396,169

 

(注) 1 調整額は、以下の通りになります。

(1) セグメント利益の調整額△343,758千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用及びセグメント間取引であり、主に一般管理費によりなっております。

(2) セグメント資産の調整額1,490,429千円は、主に提出会社での余資運用資金1,064,346千円、長期前払費用
484,475千円、前払費用142,832千円となっております。

(3) 減価償却費の調整額611千円は、管理部門に属する資産の減価償却費になります。

(4) オペレーション事業は、2024年4月1日付で土岐グランドボウルの事業譲渡。また同年4月30日付で子会社であった株式会社ケンテンの全株式を譲渡し、同年5月13日付で前期までホテルのオペレーション事業を行っていた株式会社ホテルシステム二十一をMBKプロパティ株式会社に商号変更し、不動産管理運営事業を始めることからオペレーション事業から完全撤退となり、その時点までの業績を表示しております。

2 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

 

【関連情報】

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2023年10月31日)

 1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報「3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」をご参照ください。

 

 2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

有形固定資産は本邦に所在しているもののみであり、該当事項はありません。

 

 3.主要な顧客ごとの情報

 

 

 

顧客の名称又は氏名

売上高    (単位:千円)

関連するセグメント名

株式会社エイドグループ

529,644

マーチャント・バンキング事業

株式会社ファーストコード

399,779

マーチャント・バンキング事業

 

 

  当連結会計年度(自 2023年11月1日 至 2024年10月31日)

 1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報「3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」をご参照ください。

 

 2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

有形固定資産は本邦に所在しているもののみであり、該当事項はありません。

 

 3.主要な顧客ごとの情報

 

 

 

顧客の名称又は氏名

売上高    (単位:千円)

関連するセグメント名

京阪電鉄不動産株式会社

1,224,430

マーチャント・バンキング事業

株式会社サンレジデンシャル

613,457

マーチャント・バンキング事業

株式会社shinコーポレーション

588,223

マーチャント・バンキング事業

 

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。